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大阪圏(滋賀京都兵庫奈良和歌山)、名古屋圏(愛知岐阜静岡三重)で比較、感染者数の推移


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が増加傾向にあり、大都市圏(特に東京・大阪・愛知)だけでなく地方でも確認されているのは気になるかもしれません。隣接している以上人の動きはあり、どの程度影響があるのかも知っておきたいですよね。今回は、大阪圏(大阪・兵庫・京都を中心とする関西地方)・名古屋圏(愛知・岐阜・静岡・三重)・首都圏の大都市圏および周辺における感染者の推移をグラフで比較し、どのような傾向が見られるかをご紹介します。



◎大阪圏でグラフを比較、滋賀・奈良・和歌山県内の新規感染者数の推移


大阪府では7月9日に感染者数が5月9日以来の15人以上を記録し、その後一度も15人未満になることなく推移しています。60人越えが6日後の7月15日、120人越えが7日後の7月22日で1週間ごとに倍ほどに増えてきているのです。過去最高を2回・緊急事態宣言解除後の最多人数を8回更新していることからもその勢いがうかがえるでしょう。(その後7月24日に149人・7月28日に155人と2度過去最多を更新し、7月29 日には一気に221人に達しました)。他の地域の推移も見ていきます。



●兵庫県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


大阪府に隣接している兵庫県では、感染者の推移が似ている傾向があります。3月下旬から感染者の増加が始まり、4月上旬にピークを迎え5.6月は小康状態で7月に再増加に転じました。一点異なるとすれば、兵庫県の方が急増が見られる前に何人かの感染者が出ていることでしょう。中心部が隣接する両府県ですから、どちらかが出たことがきっかけで一気に感染が拡大している可能性があります。【画像は上が大阪・下が兵庫】



●滋賀県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


滋賀県内は、3月5日に初めての感染者が出た後、4月上旬から中旬にかけてほぼ毎日のように1人以上で推移しました。特徴的なのは、ピークが全国よりも若干遅いことでしょう。4月14日と17日に11人・4月22日に12人を記録しており、京阪神エリアから感染が拡大している可能性が考えられます。その後、5.6月は10日に1人ほどのペースで推移しましたが、7月21日に6人・22日に11人・23日に過去最高の17人を記録しました。こちらもやはり時間差で増加が始まっており、大阪府などの感染拡大を受けて、さらに数字が増えるおそれがあるでしょう。


【08月08日追加】その後滋賀県では、8月1日:8人・8月2日:5人・8月3日:18人・8月4日:5人・8月5日:29人・8月6日:6人・8月7日:31人で、最近1週間で3回過去最多を記録しています。8月3日と8月5日は介護関連事業所でのクラスター(集団感染)・8月7日には医療機関での集団感染が認定されていますが、占めているのは全体の半分ほどであり、他の経路からの感染者が少なからず存在するのも特徴です。行き来の多い京都府や大阪府でも依然として増加および高止まりが続いており、ここからさらに感染者数が増える可能性が高いと考えられます。



●奈良県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


奈良県は全国でも早い1月に感染者が出たことで話題になりました。4月上旬より第一波の山ができており、4月24日までは24日連続で感染者が出ています。5月28日以降0で推移していましたが、気になるのはその後です。7月4日以降は逆に毎日感染者が確認(現在35日連続)されており、特に23日には過去最多の13人・24日には過去2番目の11人を記録しました。奈良県もまた大阪府や京都府などと隣接していることに加え、観光地としても有名な場所ですから、7月以降に感染者の移動があり、そこから市中感染が起こっていると考えられます。



●和歌山県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


2月の早い時期から病院での集団感染が起こっていた和歌山県は、4月中旬をピークに5月以降は月に1人のペースで推移していました。大阪府が急増したのと同じ7月9日以降はほぼ毎日感染確認があり、1日4人ほどのペースで増え続けています。7月23日には過去最多となる9人を記録しました。大阪府と沿線でつながっており、同じように拡大傾向である点で、今後の動きにも要注意でしょう。潜伏期があることを考えると、6月下旬から7月上旬に再び感染拡大が始まっていた可能性が考えられます。

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●京都府内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移はこちらから


京都府内では、5.6月はほぼ0人でしたが、6月下旬から増加し7月10日には10人を突破、7月18日には25人・7月20日には27人の過去最多を記録しました。ピーク自体は早い傾向があり、京阪神の他府県での感染者の推移に影響しているものと考えられます。詳しくはこちらの記事で触れておりますので、参考にしていただければ幸いです。



