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WBC2023の順位決定方法は?プールC・プールDの条件と組み合わせの決め方

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WBC2023では、決勝ラウンドの組み合わせの決め方がどのようになるのかも気になるかもしれません。日本代表(侍ジャパン)はプールAで2位通過のイタリアとの対戦が決まりましたが、準々決勝以降の組み合わせやどのチームが勝ちあがってくるかも把握しておきたいですよね。今回は、組み合わせにおけるルールとともに、WBCプールC/プールDで予想される順位や各チームの決勝ラウンド進出の条件をご紹介します。

◎WBC2023の順位決定方法


WBC2023の順位決定方法ではいくつかの基準が設定されています。一次ラウンドでは5チームずつが4プールに振り分けられていますが、総当たりの4試合での勝率が最優先です。引き分けにはならないようなルールである以上、勝率が同じになることもあるかもしれません。そこで、WBCの順位決定方法には以下のような決め方があります。


WBCでの失点率とは、[失点数÷守備イニングでのアウトの総数]
WBC自責点率とは、[自責点数÷守備イニングでのアウトの総数]
です。味方のエラーなどで投手が原因ではないとみなされるときの点数を除いた自責点であれば決まる可能性も考えられます。

◎WBCの組み合わせの決め方


WBCの組み合わせの決め方が気になるかもしれません。準々決勝以降の対戦表は、一次ラウンドでの順位によって決まります。
日本東京:プールAの1位ープールBの2位
     プールBの1位ープールAの2位
アメリカ:プールCの1位ープールDの2位
     プールDの1位ープールCの2位
の4試合です。ただし、日本とアメリカが準々決勝に進出した場合には、そのカードを2試合目に行うとされています。つまり、順位が確定するまではどちらの試合を先にするかはわかりません。また、準決勝はそれぞれの会場で先にした試合の勝者同士・後でした試合の勝者同士の組み合わせです。日本とアメリカのみは後の方で試合をすることが確定しているため、日本とアメリカのカードが実現するのであれば、準決勝であることも確定しています。

◎WBCプールDの各チームの予想される順位と条件(失点率の比較も)


WBC一次ラウンドのプールDは、日本時間で2023年3月12日から3月16日まで行われています。出場国は、プエルトリコ・ドミニカ共和国・ベネズエラ・イスラエル・ニカラグアです。同様に総当たり戦で、全部で4試合ずつ行います。WBCプールDの試合日程とここまでの試合結果をおさらいしましょう。

3月12日 02:00~ ○プエルトリコ 9-1 ニカラグア●
3月12日 09:00~ ○ベネズエラ 5-1 ドミニカ共和国●
3月13日 01:00~ ○イスラエル 3-1 ニカラグア●
3月13日 08:00~ ●プエルトリコ 6-9 ベネズエラ○
3月14日 01:00~ ●ニカラグア 1-6 ドミニカ共和国○
3月14日 08:00~ ○プエルトリコ 10-0 イスラエル●(8回裏ノーアウトでコールド)
3月15日 01:00~ ○ベネズエラ 4-1 ニカラグア●
3月15日 08:00~ ○ドミニカ共和国 10-0 イスラエル●(7回裏2アウトでコールド)
3月16日 01:00~ イスラエル - ベネズエラ
3月16日 08:00~ ドミニカ共和国 - プエルトリコ


WBCプールDで予想される順位は実は2通りしかありません。既に全試合を終了して4敗のニカラグアは最下位は確定しています。また、ドミニカ共和国とプエルトリコが直接対決をして片方は3勝1敗になるため、イスラエルは最終戦に勝利しても2位以上にはなれないのです。また、ドミニカ共和国とプエルトリコには両方負けているため、仮に2勝2敗で並んでも2チームのみでの[①同率チーム同士での対戦成績]の比較で上回ることができず、既に4位が確定しています。


同様に、ドミニカ共和国とプエルトリコにともに勝利しているベネズエラは最終戦に負けても3勝1敗であり、このどちらか片方のみが3勝1敗になるため[①同率チーム同士での対戦成績]でも上回るため、1位通過が確定です。結果的に、2位はドミニカ共和国とプエルトリコのどちらかになり、最終戦の直接対決で一次ラウンド通過か敗退かが決まる状況となりました。プールDは失点率が全く関与しないという珍しい条件となっています。

◎WBCプールCの各チームの予想される順位と条件(失点率の比較も)


WBC一次ラウンドのプールCは、日本時間で2023年3月12日から3月16日まで行われています。出場国は、アメリカ・メキシコ・カナダ・コロンビア・イギリスです。5チームそれぞれが各国と1試合ずつ行う総当たり戦で、全部で4試合ずつ行います。WBCプールCの試合日程とここまでの試合結果をおさらいしましょう。


3月12日 04:00~ ●メキシコ 4-5 コロンビア○(延長10回)
3月12日 11:00~ ○アメリカ 6-2 イギリス●
3月13日 04:00~ ○カナダ 18-8 イギリス●(7回コールド)
3月13日 11:00~ ●アメリカ 5-11 メキシコ○
3月14日 04:00~ ○イギリス 7-5 コロンビア●
3月14日 11:00~ ○アメリカ 12-1 カナダ●(7回コールド)
3月15日 04:00~ ●コロンビア 0-5 カナダ○
3月15日 11:00~ ○メキシコ 2-1 イギリス●
3月16日 04:00~ カナダ - メキシコ
3月16日 11:00~ コロンビア - アメリカ


WBCのプールDの条件より、準々決勝の組み合わせは2位通過であればベネズエラと、1位通過であればプエルトリコまたはドミニカ共和国のいずれかと決まりました。プールDの方が先に試合をするため、その結果を知った状態でで最終戦を行うことになります。


