年末が近づくと今年の紅白歌合戦の出場歌手が何を歌うのかが気になるかもしれません。紅白歌合戦ではどんな曲目が予想されるのかを発表に向けてみておくと、2022年の流行なども知って本番に向けての楽しみが広がりますよね。今回は、紅白曲目予想として、紅組の出場歌手の2022の曲目で有力なのは何なのかを、歴代の紅白などの関連情報とともにご紹介します。
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◎石川さゆり・SEKAI NO OWARI・LE SSERAFIM・緑黄色社会などの紅白曲目予想は?【A】
紅組では、出場歌手と発表されている22組のうち、以下の2組を除く20組が予想の対象です。
*NiziUは、先行発表で紅白歌合戦2022の歌唱曲が「CLAP CLAP」だと判明しているため、曲予想の対象外
*追加出場の歌手については、発表時点で歌唱曲が明記されていない場合は曲目予想対象だが、milet×Aimer×幾田りら×Vaundyは歌唱曲目が「おもかげ」と発表済みのため対象外
まずは、例年の傾向を分析する限りは、紅白歌合戦2022の歌唱曲になる可能性が高いと予想される曲目を順番にみていきましょう。今年の紅白は、間違いなくこの楽曲だというものが少なく、予想は難しくなった印象でした。
●石川さゆりの紅白出場回数は?紅白で天城越えと津軽海峡・冬景色の隔年になったきっかけ
石川さゆりは紅白出場回数が45回と紅組では最多出場回数であり、紅白でも北島三郎・森進一・五木ひろしに次いで歴代4人目の記録です。また、連続出場記録は39年に伸ばし、五木ひろしの50回・森進一の48回に次ぐ歴代3位となります。そんな石川さゆりは紅白では「天城越え」と「津軽海峡・冬景色」を隔年で歌唱するのが近年の恒例となりました。
交互に歌唱するのが始まったのは2007年、この年に生涯に幕を閉じた阿久悠を偲んで「津軽海峡・冬景色」をトリで歌唱しました。その翌年の2008年には、この年にメジャーリーガーのイチローが使用したことで話題となった「天城越え」をスペシャルバージョンで披露しています。それ以降は毎年演出を変えながら早くも15年が経過しました。石川さゆりが紅白で歌唱した「天城越え」と「津軽海峡・冬景色」の回数はともに12回で歴代最多(ちなみに第3位は中村美津子が歌う「河内おとこ節」・森進一が歌う「おふくろさん」・坂本冬美が歌う「夜桜お七」の8回)であり、「天城越え」が記録を更新するかが注目されます。ただ、昨年は初めてメドレー形式だったのと、芸道50周年であることから複数曲の披露になる可能性はあるでしょう。

●LE SSERAFIMや緑黄色社会の紅白での曲は?
LE SSERAFIM (ル セラフィム)の紅白の曲は「FEARLESS」と予想しています。拠点の韓国では「ANTIFRAGILE」のミニアルバムの方が売れていますが、紅白出場が決定した後のリリースなので可能性は低いでしょう。結成10周年で初出場を果たした緑黄色社会の紅白での曲は、人気が突出している印象のある「Mela!」と予想しました。水森かおりは紅白出場回数が20回に達し、2021年を除くとその年に発表したシングルの1曲目を披露していますから、傾向通りなら「九十九里浜」になるはずです。
SEKAI NO OWARIは紅白で紅組になるのは初めてです。紅白歌合戦での歴代の曲は「Dragon Night」「プレゼント」「Hey Ho from RPG(RPGのサビ部分を挿入したHey Ho とのメドレー)」「RAIN」「サザンカ」となっています。ダンスや歌詞が話題となった点を踏まえると、「Habit」が紅白2022の曲目になる可能性が濃厚でしょう。篠原涼子が紅白に出ると聞いてなぜ?と思った方もいるかもしれません。紅白出場となった理由としては、90年代に活躍した歌手を充実させようとしたのに加え、今年に当時のヒット曲をセルフカバーしたことが大きいと考えられます。その通りなら、篠原涼子の紅白の曲は「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」になるでしょう。

