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就職の採用の内々定と内定の違いとは?入社誓約書の提出後・内定承諾後の内定辞退は可能?

仕事・キャリア・就職活動


就職活動の際には内定と内々定にはどのような違いがあるのかが気になるかもしれません。また、内定承諾した後に辞退したい場合にはどう対処すればよいのかも押さえておきたいポイントでしょう。内定を承諾してから辞退あるいは内定承諾書を出した後に辞退する場合はその期限やルールを把握しておくのが大切です。今回は、新卒での内々定と内定の違いと、内定承諾後の内定辞退はいつまでなら良いのか(就職/転職)とその方法をご紹介します。

◎ [新卒・就活]内々定と内定の違い

●[就職]採用における内々定とは?


就職の採用でよく耳にする内々定とは、内定に先立ち採用を通知することです。内々定から内定までの期間であっても早い段階で採用することを約束することで、学生側も安心できますし、企業としても入社に向けて準備をしやすくなります。特に法的に定められてはいませんが、内定は10月1日に出されることが多いため、よくある6月1日の時点で出ているのは内々定と捉えておくと良いでしょう。

●内定が就職の意味で持つ大きな違いは?


内々定と内定の違いは期間だけではありません。内定が就職にあたり持つ大きな違いは、労働契約と同じ効果を持ち法的拘束力がある点です。10月1日に内定式が開かれ、それ以降に渡される入社承諾書や内定承諾書に署名して印鑑を押すことで内定が正式なものになります。ここで初めて『●●さんは◎◎日から▼▼社で勤務します』ということが確定するのです。

◎早期選考・インターンシップなど内々定の事例、6月1日に受けると…


新卒の就活での内々定は、様々な形で出されることがあります。一つは、早期選考を通して内々定が得られる事例です。最近は選考も前倒しが進んできており、表面上の開始日である6月1日に内々定が通知されている場合も多く見受けられます。内定よりも早いタイミングで内々定を出すことで、辞退されたときのカバーする期間が長くなるほか、入社前研修など準備期間も十分に設けられることが特長でしょう。


もう一つは、インターンシップを通して内々定が得られる事例です。ここでのインターンシップとは、早い段階から接触した学生に早期選考を実施するパターンだけではありません。大学2年生のようにもっと早い段階で長期インターンシップを実施し、お互いの相性が良ければそのまま内々定を通知することもあります。企業は在学中のかなり早い段階で濃い関係を築け、学生にとっては就活をする前に内々定を得ることができ、残りの学生生活を好きな活動に費やせるのが大きなメリットです。

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◎内定承諾書・入社誓約書・入社承諾書の提出後の辞退は可能?


内定を通知されると、入社誓約書や内定承諾書の記入を求められるかもしれません。この入社承諾書の提出後に辞退できるのかは、後戻りできない可能性も踏まえて把握しておきたいですよね。結論から申し上げますと、内定承諾後の内定辞退は何の問題もありません。内定と内々定は解約権留保付きで、契約を解除できる(なかったことにする)権利があることを意味します。口頭で内定を承諾してから辞退というのももちろんできますし、内定承諾書を出した後に辞退することも可能です。内定承諾後に就職活動をする自由も保障されているため、複数の会社で内定(内々定)を承諾してから1社に決めることもできます。

●内定承諾書を断る、内定契約書や入社承諾を辞退するとどうなる?迷った時は…


内定受諾後の辞退となると裏切ったようで何かと面倒なので、一旦保留にしたいと思った方もいらっしゃるかもしれません。内定承諾した後に辞退するよりも可能であれば待ってもらった方が、角が立たないような印象もありますよね。このように就活でトラブルを避けるために内定を承諾するか辞退するかの判断を後回しにしがちですが、リスクを伴うことを理解するのが重要です。


内定承諾書を出すのを断ると、まず企業側から入社に前向きではないのかと疑いをもたれることにつながります。会社としてはもちろん入社して活躍してほしいと内定を通知しますが、承諾を渋ると「入社する気がないのだろうか」「他社を優先しているのか」と勘づいてしまうのです。もちろん、なかなか返信をしないつまり連絡が遅いことで評価を落とすのは言うまでもありません。


内定承諾を辞退することを伝えていないにもかかわらず、企業側から一方的に選考を打ち切られる可能性もあります。基本的に企業が内定取り消しをできる条件は限られていますが、特に内々定の時期は正式な書面で労働契約が締結されているわけではなく、口約束上(証拠がない)ため、一方的な破棄(内定の取り消し)も行いやすいのです。私が実際に就職したときに内定後に辞退するかを悩んでいたところ、このようなメールが来たこともありました。この企業は最終面接時に内定を伝えられましたが、明記されるメールの書面上には内定の文字がないのがポイントです。



内定承諾書を出した後に辞退することはほぼ問題なくできます。そのため、内定をもらった企業に入社する可能性が少しでもあれば断ることなくひとまず承諾し、辞退するかはその後考えるようにしましょう。もちろん何社も内定契約書を交わした末に辞退すると、手続きが面倒になりますが、一旦切れた関係は元には戻りません。内定辞退は内定承諾後でも誓約書の提出後でもできますから、次の項目でご紹介する期限までは可能性を残しておきましょう。

