パソコンで計算式・数式に掛け算を使いたいことがあるかもしれません。エクセルで掛け算をするときの関数名や、乗算をどうするのかを知っておきたいですよね。エクセルの関数では掛け算と足し算を同時にすることも可能です。今回は、エクセルでの乗算について関数を使う/使わない方法や、Excel/エクセルで掛け算の和を求める方法などをご紹介します。
パソコンで関数を使わずに掛け算をしたいこともあるかもしれません。パソコンの数式で掛け算を入力する場合、エクセルでは×印の代わりにアスタリスク()を使います。セルへの掛け算は関数を使うかどうかにかかわらず、結果を表示するセルに『=』を入力するのは共通です。Excelでの掛け算の式は、『=セル番地セル番地2』であり、(*)は『Shift』と『け』のキーを同時に押します。
エクセルにある関数で乗算したい場合もあるかもしれません。エクセルで掛け算ができる関数名は、PRODUCT(プロダクト)です。Excelの関数で乗算するときの式は『=PRODUCT(数値またはセル番地①,数値またはセル番地②)』となります。パソコンで関数『=PRODUCT()』と掛け算の式を入力しましょう。エクセルの乗算の関数の括弧の中には数値またはセル番地を入力し、間に『,』(カンマ「ね」のキー)を挟みます。上記の書式では①と②のみを記載していますが、掛け算に使う数値の個数に合わせて繰り返しましょう。
Excelでまとめて掛け算をしたい場合もあるかもしれません。エクセルの掛け算を列でする際には、オートフィルが便利です。Excelの列に掛け算の同じ式を何回も入力する手間を省け、数式のコピーより早くできます。まず、エクセルの列で掛け算の結果を表示するセルを選択しましょう。緑色の枠の右下に小さな■を押しながら、列であれば横向き・行であれば縦向きにマウスまたはキーパッドを動かします。設定した計算式がExcelの他のセルにもコピーされることで、まとめて掛け算を行えるのです。
エクセルの掛け算ではセルを固定したい場合もあるかもしれません。Excelの掛け算で列が規則的でない場合、式がコピーできないので不便ですよね。
エクセルの関数などでの掛け算で固定する際には、相対参照を絶対参照に変更します。エクセルで掛け算の数式が入力されたセルを選択し、数式バーのうち固定したいセル番地のところをクリックしましょう。『f4』キーを押す(反応しないなら『Fn』キーも押しながら)とセル番地の数値や英文字の手前に$マークが付きます。
オートSUMで掛け算をしたいと思ったこともあるかもしれません。エクセルで掛け算の和を求められると計算が一気にできて便利ですよね。しかしながら、オートSUMで掛け算をすることはできません。なぜなら、サム関数は選択した範囲のデータの合計を求める機能だからです。ただ、エクセルのある関数を使うと掛け算と足し算を同時に行えます。
掛け算の合計をエクセルで求めたいこともあるかもしれません。Excelの関数で掛け算の合計を出す際におすすめなのが、SUMPRODUCT関数を使う方法です。関数での掛け算の合計は二段階で行うイメージかもしれませんが、SUMPRODUCT関数を使えば1つの式でまとめられます。
Excelで掛け算の和を求める式は、条件式は『=SUMPRODUCT(セル範囲①,セル範囲②)』です。セル範囲①・②のところには、掛け算に使う数値全体を選択しましょう。
今回は、エクセルの乗算を関数を使って行う方法や合計と掛け算をまとめてする方法などをご紹介しました。パソコンの計算式で掛け算を入力する場合はアスタリスクを使うのが特徴です。エクセルで掛け算の数式にはセルの参照を入れることもでき、エクセルの式で掛け算をする際には固定してコピーを簡単にもできます。エクセルでは掛け算の合計を求められる関数もありますので、あわせて押さえておきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。