今年の紅白歌合戦の出場歌手が2021年11月19日に発表されました。今年の紅白の出演者は誰なのだろうと気になるかもしれません。紅白2021に選ばれたアーティストを知り、本番の楽しみにしたいですよね。今回は、2021年の紅白歌合戦での出場歌手ともに、紅白歌合戦2021での曲の予想もご紹介します。【随時更新】
Contents
◎今年の紅白歌合戦の出場歌手は?紅白歌合戦2021の出場歌手の一覧と初出場
紅白歌合戦2021の出場歌手は、2021年11月19日に発表されました。第72回NHK紅白歌合戦の出場歌手の現時点での一覧は次の通りです。紅組が22組・白組が21組・特別企画が1組発表されています。やはり例年よりも少ないため、ここ数年のように追加での発表があるかもしれません。新しい情報が入り次第、随時更新します。(敬称略)

●紅白歌合戦2021で初出場となった歌手は?
紅白歌合戦2021で初出場となった歌手は、紅組4組・白組6組の合計10組です。
紅組では、Awesome City Club・上白石萌音・BiSH・millennium parade × Belle (中村佳穂)が紅白歌合戦への初出場が決まりました。
また白組は、KAT-TUN・Snow Man・DISH//・平井 大・布袋寅泰・まふまふが紅白歌合戦に初出場です。

●2021年の紅白出場歌手は2020とどの程度違うのか?
2021年の紅白歌合戦の出場歌手は先ほどの初出場の10組に加えて、4組の復帰出場があります。
紅組では、AIが第68回紅白歌合戦(2017)以来4年ぶり4回目・薬師丸ひろ子が第65回紅白歌合戦(2014)以来7年ぶり2回目の紅白出場を果たしました。
白組では、BUMP OF CHICKENが第66回紅白歌合戦(2015)以来6年ぶり2回目・宮本浩次が第69回紅白歌合戦(2018)以来3年ぶり2回目の出場です。
また、特別企画での出場が発表された松平健は第55回紅白歌合戦(2004)以来17年ぶりの出場となります(歌唱曲目は『マツケンサンバⅡ』)。

2020年の紅白歌合戦の出場歌手のうち、現時点で紅白2021に名前がないアーティストはこちらです。
紅組:Superfly・JUJU・Foorin・BABYMETAL・Little Glee Monster
白組:嵐・五木ひろし・瑛人・Official髭男dism・Kis-My-Ft2・Hey! Say! JUMP・Mr.Children
特別企画:GReeeeN
さだまさし・玉置浩二・松任谷由実・YOSHIKI
楽曲を披露した46組のうち、三分の一以上の17組が不出場となりました。前回の記事で触れたように連続出場の割合は15年間の平均で70%ほどなのですが、今年の紅白での出場歌手では63.043%(29/46)です。
また、初出場以来連続出場を続けていた嵐(第60回紅白歌合戦2009以来13年連続)・五木ひろし(第22回紅白歌合戦1971以来50年連続)・ Official髭男dismとKis-My-Ft2とFoorin (第70回紅白歌合戦2019以来2年連続)・Hey! Say! JUMP と Little Glee Monster(4年連続で初出場だった第68回紅白歌合戦ではトップバッター)など常連が不出場になったことで、大きく顔ぶれが入れ替わった印象を受けるかもしれません。
◎今年の紅白の出演者は予想と比べるとどう違ったのか?気になる的中率も
紅白の出場者に関しては、こちらの記事で以下のように予想していました。実際の出場者と比べてどのくらい的中しているのかをみていきましょう。
詳細はこちら
◎第72回紅白歌合戦2021の歌唱曲の予想
第72回紅白歌合戦2021の歌唱曲の予想は出場歌手の決定を受けて紅白歌合戦の出演者が2021年11月19日に発表されたことを受け、紅白2021の曲目を予想しました。可能性が高いと考えた歌唱曲から順番に記載していきます。
S…今年の活躍や世間での反響を踏まえると、紅白歌合戦でほぼ間違いなく歌唱すると考えられる曲目
A…例年の傾向を分析する限りは、紅白歌合戦2021の歌唱曲になる可能性が高いと予想される曲目
B…複数の候補曲があるが、紅白歌合戦で歌唱するなら、と選べた曲
C…紅白で歌う曲目の予想が非常に困難であり、根拠はありながらもほぼ当て勘で選んだ楽曲
昨年まではABCの三段階にしていましたが、そのうちのAが2つに分かれた形です。
●紅白歌合戦に朝ドラの主題歌を担当した歌手が出た場合は…
紅白歌合戦では朝ドラの楽曲が度々披露されています。ここ数年では2020年紅白で『星影のエール』(GReeeeN)・2019年紅白で『フレア』(Superfly)・2018年紅白で『アイデア』(星野源)・2017年紅白で『明日はどこから』(松たか子)『若い広場』(桑田佳祐)・2016年紅白で『花束を君に』(宇多田ヒカル)などです。紅白歌合戦に朝ドラの主題歌を担当した歌手が出た場合はほぼその主題歌を披露しています(89.47%:17/19)ので、BUMP OF CHICKENは『なないろ』・AIは『アルデバラン』が濃厚だと考えられます。また、紅白初出場のmillennium parade × BelleとAwesome City Clubはそれぞれ『U』と『勿忘(わすれな)』が突出している印象でしたので、2番目と3番目に含めました。

