京都で夏の観光をする際のおすすめスポットが気になるかもしれません。暑いですから、夜の京都観光で遊ぶのにどのような楽しみ方があるのかも知っておきたいですよね。京都観光の穴場で8月の見どころが、七夕祭りとして京都で行われているイベント「京の七夕」です。今回は、8月の京都観光でおすすめしたい、京の七夕についてライトアップの様子(鴨川/堀川/二条城など)や2022年度の情報をご紹介します。
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◎8月の京都観光でおすすめ、京都の七夕祭り
京都の8月の観光のおすすめがなぜ七夕まつりなのかが気になったかもしれません。実は、京都の七夕祭りは8月に開催されます。世間一般で有名な7月7日ではない理由は、旧暦の七夕の時期に合わせて、棚機(たなばた)というお盆の行事と融合したものが起源のためです。棚機(たなばた)とは、機を霊に捧げるものを指します。そこに乞巧奠(きっこうてん)と呼ばれる願いごとをする催しが中国から伝わりました。七夕(しちゆう)の時期に合わせて行われていたことから、七夕(たなばた)と呼ばれるようになったと言われています。

●京都の夜と観光スポットを彩る夏の風物詩
「京の七夕」は2010年からスタートと歴史は浅いですが、由来を継承しつつ、伝統産業や和装の振興なども目的とした夏の催しです。京の七夕の期間中は、京都の至る所でイベントや飾りを楽しめます。


◎京の七夕2019の鴨川での様子
まずは、京の七夕の鴨川での様子(2019)をご紹介しましょう。普段鴨川は夜になると落ち着いた雰囲気で、市街地にも近いことから夜の京都観光でも人気のスポットです。八月に入ると、飾りやライトアップによって明るい感じになります。

ただ座っているだけでも夜の京都の楽しみ方としては充分なのですが、暗闇の中に照らされる灯りを楽しむのもまた違った京都の趣を感じられることでしょう。場所は、阪急京都線の京都河原町駅または京阪本線の祇園四条駅で下車してすぐのところで、北上すると京阪三条駅付近に到達します。

◎京の七夕:堀川エリアでの様子(2019:~かがり火のみち~)
続いては京の七夕の堀川での様子です。堀川は平安京造設時に開削され、運河や友禅染としても利用されていたとも言われています。その名残もあり、染物が川に沿って置かれているところもありました。


京の七夕2019から大幅に規模が縮小され、内容と期間が変わった一方で、来客数もかなり落ち着いています(半分以下になった)。京都観光で穴場スポットをお探しであれば、夏の夜にゆっくりと訪れてみても良いかもしれません。おすすめは、観光で有名な近くにある二条城とあわせて出かけることです。

◎京の七夕:二条城でのライトアップの様子
京都の七夕ではライトアップによって普段とは違う建造物を楽しめるのも魅力の一つです。こちらは、京の七夕でライトアップされた二条城の様子です。


館内へ入る(有料)と、普段とは違った二条城の雰囲気をより楽しめます。2019年はこのように風鈴が連なって展示されているところもありました。

二条城へのアクセスは、京都市営地下鉄で二条城前駅に向かうか、阪急京都線やJRからの場合は京都市バスに9系統・50系統に乗車して「二条城前」停留所で下車すると便利でしょう。

◎京の七夕2020・2021について
夏の夜に京都の観光名所を彩るイベント『京の七夕』ですが、非常に残念ながら2020年度は行われません。感染症対策が叫ばれている現状、京都の人気スポットに多くの観光客が集まり密集を避けるためには致し方のないことでしょう。その代わりに、6月24日より願いごとをインターネットやWEBを募集していました。
また、京の七夕2021についても、同様にWebをメインにした願い事の募集にとどまり、ライトアップといった京都の8月を彩るイベントは開催されませんでした。京都の七夕の期間中は様々な場所で飾りが見られましたが、2021と2年連続でなかったのは物足りなさがあったかもしれません。
◎京都の夜の観光で押さえておきたい2022の京の七夕の場所や期間
8月の京都観光としておすすめした「京の七夕」が2022年度はどのように行われるのかが気になるかもしれません。京の七夕実行委員会などによりますと、今年の京の七夕は、公式Webサイトを中心に願いごとを募集し、全国から寄せられたものを印刷して9月25日に清水寺でお焚き上げをするそうです。また、今年度は七夕と連携して京都各所でのイベントが行われるとの記載があり、ここまでご紹介したようなライトアップが3年ぶりに実施される可能性があります。
●京の七夕の場所は?
2022年の京の七夕と連携したイベントの開催場所は以下の通りです。
・鴨川(三条~四条)
四条河原町/祇園四条最寄りの四条大橋から三条大橋にかけて、鴨川の西側(右岸)で3年ぶちにイベントが行われます。友禅流しや風鈴のライトアップのほか、物産展や特設ステージでのイベントが催される予定です。8月6日・7日の17時から21時の間で開催されます。期間は短いですが、お近くにお出かけの際には、訪れてみるのも良いかもしれません。

・梅小路周辺(JR京都駅徒歩圏内)
梅小路エリアでは、鉄道博物館やホテルなどで願いごとを展示する(現地で書ける)コーナーがあります。また、京都水族館は11月までの土日祝日と夏休み期間中は20時まで夜間開館する予定です。また、梅小路ハイライン(梅小路短絡線高架上)では、9月25日までの休日とその前日の17時~22時にフードイベント(屋台ストリート)が行われます。
・北野/上七軒
北野天満宮では、境内特別拝観のほか、御本殿石の間通り抜け神事・御手洗川足つけ燈明神事などが行われる予定です。期間はバラバラですが、いずれも見たい場合は8月6日~8月14日の夕方~20時が良いかもしれません。上七軒歌舞練場では8月末まで笹飾りなどを施したビアガーデンを楽しむことができます。
HP
https://kyonotanabata.kyoto.travel/information/
◎まとめ
今回は、京都の夏の観光でおすすめの京の七夕をご紹介しました。様々なスポットが七夕飾りやライトアップによって雰囲気を変えるのが見どころで、夜の京都観光の楽しみ方が広がるかもしれません。京都へ8月に観光する際には、近くで行われているようであれば足を運んでみるのがおすすめです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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