◎名古屋圏でグラフを比較、岐阜・静岡・三重県内の感染者数の推移


愛知県内では、都市部の中では比較的に落ち着いた推移を見せていました。しかし、7月15日の16人で4月24日以来の10人超えを記録し、以降一度も10人未満になることなく推移しています。7月18日の25人・7月21日の53人・7月22日の64人・7月23日の67人はいずれも過去最高で、7月24日の63人も過去3番目に高いことから、急な増加が始まったと考えられるでしょう。7月28日は110人でまたも過去最多を更新し、7月29日には一気に159人に跳ね上がり、7月31日には203人と200人台に達しました。周辺地域の推移も合わせてみていきます。



●岐阜県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


岐阜県は、全国の感染者数と似たような推移が見られています。3月下旬から新規感染者が連日発生し、4月5日と4月10日に11人でピークを迎えました。その後5月6月は10日に数人ほどでしたが、7月14日から連日感染報告が出ています。特に7月21日には過去最高の14人の感染者が出ており、その後も7月22日:6人・7月23日と24日:8人と高い水準です。愛知県との動きがほぼ同じタイミングであることから、どちらからでもなく両県での移動が多少の影響を及ぼしている可能性があります。時期を考えると、他の地域から感染が持ち込まれたのでしょう。


【08月01日追加】岐阜県でもその後一気に感染者数が急増しました。7月28日:25人・7月26日:30人と2日連続で最多記録を更新し、7月30日:17人・7月31日:19人と高止まりが続いています。7月25日からの1週間で115人増加しており、累計でも1.5倍ほどになりました。



●静岡県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


静岡県は多くはないものの、断続的に感染者が確認される傾向があります。4月上旬から下旬にかけては1日あたり数人、5月6月は10日に数人のペースで推移しました。7月以降はその頻度が大きくなり、7月14日から7月21日には8日連続で感染者が確認されました。長期的に連続しないことから、県内では集団感染があまり起こっていないと考えられますが、首都圏・名古屋圏の両方に接している点で、今後の推移に注目です。


【08月01日追加】感染確認は2週間以上続いており、7月下旬には一気に感染者数が急増しました。7月25日:30人・7月26日:25日・7月27日:14人・7月28日:18人・7月29日:16人・7月30日:16人・7月31日:19人の合計138人です。7月24日までの累計が131人であり、わずか一週間で倍増したことになります。



●三重県内の新型コロナウイルスへの感染者数の推移


三重県内では、急増こそ見られないものの、7月10日に4月24日以来の感染者が確認されました。その後、7月11日に1人・12日に2人・15日と16日にも2人・17日18日19日20日は1人ずつ・22日1人・23日2人・24日2人と継続して患者が出ています。2か月以上0人で推移していたところからほぼ毎日出ている状態に変化した点で他県から移ってきている可能性が考えられるでしょう。隣県の愛知県で感染拡大が起こっている点で、今後はさらなる拡大と集団感染などにも要注意です。その後もほぼ毎日感染者が出続けており、7月29日と7月31日には県の最多記録である10人に達しました。


【08月08日追加】三重県内でもさらに感染者数は増えてきています。8月1日には過去最多の11人となり、8月2日:12人・8月3日:20人・8月4日:11人・8月5日:24人・8月6日:10人・8月7日:23人で最近1週間で4回の最多更新、8日連続10人以上を記録しました。愛知県内のピークより1週間ほど遅れて推移しており、滋賀県と同様に他県の影響を受けて増加する地域だと考えらます。隣県も高止まりが続いていることから、もうしばらくは同じ水準での推移が続くでしょう。


キャリアスタート



◎首都圏でグラフを比較、東京都・神奈川・千葉・埼玉県内の感染者数の推移


感染者の推移が再び増加へと最初に転じたのが東京都です。6月以降から徐々に増加傾向が強くなり、7月9日・10日・16日・17日・23日に過去最高を更新しています。他の都市圏と同様に、その周辺部である神奈川・埼玉・千葉の各県でも感染者の推移が増えてきました。詳しくはこちらの記事で触れておりますので、参考にしていただけますと幸いです。



◎北海道・兵庫・福岡・青森・香川・徳島県の新たな感染者数の推移はこちら



○都道府県別の感染者数の推移をまとめたグラフ

https://drive.google.com/file/d/18VrtDlxxMaCm9v5ydQwNRtvM19Sk5cjS/view?usp=sharing



◎まとめ


今回は、大阪圏(大阪・兵庫・京都を中心とする関西地方)・名古屋圏(愛知・岐阜・静岡・三重)・首都圏の大都市圏および周辺における感染者の推移をグラフで比較し、どのような傾向が見られるかをご紹介しました。人の移動がある以上、周辺地域に感染が広がっていくことは否定できず、勢いが収まる様子がないのが厳しいところかもしれません。引き続き個々人で対策を講じ、少しでも拡大を抑えていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。


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