参院選・衆議院選挙の期日前投票とは?やり方や持ち物、投票所やいつからかなどをご紹介


選挙の際に、「投票日に予定があって行けない」と困った経験があるかもしれません。用事は変更できないけれども投票には行かずに諦めるのは避けたいですよね。実は選挙は投票日に投票する必要はないのです。今回は、国政選挙などでの事前投票制度である期日前投票とは何かと、やり方や持ち物、投票所やいつからかなどをご紹介します。



◎若者の選挙の投票率は政治への無関心が原因?大学生への調査の結果は意外にも…


若者の選挙での投票率の低さが指摘されて久しいですが、政治への無関心が原因なのでしょうか。その疑問を検証するために、以前大学生を対象に選挙での意識調査をしたことがありました。意外なことに、「興味がないので投票しない」よりも多くあったのが、「事情があり選挙の投票ができない」で、この回答が全体4分の1以上を占めたのです。その理由として書かれていた一つが「当日に予定があって投票する余裕がない」でした。つまり、期日前投票の存在を知らずに投票を諦めている大学生が少なからず存在していることが明らかになっています。詳しい調査結果はこちらの記事で触れておりますので、参考にしていただければ幸いです。



◎選挙の事前投票制度、期日前投票とは?読み方やメリットについて


期日前投票とは、選挙期間中でも投票日当日と同じ方法で投票を行える制度です。読み方は「きじつまえとうひょう」とよく言われていますが、日本国憲法の公職選挙法第48条では「きじつぜんとうひょう」と定められています。投票日当日仕事や旅行などで投票に行けない方に向けた制度として2003年に導入されました。この事前投票制度である期日前投票には様々なメリットが挙げられます。



●選挙の投票日と期日前投票のやり方はほぼ同じ、事前投票でも手続きは必要なし


「期日前に投票するくらいだから、色々面倒なのだろうな…」と感じるかもしれませんが、実は事前の手続きが一切必要ありません。事前に手元に届いている入場券が持ち物になっていますが、身分が証明できるものを携帯していれば投票できるのです。


また、手続きでは宣誓書に記入します。これは当日に投票できないことを証明するものですが、理由は選択肢に○を付けるだけの簡単なものです。理由と言っても、仕事や学校などだけでなく、どこかに遊びに行く項目も含まれています。極端な話、「休みの日は家から出たくないから平日に投票所に寄って済ませてしまう」のも可能なのです。当然調べられたり証明を求められたりすることもないので、当てはまるものに付けておけば何の問題もありません。結局、期日前投票で追加でかかる手続きは、宣誓書に○を付けるくらいのことですから、特に負担はないのです。



●衆院選や参院選の投票日に予定があっても選挙には期日前投票で参加できる


選挙の投票日のみしか投票しかできない場合、用事があって行けないこともありますよね。しかし、期日前投票はおよそ期間が2週間ほどありますので、可能性が一気に広がります。たとえば、2019年の参議院選挙は、2019年7月4日に公示されましたが、期日前投票は7月5日から始まりました。期間としては16日間あり、その間であればいつでも投票できる状態だったのです。



●期日前は投票所も増えるのでアクセスしやすい


投票日当日は、会館や小学校などの指定された場所での投票が多いです。しかし、期日前投票は、商業施設や大学などアクセスしやすい場所でも投票ブースが設けられています。買い物や授業のついでに、ブースに立ち寄って投票できる場所も増えてきているのです。


2016年の参議院選挙から選挙権が引き下げられましたが、その際に期日前の投票所が一気に400ほど増加して5300箇所ほどになりました。特に、高校や大学にも投票所が設けられたことで、大学生もアクセスしやすくなっています。投票日にわざわざ指定の投票所に足を運ばなくても良いと考えると、少し気持ちが軽くなりますよね。



◎衆院選や参院選の期日前投票はいつから、日曜日はあるのか、投票所についても



●期日前投票はいつからいつまで?期間や時間について


期日前投票の日程は一般的に、
投票期間は、公示日(告示日)の翌日から投票前日まで
投票時間は、午前8時30分~午後8時まで
です。2019年の参議院選挙においては、7月5日~7月20日の16日間が投票期間でした。期間中は毎日受付が行われていますので、日曜日も含めて投票ができます。当日に用事がある場合には早めに済ませておきましょう。



●期日前投票は意外な場所でも、投票所について


期日前投票ができる場所は、各市区町村に1か所以上設けられる期日前投票所となります。自治体によって異なりますが、ショッピングモールといった大型商業施設・役所・大学・会館などが多いです。2016年の参議院選挙から選挙権が引き下げられましたが、その際に期日前の投票所が一気に400ほど増加して5300箇所ほどになりました。特に、高校や大学にも投票所が設けられたことで、学生もアクセスしやすくなっています。



◎期日前投票のやり方をご紹介、持ち物は何が必要?気になる宣誓書の書き方も


期日前投票は、通常の選挙の投票とやり方はほぼ同じです。まず、住民票のある自治体の期日前投票所に行きましょう。持ち物は、事前に手元に届いている入場券があると望ましいですが、なくても身分の証明をできるものがあれば投票できます。


期日前投票の投票会場では、宣誓書兼請求書を受け取り、記入を求められます。当日投票できない理由を記入しますが、選択肢に○を付けるだけなので難しいことはありません。理由と言っても、どこかに遊びに行くなどの理由も項目にあり、当てはまるものに付けておけば何の問題もありません。


そして、投票用紙をもらい投票記載台で投票用紙に記入して、投票箱に投函します。投票所に入ってしまえば、どれだけかかっても5分以内に終わるでしょう。流れについては、現地で案内がありますので、何も考えなくても流れ作業で投票ができるようになっています。



◎期日前投票の意義、衆院選・参議院選挙での投票率の変化からみる


期日前投票は、投票日当日に仕事や用事で選挙に行けない方に配慮して2003年に導入されました。手軽で時間の融通が利くためこの制度を利用する方は徐々に増えつつあります。2004年に期日前投票を利用した人は717万人でした。それが2007年以降は1000万人を突破し、2017年にいたっては前回2014年の選挙と比べて822万人も増加して2138万人となっています。一気に増えた理由としては、投票がしやすい状態が整備されてきたことが挙げられるでしょう。参議院選挙の方でも、2019年に1706万人と過去最高の投票数を記録しました。投票率が低下する中で、より柔軟に選挙に参加できる制度として今後も意義があると考えられます。



◎まとめ、期日前投票と不在者投票の違いとは?


今回は、国政選挙などでの事前投票制度である期日前投票とは何かと、やり方や持ち物、投票所やいつからかなどをご紹介しました。投票日以外にもチャンスがあり、商業施設など比較的にアクセスしやすい場所でも投票に参加できます。期日前投票は時間的な束縛を軽減するシステムでしたが、場所の束縛を減らす不在者投票はご存知ですか?次回は、その地域にいなくても投票できる制度である不在者投票をご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。


コメント

タイトルとURLをコピーしました