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【中学社会公民】参議院と衆議院議員選挙の違い、被選挙権・小選挙区・比例代表で比較


国政選挙には衆議院と参議院の選挙があり、全く同じではないと聞いたことがあるかもしれません。どのような違いがあるのかをしっかりと把握して、投票に臨みたいですよね。今回は、衆議院議員選挙と参議院議員選挙の違いについてご紹介します。



◎衆議院と参議院の任期満了は解散で違いあり、前回は衆院選2017と参院選2019、次回は?【中学公民】


衆議院選挙と参議院選挙の大きな違いは、行われる頻度です。参議院選挙の場合、任期6年で半数ごとに改選するため、通常選挙であれば3年ごとに行われます。一方で、衆議院選挙は、次に行われるまでの期間が一定ではありません。内閣に衆議院の解散権があり、任期満了まで続いたことはこれまで1度しかなかったためです。内閣総理大臣が解散を命じると強制的に選挙が行われるため、たとえば1年ほどで議会との関係が悪くなったために解散して選挙で国民の信を問うこともできます。そのため、過去には2年連続で衆議院議員選挙が行われた事例もあるのです。


衆議院議員は常に職を失うリスクと隣り合わせですが、衆議院の優越と呼ばれる議会の決定事項が参議院よりも優先されることから、今後の政治方針を決める選挙としては衆議院の方が注目されます。ちなみに、衆議院は2017年10月に選挙が行われており、任期満了まで続けば次回は2021年10月です。また、参議院は2019年に直近の選挙が行われ、次の選挙は2022年7月が予定されています。なお、参議院は2018年に定数増加が定められ、3人ずつ定数が増えていく予定です。



◎衆議院議員総選挙と参議院選挙との違い、小選挙区とは?国会議員になれる被選挙権も


衆議院選挙と参議院選挙にあるのは、選挙区と比例代表と呼ばれる2種類の投票です。このうち、選挙区では、日本各地がいくつかの市区町村ごとにまとめられて一つの枠とみなし、その中で国民の代表として議会に行く人(つまり議員)を決めます。衆議院選挙の場合には、その選挙区内で最多得票となった人しか当選できません。2位以下はこの時点では議席を得られないため、死票(2位以下の議席を得られなかった候補者に入った票)が増えて、大規模な政党に議席が偏る傾向です。一方で、参議院選挙の場合には、選挙区によっては複数人が当選するところもあります。かつての衆議院で行われていた中選挙区に似ており、中小政党でも議席を得られる可能性がある点で候補者が乱立する傾向です。



●立候補者の視点から見る、参議院と衆議院議員選挙の違い、被選挙権について


選挙で投票する権利である選挙権が与えられている年齢が18歳以上と決まっているのと同様に、国会議員に立候補できる年齢もまた定められています。そして、衆議院と参議院はそれぞれ選挙に出られる年齢が異なるのです。衆議院議員になれるつまり選挙に立候補できるのは25歳以上である一方で、参議院選挙の場合には30歳以上となっています。



●有権者の視点から見る、選挙区の違い 


有権者は、住民票のある地域が入った選挙区に立候補した人のいずれか1人を選んで投票できます。衆議院選挙の小選挙区の場合には、最多得票数の候補者しか当選しないため、ご自身にとって一番考えの近いあるいは議員になってほしい方を選ぶのが良いでしょう。一方で、参議院選挙では一部の地域で複数人が当選することもあります。その場合には、一番考えの近い候補者が1位になる必要はありません。複数人分の枠があることから、考えが近い候補者が何人も出ることもあり、戦略投票を考えるのもおすすめです。



◎参議院選挙と衆議院選挙 、小選挙区からの復活も?比例代表は地域ブロック別と全国区


もう一つの投票制度の比例代表も、 衆議院選挙と参議院選挙では異なる点があります。前者は、地域ブロック別で重複立候補が可能です。地域ブロックとは、全国を11の区域(北海道・東北・北関東(群馬・栃木・茨城・埼玉)・南関東(千葉・神奈川・山梨)・東京・北陸信越・東海(三重はこちら)・近畿・中国・四国・九州)を分けています。重複立候補とは、該当する地域の小選挙区に立候補している人が、比例代表にも同時にエントリーできる制度のことです。小選挙区で仮に負けた(2位以下だった)としても、比例代表の結果次第では、当選できるかもしれません。一方で、参議院選挙の比例代表は、全国区です。こちらは選挙区と同時に立候補はできない仕組みであり、かつ日本全国が対象であるため、組織票を持った組合の代表や著名人が立候補する傾向があります。



●比例代表の拘束名簿式と非拘束名簿式、衆議院と参議院でも採用される方法が異なる?


比例代表の話を複雑にしているのが、 拘束名簿式と非拘束名簿式です。比例代表では、特定地域(参議院選挙では全国)での得票数に応じて政党に議席が分けられます。各政党は、あらかじめ候補者の名前を記載した名簿を提出しますが、その記載の方法が2種類あるのです。 拘束名簿式とは、予め順位が決まっており、惜敗率で争うこともある衆議院選挙では必ずこちらが採用されます。一方で、参議院選挙では 非拘束名簿式、つまり提出時には順位はなく、得票次第で当選者が決まることも多いです。非拘束名簿式は、2001年の参議院選挙から導入されており、有権者の意見が当選者の決定により採用されやすい方式になっています。



●有権者の視点から見る、比例代表の違い


比例代表は、大規模な地域での得票数に応じで政党に議席が分配され、政党内の順位によって当選者が決まります。その点で、選挙区と比べると1人あたりのインパクトは少ないかもしれませんが、ご自身に一番近い政策を掲げている政党を選ぶのがおすすめです。参議院選挙の場合には、政党だけではなく個人名でも投票できるので、当選させたい候補者がいる場合には直接名前を記入しましょう。選挙区および比例代表に関する詳しいことはこちらでまとめておりますので、参考にしていただけますと幸いです。



◎まとめ


今回は、衆議院議員選挙と参議院議員選挙の違いについてご紹介しました。衆議院には解散が存在するため、3年ごとの参議院とは異なり不定期に選挙が行われます。また、選挙区と比例代表の投票でも当選の仕組みが異なるのが特徴です。混同しないように、それぞれどのような投票方法なのかを理解して選挙に臨みましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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