数年前に運転免許証を取って、初めての免許更新を迎える方もいらっしゃるかもしれません。初回は緊張しますが、どのような流れで進めるのかを知っておくと安心して臨めますよね。今回は、免許更新が初めての方に向けて、いつからいつまでにすべきか、必要な持ち物や初回更新の講習などの内容をご紹介します。
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◎免許更新初回はいつ?運転免許証の有効期限前が更新のタイミング
「免許更新のハガキはいつ来るのだろう?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。免許更新をいつするかは、運転免許証の有効期限によって決まります。免許取得後5年未満の場合、有効期限は取得日から3年間であり、仮に違反があった場合でも変わりません。期限日が土曜・日曜・祝日・年末年始の場合には次の平日まで延長します。
しかし、免許更新は有効期間が終わる前に済ませる必要がある点に注意です。次の項目で詳しく触れますが、免許更新のタイミングは誕生日によって決まります。たとえば、免許証をもらったのが3月・誕生日が5月の場合には、実質2年2か月後には更新が必要です。したがって、特に初回はいつ取得したかで免許更新のタイミングが大きく違います。
◎自動車の運転免許の更新期間は何時から何時まで?初回も誕生日が基準
運転免許の更新期間は、初回も含め誕生日によって決まります。免許証の有効期限を迎える直前の誕生日の1か月前から1か月後が対象です。免許を取得してから3回目の誕生日を迎えるときに更新があると考えるとわかりやすいかもしれません。期間内であれば好きなタイミングで免許更新に参加できますが、有効期限切れになると失効して使えなくなりますので、早めに行っておくのが良いでしょう。なお、誕生日の1か月半ほど前になると、免許更新のハガキが来ることが多いです。

◎初回の免許更新に必要な持ち物は?運転免許更新での視力検査の準備も
免許証の更新に行く際に押さえておきたい持ち物は以下の6つです。
●現在の運転免許証
登録の段階で回収され、新しい免許の作成に利用されます。ただ、記念に残したい場合にはもらうことも可能ですから、手渡す際にその旨を伝えてシールを貼ってもらいましょう。押し印の部分に穴が開けられますが、新しい免許証とともに返却されます。
●免許更新のハガキ
「運転免許証更新連絡書」と呼ばれる免許更新のハガキが、免許を取得した際の住所に届きます。最初の手続きの際に使いますので、忘れずに持っていくようにしましょう。なお、更新のお知らせのはがきが届かなかった方も手続き自体は可能だということです。
●眼鏡・補聴器
運転の際に使われている方もいらっしゃるかもしれません。適性検査で必要となりますので持っていくようにしましょう。
●印鑑
手続きの中で購入する証紙に押すためのものです。ただし、手続きを簡易化するために一括の印鑑で代用されることもあります。ご自身の認印を押したいという場合には持っていくのが無難でしょう。
●手数料5000円ほど
更新に当たってはいくつかの支払いがあります。内訳としては、更新の手数料で2500円程、講習の受講料金で500~1400円程、交通安全協会費として1000円程です。なお、交通安全協会費は任意での支払いのため、断ることもできます。全体として5000円程を用意しておくと良いでしょう。
●受講証明書
特定任意講習や高齢者講習を受講された方は証明書を用意しておきましょう。有効期限が発行から6か月以内のものと定められているので、注意が必要です。高齢者講習を受けたことが証明できる場合には、免許更新の際の講習を受ける必要がありません。


◎運転免許更新(初回)の流れや運転者講習の内容、初回の免許更新の所要時間は?
運転免許更新の手続きでは、受付・証紙の購入・適性検査・登録・写真撮影などを行っていきます。特に初回は、講習の内容も多いため、所要時間も長めで2時間半~3時間ほどです。流れを順番にみていきましょう。
●受付
最初に行うのは暗証番号の設定です。こちらは、運転免許を紛失したときなどに利用します。4桁の番号を2つ設定することになりますので、ご自身が覚えやすいものを予め決めておくとスムーズに進むでしょう。ただし、誕生日や住所など、ご自身の個人情報から推測できるものは避けるのが無難です。
また、過去5年間で病歴がないかをチェックする申請書の作成も行います。こちらは仮に病気や症状があると答えたとしても、即時に免許が停止されるわけではありません(免許センターの職員の話より)。逆に、都合が悪いからと虚偽の報告をするのは後々に厳しく罰せられることになりますので、絶対に行わないようにしましょう。

●証紙の購入
更新にあたっての証紙をブースに並んで購入します。ここでは他の支払い、つまり講習の受講料金や交通安全協会費なども一括です。交通安全協会費は任意ですので、加入したくない場合には断っても特に問題はありません。1000円ほどのことですので私は支払いました。

余談ですが、交通安全協会費に協力することでプレゼントの応募もできるということだったので…

●適性検査(主に視力検査)
運転に際して問題がないかということを検査によって調べます。主に行われるのが視力検査です。普段眼鏡やコンタクトレンズを使用して運転されている方は用意しておきましょう。

●登録・旧免許証の回収
持ってきていた免許証が回収され、その情報を元に新しい免許証の情報が入力されます。住所や電話番号が変わっている場合には、その旨を伝えておくことも大切です。

●写真撮影
更新後の運転免許証に載せる写真の撮影です。特に休日は素早く進んでいきます。髪の毛のセットやメイクをしている時間の余裕はありませんので、前もって完了させておきましょう。また、カラーコンタクトを使用しての撮影はできません。

●運転者講習、気になる内容と時間
一連の流れの最後に行うのが講習です。初回の更新の場合には2時間の講習を受けることになり、事故の事例や違反を避けるために注意したいことなどを教えてもらえます。教習所のような運転講習はありません。初回の免許更新では、違反者と同じ講習内容ですが、今後も違反が少ない場合には、講習時間も短くなりますので、目指していきましょう。講習の最後に、新しい運転免許証が交付されます。


◎まとめ
今回は、運転免許更新の流れや必要な持ち物についてご紹介いたしました。持ち物としては、現時点の免許証と適性検査で眼鏡・補聴器が必要な方は特に忘れないように注意しましょう。また、一連の流れは職員の方に対応していただけますので特に問題なく進めることができます。運転免許証の更新期間は誕生日前後30日ずつとなっていますので、忘れたということが起こらないように行く日を決めておきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。


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