●石川さゆり・水森かおり・LiSA・Perfumeには紅白歌合戦での曲に法則性あり?
紅組の以上の4組は過去の出場の際の曲目に法則性が見られます。石川さゆりの紅白の曲は、2007年第58回から『津軽海峡冬景色』『天城越え』と14年連続で交互であることにお気付きの方も多いかもしれません。また、水森かおりの紅白での曲目は、初出場以来18年連続でその年に発表した楽曲です。2021年はポップスの「笑顔でいようね」があり確実とは言えませんが、例年の傾向から『鳴子峡』になるのではないかとみています。LiSAは過去2回の紅白では鬼滅の刃に関連した楽曲です。今年リリースの『明け星』『白銀』もテレビアニメ版の主題歌で、メドレーになるかもしれません。Perfumeは2018年の紅白以降はメドレー形式であり、8割方はその年の楽曲を少なくとも1曲は披露しています。

●milet・あいみょん・櫻坂46・日向坂46は紅白歌合戦での歌唱曲目に複数候補
miletはEPで2021年に唯一発表している『Ordinary days』が紅白での歌唱曲予想です。
第57回紅白歌合戦(2006)以降は、以前の曲を複数回歌唱することも多い坂本冬美ですが、その年の話題曲を披露した場合には、翌年も同じ曲を歌っています。第60回紅白歌合戦(2009)~第61回(2010)の『また君に恋してる』・第64回紅白歌合戦(2013)~第65回(2014)の『男の火祭り』に続き『ブッダのように私は死んだ』も2年連続の選曲となるでしょうか。
あいみょんは『愛を知るまでは』・櫻坂46は『流れ弾』・日向坂46は『ってか』を紅白歌合戦での曲目として予想していますが、それぞれ『ハート』・『BAN』・『君しか勝たん』と迷っていました。MiziUは2021年のヒット曲が複数あり、紅白はメドレーで披露する可能性もありそうです。薬師丸ひろ子は初出場の第65回紅白歌合戦(2014)での曲目が『Woman “Wの悲劇”より』であり、同じく代表曲でデビューシングルで1位を獲得した『セーラー服と機関銃』と予想しました。なお、同曲は1982年の第33回紅白歌合戦で桜田淳子が披露しています。

●乃木坂46・東京事変・YOASOBI・MISIA・松田聖子などの紅白での曲目予想
上白石萌音は今年発表のシングル『I’ll be there』を予想していますが、自信はありません。天童よしみ・東京事変(椎名林檎)・乃木坂46・MISIA・松田聖子は紅白での曲目の予想を過去2年連続で外しており、今年度も苦戦気味です。東京事変は椎名林檎のときからメドレー形式が多く、YOASOBIは複数ヒット曲がでているので、紅白でも南極か歌うと予想しています。今年の紅白の番組テーマである「カラフル」に準えて色に関する楽曲も選びましたが、どの程度的中するでしょうか。

●星野源・純烈は紅白での歌唱曲名の法則性が2021年も継続するか?
純烈・三山ひろし・山内惠介は紅白歌合戦に初出場以来、その年に発表したシングル(複数曲ある場合は1曲目)の楽曲を歌唱していましたが、2020年紅白での『恋する街角』でその法則性に例外が発生しました。紅白での曲目は順当にそれぞれ『君がそばにいるから』『谺(こだま)』『古傷』だと予想していますが、どうなるでしょうか。紅白初出場のDISH//は、シングルではないながら「THE FIRST TAKE」で初の1億再生突破作品でカラオケなどでも人気の『猫』になる可能性が高いと予想しています。星野源は紅白歌合戦に初出場以来、CDor配信/シングルorアルバム内でその年の新曲を披露しているため、2021年発表の『不思議』を予想しました。

