神戸から梅田へ電車で向かうあるいはその逆で利用する場合、どの路線が便利なのかが気になるかもしれません。振替輸送が必要になることも考慮すると、乗り換えはどの駅がしやすいのかも知っておきたいですよね。阪急とJRが近い駅は神戸線の中でも多く見受けられるのが特徴です。今回は、JR神戸線と阪神電車と阪急電車の乗り換えに便利な駅と、運賃や所要時間などを比較してご紹介します。
阪急神戸線(大阪梅田から神戸三宮)と阪神本線(大阪梅田から元町)は高速神戸駅と新開地駅を阪神と阪急で乗り換えできる駅として押さえておきましょう。阪神電車は西側に続く高速神戸線を含めて西代駅から、阪急電車は新開地駅から運行しており、乗り換えするのにも共通使用駅のため同一のホームで行えます。また、山陽電鉄は西代駅から山陽姫路駅までを結ぶ路線です。山陽電車は阪急にも乗り入れていて、新開地駅と高速神戸駅は3つの路線があり複雑になっています。また三宮も徒歩数分圏内です。
阪神と阪急で乗り換えできる駅には他にも、夙川⇔香櫨園・芦屋川⇔芦屋・王子公園⇔西灘/岩屋・春日野道⇔春日野道・花隈⇔西元町(いずれも阪神電車⇔阪急電車の乗り換えの組み合わせ)などを押さえておくと良いでしょう。
大阪に近づくにつれて両路線は離れるため、阪神から阪急はあまり候補にはなりませんが、阪急電車の乗り継ぎとして今津駅が便利かもしれません。今津線と呼ばれる路線は西宮北口駅で神戸線と、今津駅で阪急から阪神乗り換えが行えます。運賃は通常160円かかりますが、振替輸送では阪急今津線も実施対象になるのであれば、歩くのではなく阪急電車の乗り継ぎでの移動がおすすめです。
梅田での阪急と阪神の乗り換えは、地上3階と地下での行き来になるため少し工夫が必要です。阪急から阪神乗り換えであれば、南端の改札を出てエスカレーターで1階に下り(2階は自動的に通過)、そのまま直進して阪急うめだ本店を右に見ながら地下に下ります。そして、すぐを右に曲がって(工事中のため見通しはよくない)直進するのが梅田での阪神線への行き方としては便利でしょう。全て屋内を通るため雨の心配もありませんが、人通りが多い場所ですから、最大で10分程度はかかると考えておくのが良いかもしれません。また、阪神から阪急へは逆を辿れば問題ないですが、専ら上りのため多少時間がかかることを考慮するのが良いでしょう。
阪神電車とJRでも乗り換えをしやすい駅がいくつか存在します。JRと阪神が近い駅としてまず挙げられるのが元町です。共に東口から出ると数分以内に乗り継ぎができるでしょう。また、神戸線ではないですが、東西線の海老江駅と野田駅・大阪環状線の西九条駅なども阪神とJRが近い駅として利用しやすいです。
こちらには、JRから阪神に乗り換えできる駅をまとめました。短い距離のものは、梅田⇔大阪・香櫨園⇔さくら夙川・新在家⇔六甲道・岩屋⇔灘・高速神戸⇔神戸・大開⇔兵庫(いずれも阪神電車⇔JRの順番)などが乗り換え駅としておすすめです。特急や新快速の停車駅を考慮するなら、芦屋⇔芦屋・神戸三宮⇔三ノ宮なども押さえておくと良いでしょう。特に三宮から神戸三宮は徒歩でも数分です。JR住吉駅は、阪神電車の魚崎駅・住吉駅・御影駅の3駅が徒歩圏内ですが、阪神電車の直通特急の停車駅である魚崎駅・御影駅のどちらかが便利かもしれません。
大阪梅田から三宮は阪急神戸線とJRがほぼ並走しており、乗り換えに徒歩10分以内と近い駅が多いのが特徴です。どちらかが運転見合わせになり振替輸送が行われている場合には利用されると便利かもしれません。
阪急とJRが近い駅は神戸線を見ても多くあります。短い距離での乗り換えを重視するのであれば、大阪⇔梅田・さくら夙川⇔夙川・摂津本山⇔岡本・六甲道⇔六甲・灘⇔王子公園(JR⇔阪急の順番)などが乗り換えるには近いでしょう。新快速や特急の停車駅を踏まえると、芦屋⇔芦屋川・三ノ宮⇔神戸三宮・神戸⇔高速神戸なども候補に挙がります。JR神戸線の甲南山手駅は阪急と200m以内に接近しますが、乗り換え駅が残念ながらこの周辺にはありません。
こちらで出発地と目的地を打ち込むと、ルートが調べられます。
https://www.google.com/maps/dir///@35.8882597,139.7160922,18z/data=!4m5!4m4!1m1!4e2!1m0!3e3?hl=ja
三宮から神戸三宮駅には徒歩数分で行き来しやすく、大阪梅田方面にも阪急・JR・阪神の各路線で1本で直接アクセスできます。そこで、三宮から梅田まで電車でどれを利用するのが便利なのかが気になるかもしれません。梅田から三宮まで電車に乗った場合の運賃・所要時間・座りやすさなどを比較してみましょう。
三宮から梅田までそれぞれの電車を利用したときの運賃は、JRは410円で、阪神と阪急はともに320円です。一方で所要時間は、JRが新快速を利用すると21分で最も早く、阪急が特急で27分・通勤特急なら32分、阪神が特急で31分かかります。神戸から梅田エリアにJRの電車で向かう場合は、終盤の大阪まで座るのが難しいかもしれません。阪急は急行であれば神戸三宮駅始発のものがあり、座りやすいかは時間帯次第と言えるでしょう。急ぎならJR、運賃や座りやすさなら阪急に分がありそうです。
梅田から神戸への電車は運賃は同じでも少し状況が異なります。JRは15分ごとですが、多くは京都線から来ているため座れるとは限りません。一方で、梅田から三宮に向かう電車で阪急や阪神を利用する場合、全ての電車が始発のため座れる可能性が非常に高いです。最速の特急も10分に1本のペースのため、待つとしてもそれほど苦にはならないでしょう。
大阪駅から三宮駅までのJR情報についてはこちらの記事でも詳しく触れていますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
今回は、JRや阪急から阪神乗り換えで便利な駅と、大阪梅田駅から神戸三宮駅間での3路線の運賃や所要時間などの比較をご紹介しました。神戸線は3路線がほぼ並走する区間も長く、特に振替輸送の際に近い駅がわかっていると便利です。料金や座りやすさなどそれぞれの長所がありますので、何を重視するかで選ぶと良いでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
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