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2019年の参議院選挙の投票率、都道府県別の記録・前回との比較などについて解説

こんにちは、Curlpingです。

2019年7月21日に第25回参議院議員通常選挙が行われました。開票速報をご覧になっていたという方もいらっしゃるかもしれません。そのときには、投票率も公開されますよね。私自身はこの数字に注目していましたので、数字が出たときには何とも言えない感情を抱いたものです。

今回は、2019年度の参議院選挙での投票率に関して、選挙区別の記録や前回と比べてどのように変わったのかということについてご紹介します。



◎投票率ベスト3に輝いた選挙区は?
国政選挙では、全国での投票率とともに、都道府県別や市区町村別の投票率も公表されています。今回2019年の参議院選挙で、投票率ベスト3に輝いた選挙区はこちらです。

🥉3位…新潟県(55.31%)

🥈2位…岩手県(56.55%)

そして…

🥇1位…山形県(60.74%)

実は前回は2位だった山形県、唯一の60%超えで他の選挙区に4ポイント以上の差をつけていました。

他の順位は以下のようになっています。青森県を除く東北地方、甲信越地方の数字が比較的に高かったことがうかがえます。



◎全国的に低下傾向の投票率、前回との比較

しかし、前回の選挙と比べると喜んでもいられません。今回の投票率は48.8%だと言われ、前回の54.70%と比べると6ポイントほど下がりました。6ポイントという数字だけですとよくわからないかもしれませんが、かなり違っているのが下の表からうかがえます。

色を見比べると全く違いますよね。2016年は橙や黄とういった色が多く見受けられるのに対して、2019年は緑や濃い青が中心となっています。実際に、2016年においては、55%以上だった地域が27/45であったのに対し、2019年には4/45と極端に減少したのです。また、50%以上のところも2016年の42/45から2019年には18/45と一気に半数を割り込み、これが全体での50%割れにつながりました。



原因としては、そもそもの関心の低さに加えて、事前調査で優勢がはっきりしているために盛り上がらなかったことも考えられます。逆の事例として、今回の参議院選挙で激戦区と言われていた、滋賀県・宮城県・山形県・新潟県・岩手県・秋田県・東京都などは比較的に多くの方が投票していました。また、九州地方は当日大雨となったことも投票率を下げた要因として指摘されています。



◎投票率でこんなに違う、選挙に参加する重要性
2019年の参議院選挙でも投票率の低さが浮き彫りになりました。半数が行かないということはそれだけで全ての結果が変わってしまうということです。実際に今回の選挙でも、棄権者の一部だけでも投票していれば変わっていた可能性のある接戦も多く見受けられました。



《計算方法》
100×得票差÷棄権者数、棄権者の○%が投票することで得票差を覆せるか、つまりN+1番目の候補者がN番目の候補者を上回ることができるか。

棄権者数…有権者数×(100-確定投票率)で計算、有権者数と確定投票率は選挙結果から引用、小数点以下は切り捨て
最下位当選者と次点との得票差…各選挙区において、定数がN人だったとき、(N番目の候補者の得票数)-(N+1番目の候補者の得票数)で計算



《結果》
1%未満…東京
1%台(1%以上2%未満)…宮城・京都・兵庫・広島
2%以上3%未満…千葉・滋賀
3%以上4%未満…岩手・埼玉・神奈川・大分
4%以上5%未満…山形・新潟・大阪


選挙区の45個の中で、5%の棄権者が次点の方に投票すると結果が変わった事例は、14個です。これは前回2016年の11個よりも増え、激戦が多かったということがうかがえます。つまり、選挙区の約3分の1は、棄権者の20人に1人が投票行動をすることで違う結果になっていたかもしれないのです。さらに調べていくと、


5%以上10%未満…北海道・青森・秋田・栃木・茨城・静岡・愛知・三重・香川・徳島高知・福岡・長崎
10%以上20%未満…福島・長野・山梨・奈良・岡山・愛媛・佐賀・熊本・鹿児島・沖縄


選挙区の45個の中で、棄権者の10人に1人(10%)が投票行動をすることで結果が変わる可能性があったのは半数を超える26個もありました。5人に1人(20%)になると36個と8割に達し、前回はそれぞれ19・29個でしたのでやはり増加しています。

たしかに1人の票だけで結果が動くことはないでしょう。しかし、「変わるかもしれない」ということを同じように思う人がいて、積み重なることで違ってくるということも事実なのです。



◎まとめ
今回は、2019年度の参議院選挙での投票率に関して、選挙区別の記録や前回と比べてどのように変わったのかということについてご紹介しました。

2019年の参議院選挙では2つの諸派が政党要件に至りました。供託金が引き上げられた1995年以降で、諸派が比例で議席獲得を果たしたのは初めてのことです。

一方で投票率は48.8%ということからわかるように全体としては低調だったことがうかがえます。これからの議会運営を国民として見守りながら、いかに熱を冷まさないかがポイントとなります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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