こんにちは、Curlpingです。

参議院選挙の開票が21日に迫っています。今回が初めての選挙という方もいらっしゃるかもしれません。国政選挙では、選挙区と比例代表という二種類の投票を行うことができるのをご存じでしょうか?今回は、その二種類の投票とはどのようなものなのかということ、衆議院と参議院の選挙制度の違いについてご紹介します。



◎投票で知っておきたい、二種類の投票用紙
●選挙区用の投票用紙
投票所に入って、最初にもらうのがこちらになります。選挙区というのは、ご自身がお住まいの都道府県またはその中でもいくつかの地域に分けられた選挙区域ごとに、立候補した個人を選ぶ形式です。


このようにして、政党などの公認または無所属で出ている方のうちの一人の名前を記入します。ここで注意したいのは、正確に名前を書かなくてはならないことです。漢字の間違い、氏名のいずれかが異なる、政党名で記入しているというのは無効とされてしまうことがあります。名前を記入する台には、上記のような形で名前が記載されていますので、それをそのまま写せば問題ありません。



●比例代表用の投票用紙
別々に配られた場合には、2回目にもらうのがこちらになります。比例代表というのは、得票数に応じて政党または政治団体に議席が配分されるという制度です。参議院議員選挙では全国での投票となり、日本どこからでも同じ候補者に投票できることはまず知っておくと良いでしょう。



参議院議員選挙に関しては、みなさんが書けるのは、政党名または比例代表に立候補している方の個人名のどちらかです。たとえば、下のものであれば、D党と書いても良いですし、▲▲と個人の名前を書いても構いません。両方を記入すると無効になるかもしれませんので注意しましょう。



集計としては、政党名と候補者の名前を合計したものがその政党または政治団体の得票数となります。たとえば、『F党』と書かれたものが20万票あり、◇・◆・◇◇・◆◆・◇◇◇・◆◆◆それぞれの名前がそれぞれ10万票ずつ出てきた場合、F党全体の得票数は、20万(政党名分)+10×6(個人の合計)=80万票となるのです。



ここで、必ずしも全員が当選できるわけではない状況もあることでしょう。その場合には、個人での得票数が多い順番に当選していくことになります。



◎参議院選挙と衆議院選挙の違いについて
日本では、二院制が採用されていて、上院にあたる参議院というのはそのうちの一つです。もう一つは下院にあたる衆議院ですが、選挙に関する制度も大きく違います。表で違いを見てみましょう。

●衆議院と参議院の任期や頻度の違いについて

参議院と衆議院が大きく異なる点は、解散の有無でしょう。衆議院は首相に解散の権利があり、4年の任期を満たずして選挙となることがほとんどです。一方、参議院には解散がありませんので、議員は特に問題が起こらない限りは6年間つとめることになります。そして、参議院については、3年ごとに半数ずつ改選されるのです。そのため、選挙の頻度としてはちょうど3年が経過した頃に行われるということになります。大体7月に日程が組まれることが多いため、「夏の陣」とも呼ばれるのです。



●衆議院と参議院の選挙区制の違いについて
そして、選挙の制度についても若干の違いが見られます。



衆議院議員選挙は、都道府県の中で2~25に区域が分けられています。小選挙区制と言って、それぞれの選挙区に立候補者がいて、その中から一人を選ぶのです。得票数が最も多い人が当選となって、国会議員に選ばれます。


一方で、参議院議員選挙については都道府県全体が一つの地域としてみなされています。人口の比率になるべく沿うように人数が配分されているのです。ちなみに今回の参議院選挙では以下のようになっています。簡単に説明すると、上位●人が議員になれるということです。


5人…東京都
4人…埼玉県・神奈川県・愛知県・大阪府
3人…北海道・千葉県・兵庫県・福岡県
2人…茨城県・静岡県・京都府・広島県
1人…青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県・群馬県・栃木県・新潟県・富山県・石川県・福井県・長野県・山梨県・岐阜県・三重県・滋賀県・奈良県・和歌山県・鳥取県と島根県・岡山県・山口県・香川県・愛媛県・徳島県と高知県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県


ただし、2016年より鳥取県と島根県・徳島県と高知県は一つの区域とみなされて投票が行われています。ここで使われているのが合区という言葉です。



それぞれの都道府県または合区によって、当選人数が異なります。特に複数人の選挙区に関しては、支持する方ではなく当選ぎりぎりの方を選ぶという戦略も図られているのです。たとえば、同じ政党の候補者に表を回すことで当選する数字まで持っていくという工夫ができます。


逆に同じ政党の候補者が票を取り合うことで、どちらも当選できなくなる状態のことを共倒れと呼びます。複数人が当選する参議院選挙区ならではの現象です。



●衆議院と参議院の比例代表制の違いについて
先程、比例代表についても触れていましたが、こちらも衆議院と参議院で若干の違いがあります。まず、衆議院は、全国11のブロックに分けて投票が行われますが、参議院は全国の合計得票で決まるのです。そのため、他の仕事で名の知れた方が立候補する傾向も強くなります。



そして、記入の方法も異なるので注意しておきましょう。参議院選挙では、比例区に立候補している候補者または政党の名前を記入することになります。どちらの名称を記入したとしても、候補者が所属している政党の票として扱われるのです。


基本的に、政党内で得票の多い順に並べられ、政党の票数に比例して分配された議席数に当てはめていきます。個人的に応援している方がいる場合には、政党名ではなく個人名を書く方が良いというのを押さえておきましょう。


2019年の参議院議員選挙から、特定枠というのが採用されていますが、これは個人の得票にかかわらず順位が予め定められているという制度です。一部の政党または政治団体が使っていますので、採用の有無を調べられることをおすすめいたします。


一方、衆議院議員選挙については、比例代表に立候補している個人を選ぶことはできず、政党または政治団体名のみの記入となります。


◎まとめ
今回は、二種類の投票とはどのようなものなのかと、衆議院と参議院の選挙制度の違いについてご紹介しました。二度投票することになりますので、驚く必要はありません。それぞれどのようにして当選者が決まるのかを知って、ご自身の貴重な1票を投じましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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