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エアロゾル感染とは?飛沫感染と空気感染と接触感染との違いとは何か、対策・予防策をご紹介


新型コロナウイルス(covid-19)の感染経路に関しても研究が進んでいて、エアロゾル感染の疑いがあるとの発表もあります。「エアロゾル感染って何だろう?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。今回は、コロナウイルスの感染経路であるエアロゾル感染・飛沫感染・接触感染とは何かを空気感染との違いも踏まえてご紹介します。



◎エアロゾル感染とは?空気感染とは?空気感染する感染症・病気



●飛沫感染と空気感染いずれでもない、エアロゾルとは?



エアロゾル(aerosol)とは、気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子のこと


を指します。生成する流れや科学的な特性で様々な種類に分けられるのが特徴です。たとえば、気象に関するエアロゾルには、霧・もや・スモッグなどが挙げられます。また、シャワーなどで用いられることもあるミスト・粉塵・煤塵なども一例です。大きさでみても、1nn(1メートルの10億(10⁹)分の1)のイオンや分子と同じものから花粉のような100μm(1mmの10分の1)のものまであるため、随分と異なります。一番大きなものと一番小さなものでは100000倍も違うのです。微細でありながら、非常に種類や特徴が多岐にわたる点で、わかりづらい印象を受けるかもしれません。このエアロゾルの中には、環境問題や健康への被害を及ぼす分子があることも着目されています。たとえば、建物の材料に使われているアスベストや、全面禁煙が話題になっているタバコの煙です。



●エアロゾル感染とは?代表例はレジオネラなど


感染経路としては、病原菌が一旦床に落ちたのち、乾燥して飛沫核となり、空気中に長時間浮遊して人間の身体に取り込まれることが挙げられます。ちなみに、エアロゾル感染の可能性が指摘されている感染症は、麻疹・風疹・水痘・おたふく風邪・インフルエンザ・咽頭結膜炎・百日咳・ノロウイルス・SARS・レジオネラなどです。タバコの煙を想像してもらえるとわかりやすいでしょうけれども、ある程度の距離であれば、近くにいるほど吸い込みやすいですよね。また、室内ではより臭いも強く感じられます(つまりそれだけ濃度が高い)。微細な粒子である以上、マスクをしていても多少は入り込んでしまうのが難点です。



●空気感染とは?結核や感染性胃腸炎は空気感染するものなのか?


空気感染は、飛沫核感染とも呼ばれています。
(後ほど飛沫感染をご紹介しますが、異なるものとみなされていますので、混同しないように注意しましょう。)
ヒトが咳やくしゃみをした際に口から飛び出す小さな水滴(唾や粘液)が乾燥すると軽い微粒子が残りますが、これが飛沫核です。5μm以下の大きさで水分が蒸発しているため、空気中を長時間浮遊できます。


現時点で空気感染が確認されているものは麻疹・水痘・結核です。しばしば空気感染が疑われている感染性胃腸炎(ノロウイルス)やコロナウイルスは含まれていません。浮遊し続ける点で、同じ空間にいるだけでも感染するリスクが極めて高いのが特徴と言えます。



◎新型感染症は空気感染の病気に含まれない?エアロゾル感染と空気感染の違い


「で、結局エアロゾル感染と空気感染は、何が違うのか?」と思ったかもしれません。実際に「エアロゾル感染=空気感染」という見方でも捉えられていますが、言葉が使い分けられている以上、違いはあります。一つ目は、

感染が起こり得る環境


です。空気感染は言葉の通り、空気を媒介にして起こる感染経路を指します。一方で、エアロゾルはその中でも範囲が狭いことを意味するのです。たとえば、満員電車は密閉された空間ですよね。また、加湿器・循環式の浴槽によって微細粒子が飛ぶことも該当します。つまり、非常に狭い場所で濃度が集中することで感染するのがエアロゾルと考えられるでしょう。二つ目は、

