「Gmailでもう一つアドレスを作成したい」ジーメールアドレスを複数作成することで、Gmailを二つ持つようにしたい場合もあるかもしれません。急にメールドレスが必要になることもありますから、Gmailを複数作る際のポイントやその二つ目のアドレスの作り方は把握しておきたいですよね。Gmailで2個目を作成するのには、ジーメールのアカウントを新たに作成して複数持つほか、一つのアカウントで複数のメールアドレスにするなど、複数の作り方があるのが特徴です。今回は、Gメールを複数作るメリットや注意点、作り方を複数パターンご紹介します。
Gメールを複数作ることの大きなメリットとして挙げられるのが、整理のしやすさです。毎日非常に多くのメールを受信すると、どのメールは読む必要があるのかを探すのが大変になります。もちろん、Gmailではラベルなどでカテゴリーによってメールの内容を分類できる機能もありますが、それでも種類が多くなるとむしろ探しづらくなるでしょう。
Gmailを2つ作ることでメール自体を分けられますので、受信したものをその都度振り分ける手間を省くことができます。たとえば、Gmailの2個目を作成して「仕事用・プライベート用」とアドレスを使い分けすることで、私的なメールを見ようとして偶々仕事のことが目に入るといったこともありません。逆に仕事中に私的な内容が入ってくることも防げて集中できるでしょう。他にも、受信量が多い普段使いのメールと重要な通知のみ用で分けることで、大切なメッセージを読み落とすことも避けられます。
また、Gmailを複数作ると余計なあるいは見たくないメールを減らして必要なもののみを読むことが可能です。サイトの会員登録などご自身は見たいと思わない内容でメールアドレスの登録を要請される場面もあるかもしれません。ただでさえ数の多いメールの中で不必要なものを受信するのはストレスがかかりますから、Gmailで無視して捨てる用のアドレス(捨て垢)を用意する意味でも作り方を押さえておくと効果的でしょう。
グーグルアカウントを複数作成することは、Gmailを使い分ける以外でも便利な場面が多いです。Googleアカウントの使い分けの例としては、ドライブや写真の整理を用途ごとに行うことが挙げられます。たとえば、当方はこれまで撮影した日常風景の写真を保存するGoogleドライブ/フォトと、趣味のカラオケでの記録などをまとめているドライブなどと分けるようにすることで、何の資料がどこに含まれているのかを簡単に把握できるようになりました。Googleアカウントを二つ持つことでストレージが2倍になりますから、無料での保存料が増えるだけでなく、用途ごとに分類できるようになります。
また、プライベート用と共有用に分けるのもおすすめです。家族や友人と共有したい写真をまとめて保存しておく、仕事で使う資料などをドライブに入れて同僚もダウンロードできるようにするといった使い分けをするとより便利にGoogleの各種サービスを利用できるでしょう。
Gmailでもう一つアドレスを作成する方法を見ていきましょう。ここでご紹介するのは、ジーメールでアカウントを作成して複数にする方法です。まずは、Googleアカウントが作成できるページにアクセスします。
Gmailを新規作成して複数にする場合でも作り方は同じです。最初に出てくるページに出てくる、姓名・ユーザー名・パスワードはいずれも入力する必要があります。ユーザー名は[@gmail.com]を付けることでメールアドレスにもなり、半角英字・数字・ピリオドでの組み合わせが可能です。
『次へ』を押すと「Googleへようこそ」と書かれた画面がでてきます。ここでは、生年月日と性別以外は省略可能です。外出先などで急いでGmailの2個目を作成しなければならな場合にはこの4か所のみ入力すると早いかもしれません。
『次へ』をクリックすると「プライバシーポリシーと利用規約」と書かれた項目が出てきます。下まで読み進めて『同意する』を選択すれば操作は完了です。その次の画面では、「ようこそ●●さん(姓名で入力した内容)」と書かれたホーム画面が出てきます。作成した2つ目のGmailアドレスを使ってメールを送受信したい場合には、右上の●が9つ並んでいるところ『Googleアプリ』内にある『Gmail』を選択しましょう。
出先でGmailのサブアドレスが急に必要になる可能性もありますから、作り方のうちiphoneなどのスマホでもできる方法は押さえておきたいですよね。Gメールアドレスの二つ目の作り方をiphoneの画面で見てみましょう。
Gメールの作り方には、複数のアカウントを作成する以外にも、一つのアカウントで複数のメールアドレスを設定するやり方もあります。この場合は、Googleアカウントの数はそのままでGメールのみ複数作成できるため、メールに限って使い分けたい場合に便利です。まずは、Gmailを開いて、右上にある歯車のマーク『設定』をクリックしましょう。「クイック設定」と書かれたものが出てくるので、『すべての設定を表示』を押します。
