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エクセル(Excel)で、上下中央揃え・斜め文字や回転・折り返して全体を表示するなどの配置機能


エクセルを使って作業をする場合には、文字列や数字を揃えて美しく見せたいかもしれません。位置が統一されている方が見やすいですし、配置次第で資料の印象も変わるので方法を知って工夫していきたいですよね。今回は、文字列や数字の位置を揃えるのに便利な機能をまとめてご紹介します。

◎はじめに


今回使うのは、エクセルの上部のバーにある『配置』内の機能です。『ホーム』を押すと中央左側に出てきます(黄枠)。それぞれの機能を使うとどのように変化するのか、例を挙げてご紹介しましょう。今回の例では、2行目にタイトル、その下に組名があり、それぞれに歌手と曲目と記されています。何も設定せずに手入力すると画像のようになっていることが多いです。

◎ワードでも使える上下中央揃えなど、エクセルで文字位置を上下に移動させる方法


「配置」の左上にあるのが、セル内の文字列や数字の位置を上下に調整する機能です。最初の設定では中央揃えになっていることが多いですが、高さを調整した場合には上または下に揃えることより見やすい資料が作成できます。やり方は、変更したいセルまたは範囲を選択してから、『ホーム』⇒「配置」に進み、三本線のいずれかをクリックすれば完了です。

●上揃え


左上にある三つの三本線のうち、一番左側にあるものを選択します。Excelに書かれている図でも何となくわかるかもしれませんが、三本線が上側に固まっているものです。実際に操作すると、下の図の左側のように、選択しているセルに書かれている文字が上側に移動しました。

●上下中央揃え


三本線の真ん中を押すと、セルの縦方向での中央に文字列が移動します。特に設定していなければ自動的に『上下中央揃え』になっていますが、上または下揃えに変えて元に戻したいときに使えるので押さえておきましょう。

●下揃え


三本線の一番右側にあるものを選択すると、文字列が下側に移動します。行の高さがあり、空白が多い場合にはこの下揃えが便利です。以下にはここまで挙げた三つのボタンを押すことでどのように位置が変化を画像にしています。左から順番に「上揃え」「上下中央揃え」「下揃え」です。

◎エクセル(Excel)での文字の配置、中央揃えや右揃えなど


「配置」の左下にあるのが、セル内の文字列や数字の位置を左右に調整する機能です。上下の場合よりも利用することが多いかもしれません。最初の設定では左揃えになっていることが多いです。やり方は、先ほどと同じように変更したいセルまたは範囲を選択してから、『ホーム』⇒「配置」に進み、該当のボタンをクリックします。

●エクセルでの左揃え


左下にある長短長短の四本線のうち、一番左側にあるものを選択すると、文字列が左側に揃います。Excelで描かれているのは、四本線が左端から伸びてきている図です。

●エクセルでの中央揃え


真ん中を押すと、セルの横方向での中央に文字列が移動します。 実際に操作すると、下の図の左側のように、選択した範囲(歌手・曲目)と書かれた部分)が中央に動きました。

●エクセルでの右揃え


一番右側を選択すると、文字列が右側に移動します。 以下の画像では同じように操作の結果を示しており、左から順番に「左揃え」「中央揃え」「右揃え」です。

◎エクセルで斜めに、図形や文字を90度・180度回転させる方法


「配置」には文字列や数字を回転させたり斜め向きに表示させたりする機能もあります。これは、セルの書式設定の配置に該当しますが、1回のクリックで簡単に設定できるのです。「配置」にあるabが斜め向きに書かれている部分から選びます。試しに、『左回りに回転(O)』を選択すると、文字列が斜め45度の右型上がりになりました。同じ場所を2回クリックすると元の配置に戻ります。他にあるのは、『右回りに回転(L)』『縦書き(V)』(左右中央揃えの縦書きになります)『左へ90度回転(U)』『右へ90度回転(D)』です。

◎インデントとは?その意味やエクセルでのやり方


インデントは、左または右に文字列を揃えたものの、空欄を設けたい場合などに使える機能です。先ほどの下、三本線の横に矢印が描かれている図を押すことで調整できます。変えたいセルや範囲を選択して、文字を動かしたい方向の矢印が描かれているものを選びましょう。たとえば、左揃えになっている項目で『インデントを増やす(右側)』を押すと、1文字分だけ空欄ができます。端に寄りすぎた文字を動かすのに文理ですが、場合によっては左右揃えが解除されてしまったり、文字列が動きすぎて隠れてしまったりすることがありますので、注意しましょう。

◎セルを結合して中央揃え、ショートカットも


セルを結合して中央揃え』とは、指定したセルを一つのセルとして合体し、そこに書かれている文字列や数字を中央に配置する機能です。複数の行または列に分かれた小項目をまとめる項目がある場合に使うとより見やすくできます。流れは、一つにまとめたい範囲を選択して、 『セルを結合して中央揃え』を押すだけです。今回の事例を出すと、歌手と曲目のすぐ上、E4とF4のセルを選択して押すことで、「紅組」の文字が二つのセルにまたがり、中央に配置されました。ちなみに、2回目以降は『F4』または『Ctrl』+『Y』の同時押しでショートカットもできます。これは前回と同じ動作を繰り返す指令であり、セルを結合して中央揃え以外の場面でも使えるショートカットキーです。

●セルを結合して中央揃えにある便利な機能


ここまでご紹介した方法で押すと、セルを結合する操作と文字列を中央に配置する操作が自動的に行われます。そのため、右側にある▼は押す必要がありませんが、知っておくと便利な機能もあるので押さえておくのがおすすめです。三つ目の『セルの結合(M)』は単にセルが合体するだけで文字の配置がそのままになります。既に右または左に揃っている場合には改めてそろえる手間が省けるので便利でしょう。二つ目の『横方向に結合(A)』は、複数行を選択して結合する際に、本来の選択範囲全体とは違って、合体されるのが行のみです。四つ目の『セルの結合の解除(U)』はその範囲で行っている結合をもとに戻す際に使えますが、配置にある『セルを結合して中央揃え』をもう一度押すことでも解除できます。

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◎エクセル(Excel)の機能、折り返して全体を表示する方法


文字列や数字が多くて、セル内に収まらないこともあるかもしれません。その際に便利なのが、「配置」の右上にある『折り返して全体を表示する』機能です。この部分をクリックすると、画像のようにセルからはみ出していた文字列が、何行かに分けられて表示されます。幅を変えずに高さのみを自動調整する機能ですから、幅をそのままにしつつ全体を表示させたい場合に利用すると良いでしょう。文字が隠れることの他の対処法については、こちらの記事でも触れておりますので参考にしていただければ幸いです。

◎まとめ


今回は、文字列や数字の位置を揃えるのに便利な機能をご紹介しました。文字列の配置には、上下や左右を揃えるもののほかにも、回転や結合などがあります。状況や希望に応じて使い分け、より見やすい資料を作成しましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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