オートサムの使い方とは?エクセルでのオートSUMを利用した足し算のやり方


オートサムとは何だろうと気になったことがあるかもしれません。使い方がわかると、エクセルなどをより便利に活用できますよね。今回は、オートサムはどのようなものかと、エクセルでのオートSUMを利用した足し算のやり方をご紹介します。

◎オートサムとは?


オートサムとは、エクセルなど表計算ソフトの機能の一つです。同一方向に並んだセルの数値の合計を自動的に算出します。Excelを使って計算をする際には、合計値を出すセルに数式やSUM関数を入力することも多いかもしれません。オートサムによって自動的に計算ができると、手間を削減することが可能です。

◎オートサムの使い方、エクセルでの足し算に便利


エクセルで四則演算をする際には、足し算をする機会も多いでしょう。方法としては、直接数値を入力する・セル参照を使って足し算する・オートサムを使う、の三つが考えられます。ここでは、オートサムを使った足し算をみていきますが、数値の入力やセル参照などはこちらの記事で触れていますので、あわせて参考にしていただけますと幸いです。


エクセルで足し算をする際には、合計値を求めるSUM関数が使えます。条件式は『=SUM(エクセルのセル番地の左上端:セル番地の右下端』で、SUMとイコールとコロンはいずれも半角です。また、セル番地は直接入力のほか、マウスやキーパッドを移動させることでも指定できます。この合計値を求める計算を自動的にする機能がオートSUMです。


オートサムでの足し算では、まず合計値を表示したいセルを選択します。次にエクセルの『ホーム』⇒「編集」にある『オートSUM』(左側にΣシグマのマーク)を押しましょう。Excelが自動的に計算を予測して、合算する範囲を提示します。もし思っている範囲でなければセル番地を書きかえ、問題なければキーボードの『Enter』を押すと完了です。

◎オートサムの足し算は、まとめて自動計算するのに便利


オートサムの足し算は、合計値を求める計算回数が多いほど強みを発揮します。たとえば、以下のように横方向の四つの数値を三行それぞれで合計したい場合、合計値を表示したい三行分のセルをまとめて選択しましょう。同じようにエクセルの『ホーム』⇒「編集」にある『オートSUM』(左側にΣシグマのマーク)をクリックして『Enter』を押すと、各行の計算結果が反映されました。直接入力やSUM関数を使った計算では下向きにコピーペーストする必要がありますが、オートサムの足し算ではまとめて行えるので手間が減らせます。


また、オートサムの足し算は、縦と横の二方向で合計値を出すのにも便利です。オートサムの足し算では計算結果を表示するセルを選択していましたが、縦と横の両方向で合計する場合には、計算に使う数値も含めて選択しましょう。たとえば、先ほどと同じ表であれば、縦に一行・横に一列多く範囲を選択すればOKです。同じように エクセルの『ホーム』⇒「編集」にある『オートSUM』⇒キーボート『Enter』で縦と横の合計が自動的に計算されます。

◎エクセルのオートSUMの足し算を離れたセルでするのは可能か?


エクセルのオートSUMを使った足し算を離れたセルで行いたい場合には、ひと手間加える必要があります。合計値を表示したいセルを選択し、エクセルの『ホーム』⇒「編集」にある『オートSUM』(左側にΣシグマのマーク)を押すところまではオートサムでの通常の足し算と同じです。離れたセルでする際には、「=SUM(」の後ろ側にある『セル番地:セル番地』の背景が灰色になった状態で次の作業を進めていきます。


まず、計算に加えたいセルの一つをエクセル上で選択しましょう。次に、キーボードで『Ctrl』を押しながら計算に加えたい別のセルを順番に押していきます。すると、セルの間に『,』が入力されてセル番地が羅列するのです。最初から『Ctrl』を押しながらセルを選択すると、元々の計算式が消えません。一つ目のセルを先に選択してから『Ctrl』を押すようにしましょう。

◎オートサムで足し算が合わない・うまくいかない場合はこちらから

◎まとめ


今回は、オートサムはどのようなものかと、エクセルでのオートSUMを利用した足し算のやり方をご紹介しました。同じ方向に並んでいセルの数値を自動的に足し合わせる機能で、エクセルにあるサム関数の機能をボタンを使ってできるのがオートSUMです。まとめての計算や離れたセルでも行えますので、使い方を押さえてこなせるようにしておくと良いでしょう。次回は、引き算のやり方に触れていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。



掛け算をオートサムで行うことは可能?


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