「設定」の画面で出てくる項目のうち、今回使用するのは、『アカウントとインポート』です。ここではGoogleアカウントのパスワードの変更などを行えます。このうち、「名前」のところにある他のメールアドレスを追加』を選択しましょう。
新しいタブが開かれて、「自分のメールアドレスを追加」と書かれたものが出てきます。設定したい名前をメールアドレスを入力しましょう。名前は何もしなければ元々のアカウントの名前が表示されています。「エイリアスとして扱います」というところには☑マークが入っていたら問題ありません。Googleのメールにおけるエイリアスとは、既存のアドレスを基に別のアドレスを追加する機能です。
メールアドレスは、元の文字列が●●だったとすると、
・●●+何かの文字列@gmail.com
・●●@googlemail.com
・●●のうちドットを付けたり消したりしたもの
のいずれかであれば作成することができます。Gmailのアドレスが複数あると忘れがちになりますから、管理のことも考えると●●2や●●subのようにある程度は共通している方がわかりやすいでしょう。『次のステップ』を押すと、タブが消えて、元のメールアドレスの『すべての設定を表示』⇒『アカウントとインポート』には新しいメールアドレスが追加されているはずです。
もし上の図のように、「自分のメールアドレスを追加」という項目が出てきたり、作成した新しいメールアドレスの右隣の文字が「確認」などと異なる表記だったりする場合、Gmailのアドレスがうまく作成できない状態であることを意味します。この例では、上記のルールに反して、1文字目を大文字にし、さらに+を付けていないためにエイリアスが機能していませんでした。以下の図のように「デフォルトに設定」「情報を編集」などとなっていれば成功です。
エイリアス機能を設定した場合、受信トレイに複数アドレス宛てのメールがまとめて届きます。つまり、エイリアス宛のメールも元のメールアドレスに届くのです。そのままにしていると受信する量が増えて逆に混乱する可能性もありますから、分類の設定をするのが良いでしょう。Gmailの分類に便利なラベルの設定はこちらの記事で触れていますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
ここまで、Gmailの二つ目のアドレスの作り方をご紹介しましたが、ジーメールアドレスを複数作成することが利用規約に違反しないのかが気になるかもしれません。「Googleで複数アカウント使っていることがばれるとまずいのでは」と思うと不安になるでしょう。結論から申し上げますと、Gmailをもう一つ作成することは何の問題もありません。GoogleそのものにはGmailを二つ持つことに関する注意書きは書かれておらず、むしろ複数アカウントでの利用に対応しているくらいです。ちなみに、当方は先ほど例で挙げた写真や資料用の他に、これまで大学時代のサークル・インターン先・就職後の仕事などでもGoogleアカウントを作成して使っていますが、いずれもGmailを含めて問題なく5.6年にわたり使えています。
Googleアカウントを複数作るのに電話番号をどうするのかが気になるかもしれませんが、手順でもご紹介したようにそもそも省略可能で、別アカウントで同じ電話番号を使ってもエラーが出ることもありません。ただし、全くリスクがないわけではないため、以下のデメリットも押さえておきましょう。
Googleアカウントの個数には制限がありませんが、一度に大量作成する場合は別です。Gmailでの迷惑メールなどためのアカウントの大量作成だとみなされると処分がある可能性もありますから、いくつものアカウントを短期間でまとめて作ることは避けるようにしましょう。
また、せっかく用途ごとに使い分けていたとしても、途中で何に使っているのかがわからなくなると、保存したメールや写真を探すのも困難になってしまいます。Googleアカウントを複数作成する際には、どう使い分けるのか(例:仕事用とプライベート・自分用と共有用・期間ごと)のルールを決めておくと混乱せずに管理がしやすくなるでしょう。
今回は、Gmailを2つ作る方法についてご紹介しました。Gmailで複数のメールアドレスを作成するには新規アカウントを作成するか、既存のアカウントでメールアドレスを増やす方法があります。数が増えると使い分けや分類がしやすい一方で、うまく行わないと混乱するものです。Gmailアドレスが複数あるときにはどう管理するのかも考えながら作ると良いかもしれません。最後までお読みいただきありがとうございました。
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