感染者数は日々更新されますが、以前と比べてどの程度増えているのかなどの変化も気になるかもしれません。テレワークと呼ばれる在宅勤務が本格的に始まって1か月程が経過しますが、どの程度効果があるのかも知っておきたいですよね。今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の4月下旬の感染者を一覧でご紹介し、都道府県別・年代別・男女別の割合もグラフを交えて解説します。


◎新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の4月下旬の感染者の一覧

こちらでは、4月下旬(4月19~4月30日)に発表された感染者の、公表都道府県・居住地・性別・年代を一覧にしたものです。左側の数字は日付で、419⇒4月19日などの略を意味します。また、一番右側には不明のデータの理由などを記した特記事項を設けました。

https://drive.google.com/open?id=146eVCTmydthgtpi3UctmWLR8caFcPUL7


◎都道府県別・年代別・男女別に分類、割合として多いのは?


4月下旬に新たな感染者が確認された都道府県は43箇所に上ります。北海道…360・青森…4・山形…8・宮城…5・福島…13・群馬…26・栃木…10・茨城…28・埼玉…233・東京…1177・千葉…159・神奈川…271・新潟…19・富山…115・石川…78・福井…16・長野…19・山梨…5・岐阜…12・静岡…22・愛知…88・三重…10・滋賀…24・京都…78・大阪…462・兵庫…144・奈良…23・和歌山…18・島根…8・岡山…5・広島…24・山口…2・香川…3・徳島…2・愛媛…3・高知…10・福岡…138・佐賀…25・大分…6・熊本…10・鹿児島…3・沖縄…32です。これらを都道府県別の増加率・年代別・性別の観点からみてみましょう。


●感染者数が倍増したところも、都道府県別に分析

新型コロナウイルスへの感染者数を都道府県ごとに調べると、42の都道府県で感染者数が増加し、4月下旬の10日間で富山県と佐賀県では倍増しました。また、4月下旬になる前に感染者数が10人以上だった都道府県のうち、北海道(1.89倍)・石川県(1.45倍)・長野県(1.40倍)・和歌山県(1.40倍)などが比較的に数字を増やしています。これらの都道府県は集団感染(クラスター)で一気に増えたわけではありません。毎日継続的に数字が上昇している点で、至る所で市中感染が起こっていると考えられ、外出などの際には特に注意を払って行動することが求められます。都道府県別の感染者数の変化は以下の通りです。北海道…762←402・青森…26←22・秋田…16←16・岩手…0←0・山形…68←60・宮城…88←83・福島…73←60・群馬…146←120・栃木…54←44・茨城…163←135・埼玉…863←630・東京…4152←2975・千葉…847←688・神奈川…1025←754・新潟…75←56・富山…197←82・石川…251←173・福井…122←106・長野…66←47・山梨…53←48・岐阜…149←137・静岡…72←50・愛知…487←399・三重…45←35・滋賀…94←70・京都…320←242・大阪…1625←1163・兵庫…646←502・奈良…83←60・和歌山…63←45・鳥取…3←3・島根…23←15・岡山…23←18・広島…155←131・山口…32←30・香川…28←25・徳島…5←3・愛媛…47←44・高知…74←64・福岡…641←503・佐賀…41←16・長崎…17←17・大分…60←54・熊本…47←37・宮崎…17←17・鹿児島…10←7・沖縄…142←110。


●テレワーク(在宅勤務)の効果あり?男女別の感染者数の変化


次に男女別の感染者数です。性別ごとでは、男性:1845人(50.66%)・女性:1797人(49.34%)・不明:58人となりました。男性の方が女性を上回っていますが、これまでの男女別の割合が58:42であったことを考えると、その差が縮まっています。男性が多い理由として考えられていたのが通勤や職場が感染経路であることでしたが、4月上旬からの外出自粛やテレワークと呼ばれている在宅勤務が勧められていることによりリスクが軽減されてきているのでしょう。感染してから潜伏期間があることを踏まえて逆算すると、4月下旬の感染者数は4月上旬ごろの動きに影響している可能性が高いです。実際に東京都をはじめとする都市部の感染者数も徐々に減ってきており、100人未満の日も出てきていることから、取り組みに効果が出始めていることが考えられます。GWによる連休が続きますが、これまでの取り組みを無駄にしないためにも、テレワーク(在宅勤務)をしているときと同様に必要不可欠な用事以外は外出しないことが重要でしょう。


●年代別の感染者数


感染者数を年代別に見てみますと、一番多いのが50代の577人で次いで20代の563人、40代の518人と続いています。4番目が30代の476人である一方で、多くの都道府県で臨時休校の続く0代・10代の感染者数が少ないことから、やはり仕事などで出ている層の感染が依然多いように感じるかもしれません。テレワーク(在宅勤務)などが進んではいるものの依然として難しい業種もあり、リスクを負って外出する必要があることがうかがえます。


国勢調査による2020年2月の推計人口で割った数字を比較すると、20~50代だけではなく、70・80・90代の感染率も高いことがわかります。これは、病院や施設での集団感染によって一気に人数が増えていることが一因に上げられるでしょう。集団で同じ場所にいる以上、外部から感染源を持ち込まないよう、より注意を払うことが求められます。0代や10代は割合も少なく、臨時休校が成果を上げていることが考えられます。


ちなみに、4月中旬までの年代別の感染者数と相対的に比較したのが一番右の数字です。この数字が高いほど、これまでと比べて増加の速度が上がっている年代であることがわかります。特に90代は4月中旬までの累計よりも多く、感染経路の主流が変わりつつあるのでしょう。一方で、働く年齢層である20~50代は比較的に少ないことから、以前よりも勢いが落ちている点で、テレワーク(在宅勤務)などの効果がある程度はあると考えられます。


◎5月2日の都道府県別の新たな感染者は?


5月2日に新たな感染者が確認された都道府県は、北海道が33人・福島県で1人・埼玉県で21人・東京都で160人・神奈川県で36人・石川県で6人・長野県で3人・山梨県で1人・岐阜県で1人(150人目)・兵庫県で4人・福岡で3人などとなっています。確認された都道府県は少ないですが、都市部で人数が多いのが特徴です。ただ、これはGW連休に向けたPCR検査の実施拡大などが行われている可能性もあり、どの程度検査数が変化しているのかと合わせてみておく必要があるでしょう。

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