大学3年生の夏休みの過ごし方|就活(就職活動)体験記と面接での失敗談から学ぶやるべきこと


「大学3年の夏休みはやることが忙しい?旅行する余裕はあるのかな…」大学生、とりわけ3年生の夏休みあたりからは就活が意識され、どう過ごすべきなのかが気になるかもしれません。就活のときの休日の過ごし方の例も知っていると、モチベーション維持もできそうですよね。大学3年生にとっては大学4年の春休みまでの過ごし方がポイントで、就活においては三年生の夏休みの過ごし方が非常に重要です。今回は、就活中の過ごし方としておすすめしたいこと、夏インターンに落ちたものの冬インターンはいけて本選考の準備ができた話・就活で持ち駒が全滅した話など、120社以上の企業と接触した筆者の、就活での失敗談や面接での体験談をご紹介します。

◎大学3年生の夏休みの過ごし方|就活を見据えたやるべきこととは?


大学3年生の夏休みの過ごし方は、就活を見据える上で非常に重要な期間です。まず押さえておきたいこととして、就活に明確なスタートはありません。つまり、大学3年生の夏休みにやるべきことと捉えて早く動き出した分だけチャンスも増えますし、後の負担も軽減されます。たとえば、就活生の夏休みの過ごし方として3社のインターンへの参加ができれば、本選考の際に受けるかどうかの判断がしやすくなり、他の企業に時間を回すことも可能です。企業の多くは、大学生のスケジュールに合わせて8月中旬から9月下旬にかけてインターンを実施します。このタイミングで積極的に行動することで、接点を持てる企業の数も大きく変わるかもしれません。さらに、サマーインターンではグループ活動やフィードバックの時間が充実しているため、自分の立ち回り方だけでなく、価値観や思考そのものを見つめ直す機会にもなるのです。

●大学3年生の夏休みは旅行などでは遊べない?


大学三年生の夏休みの過ごし方を考えるとき、「大学3年生の夏休みは旅行できないのでは?」と思うかもしれません。ここまでの情報を見ると、大学3年生の夏休みは遊べないと不安になりますが、実は工夫次第で両立できます。就活中でも、間の休日を上手に使えばリフレッシュも可能です。就活の休日の過ごし方の例として、空き時間にその地域を散策してみるのも良いかもしれません。ちょっとした観光になりますし、将来的に働く可能性のある街の下見にもなるでしょう。



大学3年の夏休みの過ごし方は就活だけに限りません。忙しい中でも、リフレッシュできる時間を確保することは可能です。筆者は当時、昼はライティング系の長期インターンで業務に取り組み、夜は仲間と食事や飲みに出かけるといった日常も楽しんでいました。



インターンの終わりの時間を使って、仲間と街を歩いたり、商業施設を見て回ったり…



インターン仲間と渋谷で夕食を共にして語り合う機会も。こうした経験は、単なる思い出ではなく、就活に向けたモチベーションの維持にもつながります。



大学3年の夏休みに旅行を楽しみたい場合は、インターンの前後に観光の予定を組むのもおすすめです。特に、企業によっては交通費や宿泊費を全額補助してくれるケースもあります。こうした工夫をすれば、就活と旅行の両立も十分に可能です。

◎[就職活動体験記]大学三年生の夏休みの過ごし方、就活はいつから動き出す?


大学三年生の夏休みの過ごし方は、就活のスタートとして非常に重要な時期です。ここからは筆者の就職活動体験記も交えながらお伝えしましょう。大学3年生の春休みから過ごし方に就活を意識した行動を取り入れ、夏にはすでに多くの企業に接触していました。早期に動き出した理由は主に三つあります。一つ目は、当時、就活スケジュールの前倒しが進んでいたことです。本選考の情報解禁を待っていては間に合わないと感じたため、早めの情報収集と行動を意識しました。二つ目、大学4年の春休みよりあとの過ごし方として、実験科目が非常に忙しくなることが明らかだったためです。卒業に向けた学業を優先するなら、早めに就活を進めて損はありません。そして三つ目は、自分が食品分野を学んでいたにもかかわらず、それをどのように就職に結びつけるかが不明瞭だったため、企業選びの迷いがあり、早めに業界や職種を知って方向性を定める必要があったからです。


就活をはじめた三年生の夏休み、とにかく多くの企業と接触することを目標にしました。紹介された企業を中心に、説明会や選考会に参加し、通過すればインターンに参加するという流れです。たとえインターンに参加できなくても、説明会の社員の話や他の学生の雰囲気を見れば、自分に合うかどうかはある程度判断できるようになります。こうした現場に足を運ぶ経験の積み重ねが、自己理解や企業理解につながっていきました。


実際に、夏休みまでに接触した企業は40社を超え、インターン参加は8社にのぼります。就活を始めたときには面接で5連敗と苦戦しましたが、その経験が自分を見つめ直す転機となり、8月には面接通過率が5割以上に改善しました。数をこなすことで、自分の強み・弱み、向き・不向きがはっきりし、選考に対する対応力も自然と高まっていきます。