●Snow Man・King & Prince・SixTONES・KUT-TUNなどジャニーズの曲目予想
初出場のSnow Manは、昨年も踏まえ『D.D.』を含めて複数曲目でのメドレーを予想しています。King & Prince『恋降る月夜に君想ふ』・SixTONES『マスカラ』・氷川きよし『Happy!』GENERATIONS『雨のち晴れ』はいずれも2021年発表の楽曲です。KUT-TUNはデビュー曲『Real Face』を選んでいますが、メドレー形式もあるかもしれません。宮本浩次の『passion』は2021年にみんなのうたで放送されました。

●紅白で鈴木雅之・郷ひろみ・福山雅治は何を歌うのか?
紅組のCよりも予想が難しいゾーンです。郷ひろみは第66回紅白歌合戦(2015)以降・関ジャニ∞と福山雅治は第70回紅白歌合戦(2019)以降は過去の曲から選ばれており、今年もその傾向が続くと考えられます。ゆずは『奇々怪界-KIKIKAIKAI-』にしましたが、同様に以前の楽曲を披露する場合もあるので自信はありません。布袋寅泰・まふまふ・平井大・鈴木雅之はそれぞれ『BEAT EMOTION』『輪廻転生』『Stand by me, Stand by you.』『恋人』と人気曲から予想しましたが、どの程度的中するでしょうか。

全体

◎紅白歌合戦2020の曲の予想はどれくらいの的中率だったのか?
紅白での歌唱曲の予想は、以下の計算式で的中率を算出しています。評価軸は、紅白での歌唱曲が一致しているか、および1曲のみorメドレーが一致しているかです。歌唱曲が予想と同じでかつ1曲orメドレーも合っている場合には1ポイント・曲目は的中していても1曲orメドレーを間違えている場合には0.5ポイントにしています。なお、曲が不正解の場合(メドレー形式の披露ではその中のどの曲でもない場合)にはポイントはありません。組数を母数として0.5の単位でポイントが入り、的中率=ポイント数÷出場組数で計算しています。
特にメドレー形式の場合にはタイトルだけでは曲目がはっきりせず、年末の紅白歌合戦の番組本番で初めて正解しているかがわかる場合もあり、発表時には暫定的な数字になり後に変化するのも特徴です。なお、追加発表として曲目と同時に出場発表があったYOASOBIは数値には含めていません。また、当初は出場者リストに入っていたものの後に出場断念となったSnow Manは計算からは外したため、白組は21組中での計算に変わりました。それでもB以降は尽く外しており、出場者以上に曲目の難しさを痛感しています。
確定版

紅白での歌唱曲の一覧に関しては、こちらの記事でも詳しく触れていますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。

◎紅白歌合戦2019の曲の予想はどれくらいの的中率だったのか?
紅白歌合戦2019の曲の予想と実際の結果の違いは以下の通りです。基本的にその年の楽曲を中心に予想していましたが、2019年は特にその年の曲を歌う歌手が少なく(42組中23組の54.7%)特に紅組は8組のみだったことで尽く外してします。また、非常にメドレーの多い年で、実に13組も複数曲目を歌唱したのが特徴でした。近年メドレー形式の多さは把握していたので、6組は予想に入れていましたが実施は倍以上であり、曲が正解していても1曲orメドレーの形式で間違えたのことで数値が伸び悩んでいます。


◎紅白歌合戦の歌唱曲の発表はどの時期なのか?
紅白歌合戦の歌唱曲の発表はどの時期なのかが気になるかもしれません。決まった日があるわけではないですが、概ね12月20日前後、つまり本番の10日ほど前に公表されるのが特徴です。また、第62回紅白歌合戦2011のように、特別番組が企画されて番組内で歌唱曲の発表が行われることもあります。紅白歌合戦での歌唱順番なども含めた過去の発表のデータは以下の記事で詳しく触れていますので、あわせて参考にしていただければ幸いです。
◎まとめ:次回告知
今回は、2021年の第72回NHK紅白歌合戦の出場歌手の一覧と、何を歌うと予想されるのかについてご紹介しました。初出場は10組とほぼ例年と同じくらいですが、2020年に楽曲を披露した3分の1以上が不出場になっており、大きく顔ぶれが入れ替わった印象を受けるかもしれません。70年以上の歴史の中で様々な変遷を繰り返す紅白歌合戦、次回はその一端を様々なデータからご紹介していきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
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