◎Aimer・あいみょん・ウタ・IVE・Perfume・乃木坂46・miletの紅白2022での曲は?【B】
続いては、複数の候補曲がありながらも、紅白歌合戦で歌唱するならと売れ行きや傾向などから選べた曲をみていきます。この部分で何曲的中するかが全体の的中率に大きく影響するため、可能性がどの程度あるかは見極めたいところです。
●Aimerの紅白で何を歌う?紅白2022の曲で予想されるのは?
Aimerの紅白2022の曲は「残響散歌」と予想しました。これは鬼滅の刃のOPテーマであり、EDテーマの「朝が来る」が対抗馬でしょうか。ただ、これまでの紅白歌合戦では「紅蓮華」「明け星」とオープニングテーマが選ばれているため、傾向通りであれば「残響散歌」になる可能性が高いでしょう。
●あいみょんは紅白への出場回数は?2022は2021までの傾向とは異なるか
あいみょんは紅白には2020から3年連続出場で回数は通算4回です。歴代の紅白では2018の「マリーゴールド」2020の「裸の心」2021の「愛を知るまでは」といずれもその年に発表したシングルが歌唱曲でした。同様の傾向通りならあいみょんの紅白2022の曲目は「初恋が泣いている」になりますが、今回はNHK『あいみょん18祭』テーマソングである「双葉」を予想曲にしています。
また、アニメキャラクターとして出場枠に入るのは初めて(歌唱したキャラクターは過去に存在)となるウタは「新時代」が有力ですが、楽曲自体は複数あるのでメドレー形式になるかもしれません。
●IVEは紅白で何を歌う?予想される曲は?
日本デビュー1か月半で初出場を果たしたIVE(アイヴ)は紅白で何を歌うのかは興味深いところろでしょう。IVEの紅白の曲で最有力だと考えられるのは、出場歌手として発表された後の1stシングル「ELEVEN -Japanese ver.-」です。デビューシングルなので可能性が高そうですが、韓国での売れ行きを踏まえるとミリオン達成の「After LIKE」なども候補になるかもしれません。
Perfumeの紅白の曲は2022年のシングル「Flow」と予想しました。ただ、2015年以降はシングルを紅白歌合戦で歌唱しているとは限らず、歴代のヒット曲になったり(2020など)複数楽曲のメドレーかと思えば1曲になったり(2020⇒2021など)と、予想する側としてはかなり絞り辛い印象です。みんなのうたで流れた「さよならプラスティックワールド」なども候補になるかもしれません。
過去3年連続で的中していない乃木坂46は2022年も複数の楽曲をリリースしていますが、紅白がラストステージになるメンバー齋藤飛鳥がセンターを務める「ここにはないもの」が比較的に可能性が高いと考えました。デビュー10周年+数少ない1期生である点も踏まえると、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」など初期の楽曲も含めたメドレーになるのかもしれません。

●miletの紅白2022の曲目は?「fly high」は紅白2021で歌唱済みがどう影響するか
miletは「inside you」で紅白に初出場を果たし、2022で3年連続出場です。冬季オリンピックのテーマソングをmiletが担当したことから「fly high」を紅白でも…と通常なら考えますが、既に2021で歌唱済みなのが気になるところです。他の楽曲となれば2022年発表の「Always You」「Final Call」などでしょうか。歴代の紅白で冬季オリンピックのテーマソングを担当した歌手が出場した場合は必ずその楽曲を歌唱してきましたが、その傾向が続くのかが注目されます。

