神戸駅から大阪駅まで観光やお出かけの際には、JRなど電車を利用する機会もあるかもしれません。反対の大阪から神戸・新大阪から神戸も含めどの電車に乗ると便利なのか、新幹線と比較するとどうなのかなどを把握しておきたいですよね。今回は、神戸から大阪までの電車で何が便利かについて特急や新快速などの所要時間および料金の比較をご紹介します。
神戸から大阪までの距離はおおよそ33.1キロメートルです。神戸駅から大阪駅までをJRで移動する場合、どの電車を利用すると便利なのか、新幹線を使うルートを含む料金や所要時間などをみていきましょう。
JR神戸駅から大阪駅まで向かう電車として考えられるのは、新快速・快速・普通・特急の4種類です。普通電車は基本的に各駅停車で、他の3つは通過駅があります。
快速電車は時刻表に「快G」「快I」「快N」のいずれかが表記されていますが、大阪までの停車駅はすべて同じです。神戸⇒元町⇒三ノ宮⇒六甲道⇒住吉⇒芦屋⇒西宮⇒尼崎⇒大阪の順に停車します。新快速電車はさらに途中の停車駅が少なく、神戸⇒三ノ宮⇒芦屋⇒尼崎⇒大阪です。特急は1日3本のみ神戸駅に停車し、途中は三ノ宮駅を出ると終点の大阪までノンストップで向かえます。
新快速・快速・普通を利用するなら料金は410円です。特急で神戸駅に停車するのは『はまかぜ』と通勤特急『らくラクはりま』で特急料金も含めると指定席が1800円・ラクラクはりまのグリーン席が2370円になります。所要時間は、特急が平均22.5分・新快速が26分・快速が33分・普通が42分です。料金を考慮すると新快速に分がありそうですが、混雑していると最後まで座れないかもしれません。確実に座りたいのであれば特急またはAシートがおすすめですが、本数が少ないためタイミングが合わない時間帯であれば快速または普通が空いているかを確かめると良いでしょう。
特に、快速電車は新快速の数分後に発車することが多いですが、大阪までは後続の新快速に追い抜かれることはほとんどありません。普通電車は全ての電車が大阪駅に向かうわけではなく、途中の尼崎駅から東西線に入るものがあります。時刻表では普P・普Qまたは行き先が放出・松井山手・四条畷・長尾・京田辺・同志社前・木津のものが該当しますが、よくわからない場合には快速または新快速を選ぶのが無難でしょう。
新幹線を利用する場合、まず神戸から三ノ宮までJR神戸線に乗車し、次に新神戸まで神戸市営地下鉄を、新神戸から新大阪まで新幹線に乗り、最後に大阪までJR京都線などを利用するルートが考えられます。料金は全体で、自由席なら1980円・指定席で3610円・グリーン車は4380円です。乗り換えが多く費用も嵩むのでおすすめはできませんが、JR神戸線が不通になっているときに利用することは考えられます。
神戸から新大阪まで向かう際には、特急は通勤特急『らくラクはりま』を利用することが考えられます。神戸7時発で新大阪7時27分着のため、東京方面に東海道新幹線で向かう場合にはラッシュ時の混雑を避けられる点で便利かもしれません。そのほかの時間帯は大阪までと同様に在来線を選ぶことが考えられそうです。神戸駅から新大阪駅までは新快速は31分・快速は38分・51分ほどの所要時間がかかります。ただし、途中駅で長く停車したり乗り降りに時間がかかったりする関係で所要時間は大きく異なる点を押さえておきましょう。
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大阪駅から神戸駅に向かう際の電車は、大阪駅で乗り降りが多いため、座れる可能性が神戸方面から乗るよりは高まります。特に、平日18時台の一部の新快速は大阪始発のため、早いうちに並ぶと座席の確保はしやすいでしょう。特急のうち通勤特急『らくラクはりま』は23分・『はまかぜ』は22分~26分と、新快速より若干早い程度です。本数自体も少ないためタイミング次第ですが、確実に座るあるいは混雑を避けて移動したい場合に利用できるかもしれません。
山陽新幹線の始発駅である新大阪駅から神戸駅に向かうのであれば、新幹線を使うことも選択肢に入るかもしれません。新幹線および神戸市営地下鉄は始発の便も多いため、総じて座れる可能性は高いと考えられます。しかし、やはり三ノ宮から神戸まではJR神戸線などを利用すると2回も乗り換えが必要ですので、不便に感じるかもしれません。新大阪から神戸に向かう場合は多くの電車が次の大阪駅で乗客の乗り降りがあり、1駅我慢して座れる可能性に賭けてみるのも一つの方法でしょう。
大阪駅の南に位置する京橋などから神戸へアクセスする際には、二通りの方法が考えられます。1つ目は、大阪環状線内回りに乗車して京橋駅から大阪駅に行き、その後JR神戸線に乗り換えるルートです。先程も触れていますが、大阪から神戸までJRを利用する場合には、快速や新快速の利用で数十分短縮できます。2つ目は、東西線を利用して、京橋駅から神戸駅まで1本でアクセスする方法です。神戸線では尼崎駅で東西線に乗り入れる電車があると紹介しましたが、その逆を利用することで、乗り換えの手間を省けます。早く到着したい場合には前者の大阪環状線→JR神戸線ルートを、乗り換えずに向かいたい場合には後者の東西線→JR神戸線ルートを選ぶと良いでしょう。
今回は、神戸から(新)大阪、大阪方面から神戸にJRで向かう際にどの電車が便利かをご紹介しました。時間と料金のバランスでは新快速ですが、座れないと30分ほど立ち続ける可能性もあるのが大変な点です。時間がかかっても問題がなければ快速・費用を気にしないのであればタイミング次第で特急も選択肢として押さえておくと良いでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
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