◎内定承諾後の辞退はいつまでできる?新卒・転職それぞれでご紹介


内定承諾後の辞退がいつまでかは特に初めて就職するなら気になるかもしれません。新卒の場合は、2つの期限があることを押さえておきましょう。転職の場合も合わせてご紹介します。

●新卒で内定承諾後の辞退はいつまで?就職は二段階あることに注意


新卒で内定承諾後に辞退する1つ目の期限は、内々定から内定に切り替わるときまでです。10月1日の内定のタイミングで、入社誓約書や内定承諾書などを渡され法的な契約を交わすと先ほどご紹介しました。正社員として2社以上で働くことはできないため、2つ以上の内定を持ちながら卒業まで過ごすことは違法になります。もし内定受理を複数社でしている場合は、9月中に1社だけを残して他は断るつまり辞退の連絡をするようにしましょう。


また、2つ目の期限として、内定承諾書の提出後で入社日の2週間前までに伝えた場合も内定の辞退ができます。 民法で雇用契約は解約を申し入れた日から2週間を経過すると終了だと定められているためです。内定辞退が入社承諾書の提出後にできる以上内定承諾後でも就職活動を続けるのは可能なため、ご自身にとってより良い企業に内定が来たら乗り換えるのは問題ありません。他の会社と接触がなく辞退した場合は無い内定(持ち駒0)を意味し、大学院への進学あるいは留年も視野に入れてもう一度就活をやり直すことになります。

●内定承諾後に辞退はいつまでなら可能なのか?(転職)


転職の場合でも内定辞退は可能です。内定が決まると、連絡とともに内定承諾書の提出が求められるでしょう。同様に内定承諾を辞退したり入社承諾書の提出後に辞退したりすることが可能です。内定承諾後の辞退はいつまでできるのかは民法627条で定められています。内定受諾書そのものに法的拘束力はなく、雇用の開始日の2週間前までは辞退が可能です。そのため、内定辞退を受諾後や承諾書の提出後にしばらく時間が経過してから行っても問題はありません。

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◎内定辞退を内定承諾後や承諾書・入社誓約書の提出後にする方法


しかしながら、企業側は採用にコストをかけていますし、特に4月ぎりぎりになるほど入社人数にも影響します。そのため、仮に内定承諾後に辞退する場合には誠意を持って連絡を行うのが大切です。内定承認後に辞退する方法をいくつか見ていきましょう。

●内定承諾後の内定辞退をする方法①


内定承諾した後に辞退する方法で一番適切なのは、面と向かった挨拶することでしょう。説明選考を含め、就活生には内定までに多大な時間とコストをかけています。内定辞退に至った旨と内定承諾後も含めこれまで関わってもらったことへの感謝を述べるのが1人の人間としての最低限の礼儀です。理由は無理して伝える必要はありません。誠意を持って対応すれば、(労働者をコマとは見ている一部を除き)多くの企業は快く送り出してくれます。

●内定を承諾してから辞退するやり方②


しかしながら、相手が忙しかったり、昨今の接触リスクを踏まえて会うのが億劫だったりするかもしれません。その場合は、代わりの方法として電話やオンラインのツールを検討します。電話に関しても、人事担当者など、選考にあたってお世話になっていた方に繋いでもらって直接伝えるのが良いでしょう。内定辞退は承諾書のように書面であると形式的で丁寧な印象ですが、最近の環境問題への取り組みを受けペーパーレス化を進めている企業も多いため、メールでも問題ありません。

●就活で新卒エージェントを利用した場合に内定承諾後に辞退はできるのか


就活で新卒エージェントを利用している場合は内定承諾後に辞退して問題ないのかが気になるかもしれません。エージェント経由の場合は内定辞退が承諾後になると企業との契約面でややこしいことになりそうですが、新卒中途に関係なく同様に辞退して問題ありません。就活で新卒エージェントを利用する際、内定承諾後に辞退するやり方はエージェントの立ち位置によって異なります。最初の紹介だけでエージェントがそれほどカランで来ない場合、特に企業と直接やり取りをしている場合には企業に直接連絡するのが良いでしょう。ただ、会社によっては、やり取りを中継していることもあるかもしれません。その場合には、エージェントに辞退の旨を連絡して、エージェントから企業へ連絡してもらうのも一つの方法です。

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◎まとめ


今回は、就活で気になる内定と内々定の話、承諾書の辞退がいつまでなら良いのかとその方法をご紹介しました。就職活動では内定後に辞退することは問題なく、内定承諾書の提出後の辞退もできます。内定承諾書を断るのではなく、少しでも可能性があれば提出し、納得のいく形で就活ができたタイミングでどうするかを決めるのがおすすめです。ただし、内定辞退を受諾後にする場合には、誠意を持って連絡しましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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