◎日向坂46・Superfly・TWICE・工藤静香・MISIAなどの紅白歌合戦曲目予想【C】
例年であれば「紅白で歌う曲目の予想が非常に困難であり、ほぼ当て勘で選んだ楽曲」が並ぶCゾーンですが、今回は比較的に可能性がある曲を選びきれた印象がありました。どの程度まで的中することができるでしょうか。
●日向坂46の紅白での歴代(2021/2020/2019)の曲と2022の予想
日向坂46の紅白の曲は、2021が「君しか勝たん」・2020が「アザトカワイイ」・2019が「キュン」と歴代はいずれもその年に発表した楽曲から選ばれています。同じ傾向と考えると日向坂46の紅白の曲は2022は「僕なんか」または「月と星が踊るMidnight」の可能性が高いでしょう。しかしながら、当方は日向坂46の紅白の曲を、2021が「ってか」・2020が「ソンナコトナイヨ」・2019が「ドレミソラシド」と予想し外し続けていました。個人的には「僕なんか」の方を歌ってほしいのですが、推しではなかった+予想を外すとなるとショックが大きいので「月と星が踊るMidnight」にします。
Superflyは2020以来の登場で、紅白出場回数は6回目です。Superflyは「beautiful」で紅白に初出場を果たし、「愛をこめて花束を」は2回・Nコン課題曲の「Gifts」などをこれまでの紅白で歌唱してきました。その年の楽曲のこともあればかつてのヒット曲ということもあり曲目予想をするのは困難です。その中でも、2022年に発表した楽曲のうちオリコンデジタルシングルの最高順位が最も高い「Voice」と予想しました。サッカーワールドカップの興奮冷めやらぬ時期である点を踏まえると現在も人気の高い楽曲「タマシイレボリューション」などを選曲しても盛り上がるでしょう。

●TWICEが紅白に初出場して以降に歌った曲の一覧は(2018.2019など)?
TWICEが紅白に初出場したのは2017年のことで歌唱曲は「TT -Japanese ver.-」でした。TWICEはその後2回の紅白ではメドレーを披露しており、2018に歌った曲は「I WANT YOU BACK」「BDZ」、2019は「TT -Japanese ver.-」「FANCY -Japanese ver.-」です。その年の楽曲とは限らないことから、TWICEが紅白2022で披露する曲の予想は困難ですが、可能性が高いとすれば(復活出場する点で)今年の活躍という点を踏まえて、ミュージックビデオで出している「SCIENTIST -Japanese ver.-」かアルバムのタイトルである「Celebrate」でしょう。
●工藤静香の紅白の曲で予想されるのは?
工藤静香の紅白の曲は歴代8回はいずれも異なっていた点で、過去のヒット曲の中からまだ歌ったことのない楽曲が入り、メドレーにもなるかもしれません。その中で、2022年に発表したセルフカバーアルバムの収録曲でかつ当方の個人的に印象が強い「嵐の素顔」を紅白の予想曲にしました。
天童よしみ「あなたに咲いた花だから」と坂本冬美の「酔中花」はいずれも2022年に発表の楽曲です。坂本冬美はこれで20年連続で紅白に出ており回数は34回になります。その年の新曲を紅白で歌唱するのは、この20年で天童よしみは8回・坂本冬美は5回で確率はかなり低いです。それでも夜桜お七・ブッダのように私は死んだ・祝い酒・また君に恋してるなど紅白で複数回歌唱しそうな曲で迷うよりは可能性があるとみています。MISIAはやはり候補曲がいくつもありますが、第73回紅白歌合戦のテーマである『LOVE&PEACE』に沿って「希望のうた」を選びました。例年メドレーであることも多いですが、1曲でじっくりと聴きたい楽曲です。

◎まとめ
今回は、紅白歌合戦曲目予想のうち、紅組の出場歌手で可能性のある楽曲を、周辺情報とともにご紹介しました。例年の発表はあと1週間ほどですが、どのような曲目が選ばれるのかを考えてみると楽しみが広がるかもしれません。曲目発表があり次第更新していきますので、参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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