WBCプールCは、1勝3敗で終えたイギリス以外は準々決勝に進出する条件が残っている状況です。WBC一次ラウンド最後の2試合の結果でどのようなパターンが考えられるかを見ていきましょう。

1⃣カナダ ●ー○ メキシコ・コロンビア ●ー○ アメリカの場合
勝利したメキシコとアメリカが3勝1敗・カナダが2勝2敗・コロンビアとイギリスが1勝3敗となります。同じ勝率になるのは2チームのみのため、[①同率チーム同士での対戦成績]で順位が決まり、直接対決で勝利しているメキシコが1位通過・アメリカが2位通過・カナダが3位・イギリスが4位・コロンビアが5位です。これは比較的にわかりやすいでしょう。

2⃣カナダ ○ー● メキシコ・コロンビア ●ー○ アメリカの場合
カナダとアメリカが3勝1敗・メキシコが2勝2敗・コロンビアとイギリスが1勝3敗となります。同じ勝率になるのは2チームのみのため、[①同率チーム同士での対戦成績]で順位が決まり、直接対決で勝利しているアメリカが1位通過・カナダが2位通過・メキシコが3位・イギリスが4位・コロンビアが5位です。


3⃣カナダ ○ー● メキシコ・コロンビア ○ー● アメリカの場合
カナダが唯一の3勝1敗になり、1位通過が決まります。問題は2位通過がどのチームになるかでしょう。メキシコ・アメリカ・コロンビアが2勝2敗で並びますが、[①同率チーム同士での対戦成績]を見ると、メキシコが1勝1敗・アメリカが0勝2敗・コロンビアが2勝0敗です。つまり、このパターンになると、最も不利に見えるコロンビアが大逆転で2位通過を果たし、メキシコが3位・アメリカが4位となります。


4⃣カナダ ●ー○ メキシコ・コロンビア ○ー● アメリカの場合
先程のカナダとメキシコが入れ替わるパターンですが、少し複雑になります。なぜなら、カナダ・アメリカ・コロンビアが2勝2敗で並びますが、[①同率チーム同士での対戦成績]でも1勝1敗ずつで決まらないためです。

そこで、[②同率チーム同士での対戦で失点率が少ないチーム]の基準ですが、これは7回コールドでカナダに勝利しているアメリカが有利でしょう。コロンビアがアメリカを上回るには、4点差以上で勝利するか、3点差の場合はアメリカ先攻なら5点以上・アメリカ後攻なら8点以上を取る必要があります(先攻4点・後攻7点は自責点も同じなら打率でアメリカ有利か)。

◎WBCのルール2023から予想できる準々決勝以降の組み合わせ


WBCのルール2023などから考えられる準々決勝の組み合わせをみていきましょう。
東京ドームで行われる2試合は、以下で確定です。
3月15日 19:00~ キューバ(プールAの1位) - オーストラリア(プールBの2位)
3月16日 19:00~ 日本(プールBの1位) - イタリア(プールAの2位)


プールDの順位は、ベネズエラの1位が確定し、プエルトリコとドミニカ共和国のどちらかが2位になることを先ほどご紹介しました。そして複雑そうなWBCのプールCの準々決勝の条件を各チームごとに見てみると、次のようになります。
 カナダ:勝利でコロンビア○なら1位通過・アメリカ○なら2位通過、敗戦の場合にはアメリカが12失点・コロンビアが10失点以上でコロンビアが勝利するのが条件
 アメリカ:勝利でカナダ○なら1位通過・メキシコ○なら2位通過、敗戦の場合にはメキシコが勝利した上で2点差までなら11失点まで、あるいは3点差なら先攻なら4点・後攻なら7点までなら2位通過
 メキシコ:勝利が絶対条件、勝てば1位通過・負ければ3位で敗退
 コロンビア:勝利が絶対条件(負ければ5位確定で次回は予選から)、メキシコ○なら2位通過・カナダ○なら[4点差以上で勝利するか、3点差の場合はアメリカ先攻なら5点以上・アメリカ後攻なら8点以上を取る]かつ9失点までに抑えるのが2位通過の条件


この中で1位通過の可能性しかないのはメキシコで、2位通過の可能性しかないのはコロンビアです。そこで、準々決勝の組み合わせとして考えられるのは、
 ⓵ベネズエラ(Dの1位)ーカナダ(Cの2位)・プエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーアメリカ(Cの1位)
 ⓶ベネズエラ(Dの1位)ーアメリカ(Cの2位)・プエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーメキシコ(Cの1位)
 ⓷ベネズエラ(Dの1位)ーコロンビア(Cの2位)・プエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーメキシコ(Cの1位)
 ⓸ベネズエラ(Dの1位)ーアメリカ(Cの2位)・プエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーカナダ(Cの1位)
の4つは比較的に可能性が高く、0ではない組み合わせとしては
 ⓹ベネズエラ(Dの1位)ーコロンビア(Cの2位)・プエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーカナダ(Cの1位):得点差次第
 ⓺ベネズエラ(Dの1位)ーカナダ(Cの2位)・プエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーメキシコ(Cの1位):超乱打戦なら
で合計6通りあります。


WBCルール(2023)で押さえておきたいのは準々決勝の勝者のうちアメリカの入っているカードが日本ーイタリアの勝者と対戦するという点です。そのため、WBCの組み合わせの決め方として、⓵はプエルトリコorドミニカ共和国(Dの2位)ーアメリカ(Cの1位)が、⓶と⓸ならベネズエラ(Dの1位)ーアメリカ(Cの2位)の勝者が準決勝の対戦相手となります。

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