◎[就活]面接での失敗談|最終面接で落ちた理由と失敗からの逆転で学んだこと


就活での選考体験記の続きです。ここでは失敗談として面接での体験談をお伝えしましょう。夏インターンに落ちたものの冬のインターンには参加できるなど本選考を迎えるまでには、50社以上と接触し10社以上のインターンを経験しました。大学4年生の春休みまでの過ごし方としては想定通りで、最終面接が確約された企業もあったため、この期間中に就活を終える予定で動いていたのです。


しかし、現実はそう甘くありませんでした。グループディスカッションや一次面接は順調でも、最終面接やその直前での不採用が続きます。特に堪えたのは、3月に挑んだ東京3連戦─最終面接2社と、最終面接直前の1社─で全滅したことです。さらに、同日受けた別の企業でも「あなたは違うと思う」と言われ、保留扱いされてしまいます。就活のこのタイミングで持ち駒が全滅となり、内定どころか、受けられる企業すら残っていないという状況に陥りました。ただ、就活で落ちまくった状況は、見方を変えればチャンスです。選考が多数並行していると、1社1社にじっくり向き合う時間が取れません。しかし持ち駒がないからこそ、自分が何を重視していて、どんな企業に入りたいのかを冷静に見つめ直す機会になります。


筆者自身もここで価値観や志望動機を深掘りするようになり、落選の理由を「実力不足」ではなく「動機の浅さ」「方向性のズレ」だと捉え直しました。そこで、「なぜその会社に入りたいのか」「なぜ自分がふさわしいのか」を言語化し、納得感のある説明ができるよう何度も練習を重ねたのです。その結果、自分自身の志向や強みへの理解が深まり、次の選考にも活かせるようになりました。

●【就活の経験談】学業と両立ができない中での工夫


また、就活と学業の両立ができないこともあるしれません。筆者は平日の午後、毎日18時まで実験授業があったため、夜の面接にも間に合いません。そのため、選考が土日にある企業を優先的に受け、Webテストや短時間の面談は平日の隙間時間にこなす工夫をしました。企業によっては柔軟に対応してくれる場合もあり、忙しいことを事前に伝えると、日程を調整してくれたケースもあります。中には、最終面接のタイミングを3か月待っていただけた企業もありました。


就活の面接での失敗談がもう一つあります。ある企業の最終選考の日、交通渋滞に巻き込まれ、大事な面接に遅刻してしまったのです。最終面接の失敗としては致命的とも言える事態ですが、到着が遅れるとわかった時点ですぐに電話をし、謝罪とともに企業側の意向を確認しました。就活での遅刻の対処として誠実な対応を心がけ、面接ではいつも通りの自分で臨みました。その企業からは無事に内定があったのです。この経験から、面接では完璧である必要はなく、むしろ失敗からどう逆転するか、予期せぬトラブルにどう向き合うかも見られていると実感しました。

◎就活中の過ごし方|大学4年生の春休みまでの過ごし方と後悔しないための工夫


就活中の過ごし方は、時期ごとに工夫が必要です。特に、就活において夏休みの過ごし方と大学4年生の春休みまでの過ごし方は、活動の流れを把握しながら計画的に動くことで、精神的・時間的な余裕を持てます。


まず、大学3年生の就活では夏休みを中心にインターンや選考会に参加するのが一般的です。インターンは平日開催が多く、秋から冬にかけては後期の授業とのバランスが重要になります。卒業に支障のない範囲で、自分が本当に関心のある企業に接触していきましょう。参加の過程で、自分の長所や短所が明確になることもあり、今後の自己分析の貴重な材料にできます。企業が納得できる自己PRを用意するためにも、こうした実体験は欠かせません。



筆者自身は、10月から12月にかけて東京に複数回遠征し、選考やインターンに挑みました。中には「朝8:30からの面接」という過密なスケジュールもありましたが、企業に相談して調整していただいた経験もあります。企業は採用に真剣ですから、熱意が伝われば調整できるかもしれません。また、インターンを通じての学びも大きな財産です。10社以上に参加した中では、インターンMVPをいただく経験もありました。グループディスカッションの難しさを知るとともに、ただ目立つのではなく、場を見て自分の役割を選び、根拠を持って意見を補強する姿勢が評価され、その後の就活での立ち回りを決めるきっかけになっています。



また、就活では休日の過ごし方も非常に重要です。特に土日は就活エージェントが主催する合同企業説明会や選考会が多く、参加すれば一度に複数社と接点が持てます。業界ややりたいことを絞れていない段階では効率的です。筆者の場合は、就活序盤はこのような合同説明会を中心にスケジュールを立て、気になる企業には個別に選考を申し込むという形で進めました。

◎まとめ


今回は、就活生の夏休みなどの過ごし方としておすすめしたいことを、就活での経験談とともにご紹介しました。大学3年の夏休みはやることがあり忙しいかもしれませんが、旅行などとも工夫次第で両立が可能です。また、就活のときの休日の過ごし方の例を自分で持っていると、モチベーション維持もしやすくなります。内定獲得の苦労はあるかもしれませんが、有意義に過ごしていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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