Googleフォームの集計グラフをコピー・貼り付けする方法｜できないときの対処法も解説します。
Googleフォームでアンケートを集計した際、「もっと見やすいようにグラフにしたい」と感じたことがあるかもしれません。googleフォームの結果をグラフにする方法だけでなく、うまくいかないときの対処法も押さえておくと作業がスムーズになりますよね。グーグルフォームのグラフ化にはいくつかの方法が考えられるのが特徴です。今回は、Googleのアンケートをグラフにするやり方と、コピーや貼り付けができない場合の原因と対処法をご紹介します。
Googleフォームでは結果がグラフとして表示されます。まずは編集画面の『回答』タブを開き、各質問ごとのグラフと数値を確認してみましょう。
ただ、思ったような形のグフではなかったり、全ての項目が見えていなかったりするかもしれません。その際には、スプレッドシートに連携する方法も押さえておくと便利です。グーグルフォームをグラフ化するには、右側にある白色の十の文字がある緑色の四角のマークをクリックしましょう（詳しい方法はこちら）。スプレッドシートでアンケートの集計をグラフにするには、集計範囲を指定して『グラフを挿入』を押すだけです。グラフの種類は、棒グラフ・円グラフ・折れ線などから選べ、ラベル・凡例・パーセント表示の有無もカスタマイズできます。
Googleフォームのグラフをそのままエクセルなどの別のアプリで使いたい場合、「グラフ自体をコピーして画像や図形として貼り付ける方法」が考えられます。まず、フォームの『回答』タブで対象のグラフの右上にカーソルを合わせましょう。
『グラフをコピー』と書かれたものが出てきました。これをクリックして、画面の左下に「グラフをクリップボードにコピーしました。」という表示が出てきたらコピーがうまくできています。Excelに貼り付ける場合は、任意のシートで[Ctrl]+[V]または右クリック→『貼り付けのオプション』⇒『元の書式を保持』)を実行しましょう。
関連記事：フォームの結果をエクセルに反映するもう一つの方法はこちら⤵
スプレッドシートにアンケートを集計したグラフを貼り付ける場合も同様に、[Ctrl]+[V](または『挿入』⇒『図形描画』で行えます。資料とのバランスを調整したいときは、周囲のテキストや表との配置も確認しておきましょう。
Googleフォームのクリップボードがどこにあるのかが気になるかもしれません。クリップボードとは、一時的にデータを保存するコンピュータのメモリのことです。ブラウザでコピー操作を行うと、その内容がOSやブラウザのクリップボード領域に入ります。Googleフォームにおけるグラフのコピーの操作は、見た目上はフォーム内での画像化処理を経てクリップボードへ送る仕組みです。つまり、グーグルフォームのクリップボードはどこかに専用の「格納庫」があるわけではなく、通常のコピー操作と同じく一時的に保存されています。コピー後はすぐに貼り付け先のアプリで[Ctrl]+[V]を行うと良いでしょう。なお、ブラウザの拡張機能やセキュリティ設定、OSの権限の問題でクリップボードへのアクセスがブロックされることがあるため、その場合はブラウザの設定や拡張機能を確認しましょう。
ここでは、google form(グーグルフォーム)のグラフが「コピーできない場合」「貼り付けできない場合」の2つのケースに分けて原因と対処法をご紹介します。
Googleフォームのグラフがコピーできないときの対処法は2つ考えられます。1つ目は、改めてクリップボードへのコピーの操作を行うことです。グラフの右上にマウスポインターを持っていき、『グラフをコピー』をクリックしてみて、左下に「グラフをクリップボードにコピーしました。」が出るかを確認します。出ていない場合は、キャッシュや一時ファイルの影響でUIが正しく動作していない可能性が原因として考えられるため、ブラウザを再起動してやり直す・別のブラウザ（Chrome→Edgeなど）で試すことが有効です。また、ブラウザ拡張機能が干渉していることが多いので、拡張機能を一時オフにして再試行することをおすすめします。
グーグルフォームでグラフがコピーできないときの2つ目の対処法は、スクリーンショット画像で保存することです。スマートフォンの場合、モバイル向けのUIではコピー機能が制限されていることもあり、そもそもコピーが難しいかもしれません。また、企業や学校の端末ではセキュリティポリシーでクリップボードの操作が制限される場合があります。その場合は、googleフォームの結果のグラフが見えている状態でスクリーンショットをとりましょう。Windows PCなら[PrtScn]または[Windows]+[Shift]+[S]、Macなら[shift]+[command]+[4]でできます。「.png」などの画像として保存するとスプレッドシートなどにも貼り付けが可能です。
GoogleフォームのアンケートのグラフをコピーしてもExcelなどに貼り付けできない場合や期待どおり表示されない場合は、貼り付け形式の違いが原因であることが多いです。ExcelやPowerPointは貼り付け時に複数の形式（画像、PNG、EMF、リンク付きオブジェクトなど）を扱います。貼り付けオプションで「元の書式を保持」や「図として貼り付け」を選ぶと解決することが多いです。またそれでも改善しない場合は、スプレッドシートに貼ってから画像としてダウンロードし、改めてExcelに挿入しましょう。
Googleフォームは円グラフの開始位置が出力方法によって違うという特徴があります。これは、Googleフォーム内のグラフは「可視化のための簡易チャート」であるのに対し、スプレッドシートは「汎用グラフエンジン」で描画しているためです。フォームから直接取り出したグラフは、見た目や配色、開始角度がフォーム側のデフォルトに準拠することが多く、右から時計回りに描画されるケースがあります。一方、スプレッドシートで同じデータを元に円グラフを作ると、上部から順に開始されることがあり、見た目の印象が異なるのです。表示順序を気にする場合は、スプレッドシート上でデータの並び替えを行うか、グラフエディタの「カスタマイズ」機能を使い、表示開始角度やラベル位置を手動で調整すると良いでしょう。プレゼン資料で見栄えを揃えたいときは、すべてスプレッドシートで生成して統一した方が管理はしやすくなります。一方で、フォームで手早く確認するだけならフォーム内の表示で十分なことも多いため、目的に合わせて使い分けましょう。
Googleフォームで集計したグラフはスプレッドシートで編集することで細かく調整できます。色・凡例・ラベルの表示・パーセント表示のオンオフ・縦横のサイズ調整・軸の目盛り設定などを順に確認しましょう。たとえば円グラフで色を変更したい場合は『カスタマイズ』→『系列』→『色』を指定し、ブランドカラーに合わせることができます。ラベルを見やすくするには 『値の表示』→『パーセンテージ表示』を選び、ラベルのフォントサイズを調整すると資料がさらに見やすいです。
今回は、グーグルフォームをグラフにするやり方と、コピーや貼り付けできない場合の原因と対処法などについてご紹介しました。「グラフをクリップボードにコピーしました」の表示からエクセルなどに直接貼り付けたり、スプレッドシートと連携してグラフを表示したりと様々な方法が考えられます。Googleフォームは円グラフの開始位置が出力の方法によって違うことも押さえておきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
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