梅田から京都に電車でアクセスする場合は京阪電車と阪急電車とJRの3つの方法が考えられます。大阪から京都へはどの路線を使うと早く着き便利なのか、乗り継ぎはどの駅だとしやすいのかを知っておきたいですよね。今回は、大阪から京都方面での阪急から京阪・JRの乗り換えで近い駅と、京都線で各地に向かう際におすすめの路線を料金や所要時間で比較してご紹介します。
京阪から阪急電車の乗り換えに便利な場所として、阪急の京都河原町駅と京阪の祇園四条駅を押さえておくと良いでしょう。京都の中心部四条に両路線は乗り入れており、実は鴨川を挟んだ両側に駅があります。阪急京都河原町駅と京阪祇園四条駅の距離はわずか150mで、待ち時間を含めても10分もかからずに乗り換えられるでしょう。両駅ともに特急を含む全ての電車が停車するため、阪急から京阪に乗り換えて鞍馬・貴船など京都の北側に行く場合などに便利です。逆に京都の北側から戻ってきて梅田方面に向かう場合にも、南下して京都駅から梅田駅に行く必要はなく、繁華街を通るため買い物に立ち寄るのも良いかもしれません。
阪急京都線とJR京都線は並走している区間が長く乗り換えをしやすいのが特徴です。どちらかが人身事故などで運転見合わせになった場合にはもう一方で振替輸送が行われます。阪急とJRが近い駅のうち、京都線で押さえておきたいところを見てみましょう。大阪から京都の阪急京都線とJR京都線の乗り換え駅および距離や時間の目安を一覧にしました。京都線各駅から徒歩で移動は可能ですが、短い距離での乗り換えを重視するのであれば、梅田⇔大阪・正雀⇔岸辺・大山崎⇔山崎・東向日⇔向日町(阪急⇔JRの順番)が便利です。阪急電車の特急や新快速の停車駅を踏まえると、乗り継ぎ駅として淡路⇔新大阪・高槻市⇔高槻なども押さえておくと良いかもしれません。
こちらで出発地と目的地を打ち込むと、ルートが調べられます。
https://www.google.com/maps/dir///@35.8882597,139.7160922,18z/data=!4m5!4m4!1m1!4e2!1m0!3e3?hl=ja
京阪電車で大阪から京都に行く場合、JRとは離れた位置を走行しているため、徒歩で乗り換えることはあまり考えられません。ただ、他の路線を使う方法を2つ押さえておくと良いでしょう。1つ目は、丹波橋駅での乗り換えです。京阪電車の特急停車駅である丹波橋駅で近鉄京都線に乗り換え、終点の京都あるいは京都市営地下鉄烏丸線の京都駅まで乗ることでアクセスできます(竹田駅で分岐しますが、いずれの電車も京都駅に向かいます)。2つ目は、東福寺駅での乗り換えです。JR奈良線に乗り換えると次の京都駅にすぐにアクセスできます。ただし、東福寺駅は特急電車が通過する点に注意しておきましょう。
京阪は梅田には乗り入れをしていないため、梅田から京都方面へ京阪を利用するには乗り換えが必要です。梅田駅から大阪メトロ御堂筋線に乗り南下します。次の淀屋橋駅が京阪電鉄本線の始発駅であり、並びさえすれば確実に座れます。以下の項目で他にも方法があることをご紹介しますが、始発駅から乗るメリットが大きいため、京阪に梅田から向かう際には淀屋橋駅での乗り換えがおすすめです。
京阪電車で梅田への行き方は、主に3通り考えられます。1つ目は、京橋駅で大阪環状線に乗り換える方法です。両路線が交差する場所に駅がありますので、1分ほどで行き来できるでしょう。2つ目は、天満橋駅で大阪メトロ谷町線に乗り換える方法です。谷町線では東梅田駅に到着し梅田の北エリアからは若干遠いですが、比較的空いている路線に乗りたい場合にはこの行き方を選ぶと良いでしょう。3つ目は、終点の淀屋橋駅で大阪メトロ御堂筋線に乗り換える方法です。こちらも地下で駅が繋がっており、雨に濡れることもなく梅田に行くのには便利でしょう。
大阪から京都方面に向かう際に京阪・阪急・JRのどれが便利なのかは、行き先によって大きく変わります。たとえば、京都駅などの八条・七条方面に向かうのであれば、JRの利用で大阪から京都まで行くのがおすすめです。乗り換えがないのに加えて新快速に乗ると最速29分で到着するなど、所要時間と金額で他の路線を圧倒しています。
他方、四条河原町などの京都中心部に向かうのであれば、阪急の利用が便利かもしれません。所要時間はJRの方が若干早い可能性もありますが、市バスやタクシーへの乗り換えが必要で料金も2倍程度になってしまいます。阪急であれば最速43分で到着でき、梅田駅が始発であることから終点四条河原町まで座れる可能性が高いのも魅力です。
京阪京橋駅から京都駅への行き方は、京阪電車およびJRの乗り換えが考えられます。大阪環状線で大阪まで行きJR京都線に乗り換えると、40分ほど(810円)で着きます。一方で、京阪を利用して途中の丹波橋駅(特急停車駅)で近鉄電車に乗り換える場合には55分ほど(610円)で、上記でもご紹介した東福寺駅でJR奈良線に乗り換え(特急通過のため途中で乗り換え必要)なら57分ほど(560円)です。時間重視ならJR・安さなら京阪利用が良いでしょう。
四条河原町方面にまで向かうのであれば、1本でアクセスできる京阪本線が便利です。東福寺の場合と違い、特急も停車するので乗り換えなしで移動できます。
JR吹田駅の近くには阪急電車の相川駅があることを先ほどご紹介しましたが、京都駅まで向かうのであればJRを利用するのが圧倒的に早いです。普通電車しか止まりませんのでそのままJR吹田駅から京都駅まで乗り続けると41分かかります。さらに、昼間の時間帯は普通電車が途中の高槻駅止まりとなるため、1本ではアクセスできないかもしれません。そこで、高槻駅から新快速に乗り換えて京都駅まで行くのがおすすめです。途中で快速電車(多くが高槻駅より東側は普通と表記)を追い抜き、8分ほどの短縮につながります。JR京都線の停車駅や電車の種類についてはこちらの記事でも触れておりますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
心斎橋駅から京都駅に向かう場合にはJRが便利です。大阪メトロ御堂筋線で梅田まで向かい、JR京都線に乗り換えると43分ほど(800円)で到着します。淀屋橋で京阪に乗るルートもありますが、丹波橋駅または東福寺駅での乗り換えも必要で料金も高いためあまり考えられません。
一方で、四条エリアに行くのであれば、京阪利用の場合は乗り換え1回で56分600円とむしろ早くかつ安くなります。JRなら京都駅でバスまたは地下鉄に乗り換えるため、63分ほど(1030円)で逆転されてしまうからです。ちなみに、梅田から京都への阪急電車の乗り継ぎは、59分ほど630円でありかつ始発で座りやすいことから、便利さで言えば京阪だけではなく阪急も候補に入るでしょう。
今回は、JR・京阪・阪急電車の乗り換え駅と、大阪/梅田駅から京都方面まで向かうのに便利な路線が何かをご紹介しました。京都大阪間は複数の路線が並走しているため、出発地や目的地によっておすすめの路線が変わるのが大きな特徴です。また、阪急とJRが近い駅は京都線でも多く、人身事故など片方が動いていないときに代替手段としても役に立ちます。それぞれ乗り継ぎに便利な駅がありますので、より素早い快適なアクセスのためにどの駅を利用すると良いのかも押さえてきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
神戸線エリアはこちら⤵