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初めての選挙で気になる疑問、インターネット投票や選挙運動のルール、案分票とは?


初めての選挙の際には、わからないことも多く不安かもしれません。気になることを事前に解消できていると、安心して投票に参加できますよね。今回は、選挙で抱きやすい疑問として、按分票・ネット投票・選挙運動の注意点などを取り上げてご紹介します。



◎オンラインでの選挙はまだ先か、選挙でネット投票が難しいと言われている理由は?


選挙では、指定の投票所に行き、所定の紙に記入して一票を投じます。「わざわざ行くのが大変」「代わりにネットでできたら良いのに」と思ったこともあるかもしれません。確かにネットを使うと、どの場所にいても投票に参加できるので、当日に用事がある場合や遠方にいる場合でも気軽にできます。また、新型コロナウイルス感染症(covid-19)の感染を懸念すると、多くの人が出入りし接触する状況を避ける意味でも効果は大きいと言えるでしょう。低迷している投票率を上げる施策として提案はありますが、現在のところ、日本国内の選挙ではネット投票はできません。実現に至らないのには、三つの理由が挙げられます。



●選挙の投票での匿名性がネットでは担保できない可能性


一つ目は、匿名性が担保できない点です。現行の選挙では、有権者が事前に選挙管理委員会から送付されたはがきを持って特定の場所に訪れ、照合ののち用紙が配られてそこに記入します。誰が来たかはわかりますが、投票用紙をもらってから入れるまでは完全に有権者以外は見ていない状況のため、その人がどの候補者に一票を投じたかはわからない匿名性が担保されているのです。一方で、ネット投票の場合には、重複を避けるためにマイナンバーカードなどを使って確認が行われますが、データを紐付けられる点で誰がどの候補者に投じたかがわかってしまう可能性があります。選挙で重要な匿名性が保証されない状態では、自由な意思で投票するのは難しいでしょう。



●ネット投票により公正な選挙が侵害されるおそれ(不正投票)



二つ目は、なりすましや投票の強要のおそれがある点です。自宅でできるのは便利に思うかもしれませんが、他人が介入しうる点が懸念されています。たとえば、何らかの事情がありご自身で投票行動ができない方に対して、特定の候補者に入れるように唆すことが可能です。また、本人の意思を確認せずにマイナンバーカードを使って同居している家族が複数回行使する不正も考えられます。家庭外でも、投票しない人に対して金銭を授受してカード番号を聞き出し、代わりに票をもらうビジネスが成り立つも不可能ではない点も懸念材料です。ネットならではの裏取引が起こりうることが、現状のシステムでは払拭するのが難しいのもなかなか進展しない要因でしょう。



●ネットのトラブルで選挙の投票に参加できない可能性も


三つ目は、システムそのものの問題です。現在の紙を使った方法であれば、投票箱に入れてしまえば紛失することはほぼ考えられません。しかし、ネットはデータでの管理であり、サーバーのダウンやウイルスの侵入などによって操作されたり消えたりすることも起こりえます。また、システムの不具合によって思った時間に投票ができないことも考えられ、復旧に手間取ると致命的な状況になりうる点は、公正性が求められる状況では厳しいでしょう。



◎インターネットでの投票呼びかけなど、選挙活動の際に気を付けたいこと


ネットを使っての選挙活動には様々な注意点があります。知らないうちに違反していたとならないように、しっかりとルールを知っておきたいですよね。ここでは、インターネットでの選挙活動で最低限押さえておきたいことを三つご紹介します。



●投票日の選挙活動はできない?


ネットを使った選挙運動ができる期間は、公示日・告示日から投票日の前日までです。投票日当日に行うと公職選挙法違反になりますので、SNSやウェブサイトを更新する際には注意しましょう。ただし、これまで投稿した内容に関しては消す必要はありません。



●選挙権の年齢18歳以上には選挙運動も含まれる


選挙権は、投票できる権利だと思われがちですが、これには選挙運動も含まれています。つまり、18歳に満たない場合にはそもそも選挙運動すら禁止されているのです。ネットでの活動も当てはまりますので、ご本人が18歳未満であればもちろんのこと、ご家族や知り合いに拡散を頼むこともしないように注意しましょう。



●ネット選挙で禁止されているのは?


ネットでの選挙勝度は誹謗中傷など普段から禁じられているもの以外に関しては、多くを行えます。しかし、メールアドレスを使った文書の送信は注意が必要です。 政党および候補者が特定の支持者に政策内容を送付することは認められているものの、一般的な有権者や候補者以外の第三者送ることができません。転送も禁止ですので、拡散してほしいと候補者から頼まれても引き受けないようにしましょう。



◎選挙が初めてのときにわからないこと、投票での筆記用具・按分票など



●初めての選挙で気になる持ち物、筆記用具は?


期日前投票・当日にかかわらず、持ち物として求められているのは、運転免許証などの身分を証明できるものか事前に届いている入場券のはがきだけで問題ありません。 筆記用具が書かれていないのは、投票所での記載台に予め備え付けられているからです。忘れる人がいるためですが、昨今の感染症対策を考えると、他の人触れたものを使うのは気が引けるかもしれません。その際には、ご自身でも持ち込みができることを押さえておきましょう。(もちろん起こっていないことが当然なのですが)書き換えによる不正投票を避けるために、あえて油性ペンを持ち込んで記入する動きも一部ではあるようです。センター試験とは違い、機械ではなく人の目で確認して集計しますので、見えるものであれば鉛筆・ペンの種類は特に問われません。



●初めての選挙投票で知っておきたい、按分票(案分率)とは?


投票用紙には、立候補者の名前を明確に記載することが求められています。誤字脱字などによって判別ができない場合には、無効票としてカウントされないこともありますので注意しておきましょう。この話に関連してよく出てくるのが按分票で、按分とはどちらともいえないものがあったときに、それまでの総数に比例して1票を配分する仕組みです。たとえば、BかDかがわからないときに、総数比が4:1だった場合には、Bに0.8・Dに0.2が入ったとみなして計算します。選挙では同姓の人が出ていることもあり、特に上の名前を記載しない場合にどちらに入れたかがわからない事例が目立ちました。按分の仕組みを知るとともに、ご自身が意図しない分け方をされないためにも、落ち着いて正確にフルネームを記入するようにしましょう。 



◎まとめ


今回は、選挙で抱きやすい疑問として、按分票・ネット投票・選挙運動の注意点などを取り上げてご紹介しました。匿名かつ公正性が求められる選挙では、今のところインターネットを使った投票は難しい状況です。選挙運動・持ち物・按分票などはご自身にも関わる可能性のあることなので、注意点として押さえておきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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