こんにちは、Curlpingです。参議院選挙が07月04日に公示され、07月21日の投票日に向けての選挙戦が行われています。


みなさんはもう投票を済ませていますか?中には、下宿や単身赴任などによって地元に戻れず困っている方もいらっしゃるかもしれません。実際、私の周りにも別の地域から来ている学生は多く、投票ができないと嘆いていました。


しかし、諦める必要はありません。地元にいなくても、不在者投票という仕組みを利用して投票することができるのです。今回は、住民票のある地域に戻ることのできない方に向けて、不在者投票の方法についてご紹介いたします。



◎投票に行けないと答える大学生の割合は意外にも…行動調査をご紹介
私は以前、大学生を対象として国政選挙の投票行動を調査したことがありました。実際に国政選挙に対してどのように向き合っているのかということをアンケート形式で回答してもらっています。(ご協力いただいた皆様ありがとうございました。)


こちらが調査の結果です。ここで注目していただきたいのは、「投票したいけれども、事情があり投票できません。」が26.8%もいたことです。つまり4人に1人が投票する意志があるにもかかわらず理由があることで権利を破棄しています。


その事情として多く聞かれたのは二つあり、「投票日当日に予定があるために投票する余裕がない」と「実家に帰ることができない」というものでした。その他では「京都から広島に投票する元気があれば」と答えている方もいますが、こちらも現地に戻ることができないというコメントの一つと言えます。

しかし、この二つの事情はどちらも解決することが可能なのです。ここでは、二つ目の「実家に帰ることができない」という場合の対策として有効な不在者投票について解説します。



◎地元にいなくても投票できる?~不在者投票の仕組みと課題点を紹介~
下宿して大学あるいは職場に通っている場合、投票日当日にわざわざ地元に戻るというのも大変でしょう。交通費も出ませんからね。「実家に帰ることができない」というのは言い換えると、「住民票を移していないため投票できない」ということです。


現在住んでいる場所で投票するためには、公示日の3カ月前までに住民票を移しておく必要があります。そのため、今から手続きをしても間に合わせることはできません。また、衆議院解散のように急に選挙が行われることが決まった場合も、この手段を使うことは難しいでしょう。


そこで利用したい制度が、不在者投票制度です。簡単に説明すると、住民票がある地域にいなくてもその選挙区の投票ができるという仕組みになります。どのような流れで投票を行うのかを解説していきます。



●不在者投票の方法・流れ
まず、住民票(つまり実家)のある市町村の選挙管理委員会に連絡し、「不在者投票宣誓書兼請求書」というもの送ってもらいます。最近はHPからダウンロードできるところが大部分なのですぐに手に入れることもできます。


次に、「不在者投票宣誓書兼請求書」を記入して住民票のある市町村の選挙管理委員会に送りましょう。なお、ご両親などに頼んで住民票のある市町村選挙管理委員会に行って手続きをしてもらうことで請求書の送付を省略することが可能ですので、一度連絡してみるのもよいかもしれません。


その手続きが完了しますと、住民票のある市町村選挙管理委員会から投票用紙が届きます。地元の選挙区の候補者をよく調べた上で、今住んでいる市町村の選挙管理委員会で投票を行いましょう。ここで投票した用紙は、ご自身の地元の選挙管理委員会へ送付されます。これによって、地元にいるときと同じように1票を投じることができるのです。


注意しておきたいのは、締め切りが投票日の20時だということです。今回の参議院議員選挙では07月21日の20時必着となります。間に合わなければ無効ですので、遅くとも数日前までには余裕をもって投票所に行くようにしましょう。



●不在者投票の課題
ここまで不在者投票の流れについてご紹介しましたが、この制度は全ての地域で利用できるわけではありません。つまり、不在者投票を認めている自治体と認めていない自治体があるのです。


たとえば県庁所在地で言いますと、青森・松山・高知・長崎・大分・宮崎・鹿児島の7市が、住民票を移さず市外に下宿する人の不在者投票を「原則認めない」としています。


不在者投票が断られた理由としては、「そもそも下宿しているなら住民票を移さなければならない。不在者投票制度は長期の出張や旅行によって期日前投票、投票日の投票ができない人を対象にしている」という回答があったとのことです。これは、学生の場合は住民票を実家に残していても、修学に伴う転居先つまり下宿先が住所になると判断した1954年の最高裁判所の判例を根拠にしていると考えられます。


現状、不在者投票ができる自治体・できない自治体・表面上はできないと言っていても実際は投票できるという事例もあり、全国での統一的な見解は出ていないようです。明確な基準を設けるなどといった制度の見直しや検討は必要ですが、


可能性がある限りは、不在者投票が可能かどうかを実家の自治体に連絡してみましょう。それで使えることが判明すれば、次回以降も投票できますよね。仮にされてしまった場合は、今後に備えて早めに住民票を下宿先に移すようにしましょう。投票したいのにできないというのはもったいないですからね。



◎まとめ
今回は、不在者投票の方法や注意点、現状ある課題についてご紹介しました。利用できるかどうかは住民票がある自治体によって異なります。しかし、地元にいなくても投票できるという便利な制度です。


現在住民票のある場所から離れて過ごしている方はもちろんのこと、今後急な出張や転勤などで投票日に地元に戻れないという状況になるかもしれませんので、知っていて決して損はないでしょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です