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千鳥停車とは?阪急神戸線の快速や通勤特急の停車駅と10両消滅など時刻表の改正点

おでかけ・京都情報

阪急神戸線のダイヤ改正が2025年も行われます。時刻表にどのような変更があるのかが気になるかもしれません。阪急神戸線には通勤特急や準特急などの停車駅が異なる種別がいくつも存在していますが、新たなパターンが誕生するのが大きな特徴です。今回は、ポイントとなる千鳥式運転とはどのようなものかと、阪急神戸線での改正点について急行などの停車駅とともにご紹介します。

◎千鳥停車とは?阪急京都線での快速特急/通勤特急の停車駅の例


千鳥式運転とはがどのようなものなのかが気になるかもしれません。千鳥停車とは、特定の路線において、停車駅の多い列車が、少ない列車の停車駅のすべてには停まらずに通過していく状況のことです。千鳥停車の例として阪急京都線の停車駅をみてみましょう。


阪急京都線の停車駅は少ない順に、快速特急<特急<通勤特急<準特急<急行<準急<普通です。この並びだと、「阪急京都線の停車駅のうち特急は、快速特急の停車駅とあといくつかとまるのか…」などと思うかもしれません。ところが、阪急京都線の通勤特急の停車駅は、快速特急や特急にはない大宮駅や西院駅があるのに対し、それらが停車している淡路駅を通過しているのです。千鳥式運転は、速達の種別の停車駅をそれ以外のより停車駅の多い種別が通過することで、特定の種別の列車に混雑が集中することを避け、結果として乗降の時間を短縮するなどのメリットがあります。

◎阪急神戸線での快速の停車駅は?通勤急行との違い


そんな千鳥式停車をする列車が阪急神戸線でも誕生するのです。阪急神戸線での通勤急行は朝と夕方を中心に走行していますが2025で廃止され、快速という名前の種別が新たに設定されます。阪急神戸線での快速の停車駅は、新開地~西宮北口の各駅と、武庫之荘・十三・大阪梅田です。通勤急行との違いとして、停車駅にあった塚口駅にとまりません。「新開地~西宮北口の各駅」というところからわかるように、通勤特急や準特急が通過する駅に停車する一方で、これらが停車する塚口を通過する逆転現象が起こっており、千鳥停車が神戸線内でも見られるようになります。

2025.2.21で廃止となる阪急神戸線の快速急行の最終便、大阪梅田駅にて(21:14)
30年間のラストランのときがせまる

◎阪急神戸線で通勤特急が10両ではなくなる?時刻表で変更となるポイント


阪急神戸線では通勤特急という種別もありますがそれが10両ではなくなるのもダイヤ改正2025での大きな変更点の一つでしょう。阪急神戸線の通勤特急は10両編成で運転していますが、乗車が集中して混雑するのが課題点でした。それにもかかわらず2両を追加で連結せずに8両編成に統一するのは、2つのポイントで解消を図っているためです。


1つ目は増発で、大阪梅田方面へは先ほどご紹介した快速電車をこれまでの通勤急行と比べて2本、さらに宝塚駅発今津線経由(西宮北口駅を通過する)準急が1本、西宮北口方面には急行が13本増えます。また、阪急神戸線での10両がなくなるのには時刻表の変更も影響し、これらの快速や準急が途中で通勤特急に追い抜かれずに先着するのが特徴です。西宮北口駅から大阪梅田駅までラッシュ時に向かう場合には、通勤特急だけでなく快速や準急を利用しても最速で到着できるのは、選択肢が増える点で大きいでしょう。

2025.2.21 21:18、大阪梅田駅を出発する快速急行の最終便。左下には10両編成の案内もあるが、こちらも見納めとなる。

◎阪急神戸線での準特急の停車駅は?急行やかつての快速急行などとの違いも


阪急神戸線では通勤特急・急行なども種別として設定されています。阪急神戸線での通勤特急の停車駅は、大阪梅田・十三・塚口・西宮北口・夙川・岡本・神戸三宮・花隈・高速神戸・新開地です。このうち塚口を通過すると最も停車駅の少ない特急になります。また、阪急神戸線での準特急の停車駅は、通勤特急のものに加えて六甲です。2025のダイヤ改正で、大阪梅田方面への特急は平日朝のラッシュ時間帯には通勤特急に、夕方は準特急に変更となります。塚口に停車する列車が増えるわけですから、これも塚口通過の快速が設定される要因の一つなのでしょう。


また、急行の停車駅は、準特急のものに加えて芦屋川・御影・王子公園・春日野道です。つまり西宮北口~新開地間は各駅停車であり、塚口に停車するのが急行・武庫之荘に停車するのが快速と捉えておくとわかりやすいかもしれません。ちなみに、阪急神戸線ではかつて快速急行という種別がありました。2022年12月まで走行していた列車ですが、名称が準特急に変更となっただけであり、停車駅そのものは現在の準特急と同じです。

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