粒子の大きさ


です。空気感染では、飛沫核の時点で5μm以下の大きさで水分が蒸発しているもの、と定義されています。一方で、エアロゾルの説明では、1nn(1メートルの10億(10⁹)分の1)のイオンや分子と同じものから花粉のような100μm(1メートルの1万(10⁵)分の1)のものまであると記載されています。つまり、エアロゾルの方には、比較的に大きい粒子が含まれているのです。大きい分、飛ぶとはいってもそこまで遠くまでではないと考えれるのでしょう。


空気感染には含まれずエアロゾル感染には含まれる代表的な感染症が、レジオネラです。分類がなされることになったきっかけの1966年の米国での感染では、感染源の浴槽の近くにいた人のみから患者が発生しており、大量の菌がエアロゾルになって入り込んだことが原因と分析されています。この点で、密閉された空間で浴槽などの循環器によって微粒子が飛ばされて感染するのが、エアロゾル感染と言えるでしょう。


対策としては、密閉された場所にはなるべく立ち寄らないことが挙げられます。近くにいるとより感染しやすい点で、人の多い場所を避けるのがおすすめです。また、加湿器やジェットタオルなどの使用も、拡散を防止する意味では避けるのが良いかもしれません。

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◎空気感染はなくても注意したい飛沫感染と接触感染とは?対策・予防策も


コロナウイルスによる新型肺炎では、飛沫感染と接触感染も心配されています。両者がどのように感染するのかと対策法もチェックしておきましょう。



●飛沫感染の読み方、ノロウイルス・胃腸炎・溶連菌などが飛沫感染の代表例


飛沫感染は、「ひまつかんせん」と読みます。飛沫とは、ヒトが咳やくしゃみをした際に口から飛び出す小さな水滴(唾や粘液)のことです。大きさとしては5μm以上のものが該当し、飛び散ったものを直接吸い込むと感染する点で、直接感染と呼ばれていることもあります。飛沫感染する代表的な感染症には、感染性胃腸炎(ノロウイルス)・溶連菌・アデノウイルス・麻疹風疹・百日咳などです。


この飛沫は最大でも2メートルしか飛びません。つまり、仮に感染者が同じ空間にいたとしても、その人から常に2m以上離れ続けていれば感染しないのです。


対策としてはなるべく人と接触しないことが挙げられます。たとえば、やはり満員電車はなるべく避けた方が良いでしょう。近い距離で咳やくしゃみをされたらひとたまりもありませんよね。また、面会や会議などで不要なものはなるべく避けることも上げられます。飛沫は当然唾も入りますから、飛沫感染を防ぐのであれば会話する際にはマスクを着用して飛ぶのを防ぐのも効果的でしょう。



●接触感染は飛沫感染と経路が異なる、対策や予防策とは?


接触感染とは、感染者または感染源に接触することが原因での感染を意味します。感染者と直接手を触れる・細菌の付いているものを触ることなどから感染することが考えられるでしょう。この接触感染を避けるためには、他の人が触ったものを自分が触ったらしっかりと手を洗うことを徹底するのが良いでしょう。たとえば、手洗いのドア・エレベーターのボタン・金銭・机などです。


特にトイレは残念ながら水だけあるいは手を洗わない人も多く見受けられるので、なるべくドアを触らなくて良いところを選ぶのがおすすめです。また、ご家庭では家族が触る部分をしっかりと消毒しておくとウイルスを増やさない点で効果的でしょう。

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◎まとめ


今回は、コロナウイルスの感染経路であるエアロゾル感染・飛沫感染・接触感染とは何かを空気感染との違いも踏まえてご紹介しました。エアロゾル(aerosol)とは、気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子のことを指し、

飛沫が密閉された空間で集中的に拡散する点で空気感染との違い


が見受けられます。飛沫感染・接触感染とあわせると、対策としては、会話・接触などの近い距離での触れ合いを必要最低限にとどめるのが良いでしょう。コロナウイルスの感染者や指定感染症の情報に関しては以下の記事で触れておりますので、参考にしていただけますと幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

【引用文献】
-エアロゾルとは-.日本エアロゾル学会
https://www.jaast.jp/hanashi/
レジオネア症の集団発生.IASR
http://idsc.nih.go.jp/iasr/20/233/fr2332.html

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