‪若者は政治に無関心?選挙での投票率の推移と大学生に訊いた投票しない理由‬


衆議院・参議院議員選挙の際には若年層の投票率が低いと言われています。若者が政治に無関心だとの声もありますが、実際に調べると意外な理由も判明しました。今回は、国政選挙での若年層の投票率の推移と、大学生への選挙での投票行動の調査から見える傾向をご紹介します。



◎国政選挙(衆議院・参議院議員選挙)での若年層(若者)の投票率の推移は?‬


前回の記事では、衆議院議員選挙と参議院議員選挙の投票率の推移に関して年代別でもご紹介しました。圧倒的に下に来ているのが20代です。2016年に改正の制度が初施行され、初めての投票となった10代はそこまで低くはありませんが、話題性が落ち着いた2019年は伸び悩みました。18歳と比べて19歳では10%以上差がある(下がっている)指摘もあり、若者の投票率の低さは課題に挙がっています。高校では模擬投票の授業があるあるいは学校に投票所を設けるなど、選挙に関心を持ってもらう取り組みがある一方で、大学ではそういった動きが特に見受けられないのも一因なのでしょう。詳しくはこちらの記事を参考にしていただけますと幸いです。



‪◎若者の政治離れは本当か、調査データでわかった大学生の投票行動‬


普段はもちろん選挙期間になっても投票や政策の話があまり上がらない点で、若者は政治に無関心と言われても致し方はないかもしれません。本当に関心はないのか、大学生を対象として国政選挙の投票行動を調査したことがありました。そのきっかけは、参議院選挙で「住民票がないので行けない」と言っている人がいたことです。そこで、国政選挙に対してどのように向き合っているのかをアンケート形式で回答してもらいました。具体的には、選挙に行き投票するかに関して近いものを選択肢から選んでいただいています。(ご協力いただいた皆様ありがとうございました。



こちらが調査の結果です。「必ず投票します。」と答えたのはわずか37.5%にとどまり、「投票したいけれども、事情があり投票できません。」が26.8%、「迷っています。」が19.6%、「投票する気はありません。」が10.7%と続きました。その他には「そもそも選挙があることを知らなかった」「地元に帰るタイミングがあれば」「京都から広島に投票する元気があれば(詳しく訊いたところ遠いので投票できないと)」などの回答が出ています。


●選挙での投票率が若者で低い理由

‪投票行動に関するこの調査では、意外なデータが出てきました。「投票したいけれども、事情があり投票できません。」が26.8%つまり4人に1人も存在するのです。この数字を「必ず投票します」に加算すると推定投票率は64.3%にまで上昇します。投票する気がある時点で政治に無関心とは言えません。しかし、選挙に参加しない層がかなりの数を占めているのです。割合は違いがあるでしょうけれども、何らかの理由によって、意識はしていても行動に移さないことが、若者の投票率の低さに繋がっていると考えられます。‬



‪◎若者の政治への関心を投票率に繋げるために知っておきたい2つの方法‬


「投票したいけれども、事情があり投票できません。」と答えた方に理由を訊ねたところ、主に2つの回答がありました。ひとつめは、「選挙の投票日に忙しい予定があるため」、ふたつめは「住民票が地元にあるから」です。結論から言えば、この理由なら簡単に投票できます。なぜなら、選挙はその日特定の場所に行く必要はないからです。この問題を解決できる、期日前投票と不在者投票についてご紹介しましょう。‬



‪●忙しい大学生へ、選挙は投票日に行く必要はない‬


期日前投票とは、指定の日時より前もって投票を済ませることです。選挙は投票日こそ設定されていますが、その日に投票に行く必要はありません。公示日から投票日前日までの期間であれば、特定の場所に行くことで投票ができます。当日予定があったとしても、代わりの日に済ませられるのです。しかも、場所の点では融通が効くかもしれません。やり方・持ち物・注意点など、詳しくは次回の記事でご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。



●不在者投票:下宿している大学生も選挙に参加できる‬

‪不在者投票とは、住民票のある地域の選挙管理委員会に投票用紙を郵送し、一票として入れてもらうことです。投票は住民票のある選挙区で行うため、指定の会場に行く必要があります。しかし、不在者投票は事前に手続きすることで、離れた地域からでも投票が認められるのです。手続きの方法や注意点は、次次回の記事で詳しく触れます。‬



◎まとめ


今回は、国政選挙での若年層の投票率の推移と、大学生への選挙での投票行動の調査から見える傾向をご紹介しました。投票率が低い理由には、政治への無関心だけではなく、当日その場所に行かなければならないために諦める事例が少なからず見受けられます。その解決策として、期日前投票と不在者投票がありますので、次回以降の記事も参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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