Excelで絶対参照とはどのようなものなのかが気になるかもしれません。絶対参照のエクセルでのやり方とともに、便利な場面も押さえてくとうまく利用できそうですよね。エクセルの絶対参照は特にコピーをするときに大きく役立つのが特徴です。今回は、Excelでの関数やセExcelでの関数やセルの絶対参照のやり方(ショートカットも)と、相対参照と絶対参照と複合参照の特徴の違いなどをご紹介します。
Excelでの絶対参照とは、式で参照するセル番地が変わらずにそのままである方法です。そもそもExcelでの参照とは、あるセルに数式として別の値のセル番地を指定することを指します。こうすることで、参照元のセルの値が変化したときに参照先のセル(数式)にも新しい値が代入されるのです。
Excelの数式は絶対参照ではない場合、式をコピーするとそれと連動して式の中の参照元のセルも変化していきます。これはエクセルが相対的な位置で中の情報を把握しているためです。そこで、エクセルでの絶対的なセルで値を指定するように設定してみましょう。Excelで絶対参照をコピーしても参照元のセルは同じ場所が指定されていることがわかります。エクセルの数式には絶対参照をすると同じものになるというのがこれまでとは違う大きな特徴です。
絶対参照の意味がわかったところで、エクセルでのやり方を見ていきましょう。変化させるのは参照先の数式が入っているセルです。Excelで絶対参照にしたい番地が書かれている部分をクリックし、数字と英文字の手前にそれぞれ「$」を入力しましょう。「$」は「Shift」キーと「4」のキーを同時に押すことで出てきます。
絶対参照をエクセルで指定する際にはショートカットも覚えておくのがおすすめです。エクセルの絶対参照は「F4」キーを1回押すだけでショートカットができます。特に、エクセルで相対参照をすべて絶対参照にしたい場合には一括変換できるので便利でしょう。ちなみに、F4をもう一回押すと数字の前にのみ$が付き、さらにもう一回押すと英文字の前にのみ＄が付き、4回目で元に戻ります。
相対参照という言葉をExcelで耳にしたことがあるかもしれません。エクセルにおける絶対参照と相対参照の違いは、コピーをしたときに参照元のセルの番地がどうなるかです。先ほども触れましたが、Excelの絶対参照はコピーをしても番地が変わりません。一方で、エクセルの相対参照はコピーをすると同じだけ数式の参照セルの位置もずれるのです。絶対参照と相対参照の違いを練習問題を通して確かめてみましょう。次の式はそれぞれでコピーするとどのようになるでしょうか？
Excelでセルの相対参照をした場合は、参照先を基にした参照セルを相対的な位置で判断しています。したがって、コピーをすると連動して位置が変わってきます。例の通り、横方向に列を移動すると、式の中身も同じ分量だけずれました。一方で、エクセルで絶対参照をコピーした場合には、やはり式の中のセルはそのままです。相対参照と絶対参照の大きな違いは、使い方が式で使っているセルの位置を動かしたいか固定したいかだと押さえておくと良いでしょう。
Excelでの複合参照とは、1つのセルの数式内に相対参照と絶対参照が両方含まれている状態のことを指します。セル番地で表すなら、相対参照が【英文字数字】絶対参照が【$英文字$数字】であるのに対し、複合参照が【$英文字数字】または【英文字$数字】です。絶対参照がどのようにコピーしてもセル番地がそのままなのに対して、複合参照は、コピーすると行または列のどちらか片方が連動して変化します。
また、エクセルで絶対的な値での指定を参照セル全てでしたいとは限らない場合もあるかもしれません。相対的な位置にしているものと、絶対的な番地をエクセルで定めている参照が両方含まれていても複合参照をしていることになります。
Excelの関数で絶対参照にすると便利なものの1つにVLOOKUPが挙げられます。式は『=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)』などと表され、検索値や範囲はエクセル上の値を参照することも可能です。ただし、エクセルのVLOOKUP関数で該当するものを調べるときは特定の領域の値を調べるので、相対参照にすると範囲がずれて思っうような値を取得できない状況になります。ExcelのVLOOKUP関数を絶対参照で表すことで、式を連動させて検索値を変化させながら範囲は固定したままにするといった柔軟に対応することが可能です。
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今回は、Excelでの数式の絶対参照がどのようなものなのかについて、使い方や似た参照との違いをご紹介しました。Excelで絶対で指定すると番地といったエクセル上での参照が一定になるのが特徴です。絶対参照と相対参照と複合参照をセットにして考えると、違いが明確になり何を使えばよいかが把握しやすいかもしれません。最後までお読みいただきありがとうございました。