プルダウンリストをスプレッドシートで作成する際には、文字や背景色で色付けしたいかもしれません。プルダウンの記載内容に応じてスプレッドシートシートに色が連動して入ると、見た目の区別もつきやすいですよね。今回は、スプレッドシートの条件付き書式でプルダウンに連動してセルの色を変更する方法をご紹介します。
Contents
◎プルダウンメニューをスプレッドシートで作成する方法
色付けに先駆けて、プルダウンをスプレッドシートで作る作業が必要です。プルダウンメニューをスプレッドシートで作成する際には、右クリックをして『データの入力規則』へと進みますが、条件の設定方法が2通りあります。プルダウンリストの目印として、スプレッドシートのセルの右側に▼が表示されるかを確かめてみましょう。詳しい内容なこちらの記事で触れておりますので、参考にしていただければ幸いです。
◎googleスプレッドシートの条件付き書式でプルダウンに連動してセルの色を変更する方法
まずは、googleスプレッドシートの条件付き書式でプルダウンに連動して1つのセルの色を変更する流れをみていきましょう。スプレッドシート上に作成したプルダウンを右クリックして『条件付き書式』を選択します。プルダウンを指定したセルを選択した状態でスプレッドシート上部のメニューバー『表示形式』⇒ 『条件付き書式』 と進んでも同じです。
スプレッドシート画面の右側に「条件付き書式設定ルール」と書かれたダイアログボックスが出てきました。「単一色」の方を変更していきます。まず、「範囲に適用」とは、スプレッドシート上のどの部分に色付けするかを指定する箇所です。右側にある格子を押すと「データ範囲の選択」と書かれた項目が出てきます。空欄を押し、スプレッドシート上でプルダウン▼が設定されている範囲を選択し、『OK』を押しましょう。
次に、「セルの書式設定の条件…」の変更です。ここでは、スプレッドシートのプルダウンリストに入力されている内容を分類する役割があります。最初の設定では文字列や数字が書かれている場合すべてに反応する『空白ではない』になっていることが多いでしょう。右の▼を押して、『次を含むテキスト』を選択します。これにより、スプレッドシートのプルダウンのうち、指定した文字が含まれているもののみに反応するように変わるのです。色付けしたい項目をコピー(『ctrl』+『C』の同時押し）して貼り付け（ 『ctrl』+『V』の同時押し）でできますが、他の候補と区別ができるのであれば、言葉の一節だけ入力しても反応します。
最後に、「書式設定のスタイル」の変更です。ここでは、 スプレッドシートのプルダウンリストに入力されている内容で先ほどの条件に反応したものに加える形式を決められます。 スプレッドシートのプルダウンリストの色を連動させるには、ペンキが傾いたような絵（画像の赤丸参照）を押しましょう。候補の色が表示され、「カスタム」と書かれたところの下の+を押すと、16進数での色の選択も可能です。全ての変更が終わり次第、「条件付き書式設定ルール」の右下にある『完了』を押して項目を閉じましょう。
◎グーグルスプレッドシートのプルダウンのセルの色を変更、条件付き書式を複数条件で
ここまで、スプレッドシートのプルダウンを色によって連動させる方法をご紹介しましたが、別の項目にも色付けして複数の条件で色分けがなされている表を作りたいこともあるでしょう。今度は、スプレッドシートのプルダウンの色で複数のパターンを追加する流れや、離れた場所にあるプルダウンリストにまとめて同じ設定をする方法をご紹介します。
●スプレッドシートのプルダウンの色連動、複数のパターンを追加するには
プルダウンに連動させて色付けする場合、複数の色分けをしたいこともあるでしょう。その場合には、スプレッドシート上部のメニューバー『表示形式』⇒ 『条件付き書式』と進んでみましょう。右側に出てくる項目「条件付き書式設定ルール」には既にそのセルで設定されたプルダウンの色連動が入力されています。緑色の文字『条件を追加』を押せば同じような設定画面が出てきますので、新しい色のを設定しましょう。
●スプレッドシートの離れた場所にあるプルダウンリストにも同じ色の連動を設定する方法
同じ色を異なる範囲のセルにも適用したい場合に便利なのが、「データ範囲の選択」です。スプレッドシート画面の右側の「条件付き書式設定ルール」を「範囲に適用」を押した際に出てきました。復習ですが、スプレッドシート上のどの部分に色付けするかを指定する箇所です。右側にある格子を押すと「データ範囲の選択」と書かれた項目が出てきます。基本的に範囲は単独または長方形にしか指定できませんが、『別の範囲を追加』を押すと離れたセルも同時に色の指定が行えますので、作業時間を短くできるでしょう。
◎まとめ
今回は、googleスプレッドシートの条件付き書式でプルダウンに連動してセルの色を変更する方法を、複数条件でのやり方も含めてご紹介しました。条件付き書式の欄で、範囲や形式を変更することで設定できます。作業時間を短縮したり、バリエーションを拡げたりできる方法もありますので、あわせて押さえておくと良いでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
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