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[Excel]エクセルで関数を使った掛け算の数式、合計・固定しまとめて行う方法も

Excel(エクセル)・Google・Wordpress


エクセルで計算式を入力する際に、掛け算を使いたいことがあるかもしれません。Excelの関数は何が使えるのか、どう乗算するのかを知っておきたいですよね。掛け算は、エクセルの関数や数式などいくつかの方法でできるのが特徴です。今回は、数式や関数を使った掛け算のエクセルでのやり方と、掛け算の合計や固定してまとめて行う方法などをご紹介します。

◎Excelの関数は使わずに、エクセルの数式で掛け算する方法


エクセルの関数を使わずに乗算できるのが、アスタリスク(*)を使った方法です。算数や数学でのかけ算は「×」の記号で書きますが、Excelの掛け算では*を×印の代わりに数式に使います。まず、掛け算の結果を表示したいセル(エクセルにある四角の枠のひとつ)をクリックしましょう。緑色の四角で囲まれたら、パソコンで数式を入力して掛け算できるようにします。最初に半角英数字でイコール『=』(「ほ」のキー)を押しましょう。


次の操作は、かける数の選択です。直接数字を入力しても問題ありませんが、もし他のセルにある数値を利用するのであれば、セル番地(英文字数字の組み合わせ)を入力するかそのセルをクリックしましょう。たとえば、F5とF6の数値を掛け算してF7に結果を表示したい場合には、F7にこの時点で『=F5』となっています。


掛け算の記号はアスタリスクで、「け」が書かれているキーです。同じように別の数値かセル番地の入力またはセルの選択をして、最後に『Enter』キーを押します。今回の例では、エクセルの掛け算の計算式は『=F5*F6』となっていて、F7にF5とF6の積が表示されました。

◎【Excel】エクセルの掛け算ができる関数名は?数式とやり方


エクセルの乗算は関数を使っても行えます。エクセルの掛け算の関数名はPRODUCT(プロダクト)で、計算式は『=PRODUCT(数値またはセル番地①,数値またはセル番地②)』です。掛け算の結果を表示したいセルを押して、パソコンのキーを使い関数『=PRODUCT()』で掛け算の式を入力しましょう。括弧の中には数値またはセル番地を入力し、間に『,』(カンマ「ね」のキー)を挟みます。上記の書式では①と②のみを記載していますが、掛け算に使う数値の個数に合わせて繰り返しましょう。『Enter』を押すと完了で、同じように掛け算の計算ができます。

◎エクセルの掛け算を列ごとでまとめてする方法


Excelで他の行や列にまとめて掛け算をするのであれば、オートフィルが便利です。同じ式を何回も入力する手間を省け、数式のコピーよりも早く作業ができます。まず、エクセルで掛け算の結果を表示するセルを選択しましょう。緑色の枠の右下に小さな■を押しながら、列であれば横向き・行であれば縦向きにマウスまたはキーパッドを動かします。設定した計算式がエクセルの他のセルにもコピーされることで、まとめて掛け算を行えるのです。

◎エクセルで関数などを使って掛け算する際にセルを固定してコピーするには?


もし、Excelの掛け算に使う数が結果と平行な列や行に沿って並んでいれば問題ありません。しかし、特定のセルを使い続ける場合などには、Excelでまとめての掛け算がうまくいかないものです。その場合は、掛け算の数式内のセルを固定する処理を行います。


エクセルは、行や列をコピーすると式の中のセルも連動して変わる相対参照です。 掛け算で数式内の数値の一部を固定するには、絶対参照に変更します。


まず、掛け算の式が入力されたセルを選択し、数式バーのうち固定したいセル番地のところをクリックしましょう。『f4』キーを押す(反応しないなら『Fn』キーも押しながら)とセル番地の数値や英文字の手前に$マークが付きます。相対参照と絶対参照に関してはこちらの記事で詳しく触れていますので、参考にしていただけますと幸いです。

◎オートサムの掛け算は×? 


オートサムで掛け算をしたいと思ったこともあるかもしれません。ワンクリックでできれば手間が省けますが、オートサムでは直接の掛け算は難しいです。SUM関数は選択したセル範囲にあるデータの合計を自動的に処理しています。そのため、オートサムだけではかけ算の指定はできません。ただ、オートサムに近い機能のExcelの関数を使うと、掛け算の合計を行えます。

◎Excel/エクセルの関数で掛け算の合計、掛け算と足し算を同時に行う方法


Excel/エクセルで掛け算の和を求めたい場面もあるかもしれません。掛け算の合計をエクセルで表す際におすすめなのが、SUMPRODUCT関数を使う方法です。エクセルで足し算と掛け算が混合していると、通常の操作では二段階で行いますが、SUMPRODUCT関数を使えば1つの式でまとめられます。合計をエクセルで表したSUMと掛け算の関数PRODUCTを合わせたと考えるとわかりやすいかもしれません。


条件式は『=SUMPRODUCT(セル範囲①,セル範囲②)』です。セル範囲①・②のところには、掛け算に使う数値全体を選択しましょう。たとえば、E列とF列のそれぞれの行をかけて和を求めたいとします(つまりE3×F3+E4×F4+E5×F5+E6×F6)。この時の計算式は『=SUMPRODUCT(E3:E6,F3:F6)』です。「=SUMPRODUCT(E3:F3,E4:F4,E5:F5,E6:F6)」では逆になるので注意しましょう。エクセルの数値が順番に掛け算されてから、SUMで和が求められるイメージです。

◎まとめ


今回は、エクセルの関数や数式を使って掛け算をする方法と、固定してコピーする・合計値を求める流れをご紹介しました。計算式を直接入力するやり方と関数を使う方法がありますので、使いやすい方を採用すると良いでしょう。エクセルで足し算と掛け算の混合式の処理や、列ごとに数式をコピーする流れも押さえておくのがおすすめです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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