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代休と有休の違い・休日と休暇の違いは?厚生労働省の労働基準法での定義

仕事・キャリア・就職活動


年間休日と休暇の違いは厚生労働省の労働基準法ではどう定められているのかが気になるかもしれません。会社の休日は法定休日になるのか、代休と有休の違いなど似たような言葉はしっかりと意味を理解しておきたいですよね。休日・休暇・休業の3つでも主体や取り方に違いがあるものです。今回は、代休と振替休暇の違いなど様々な言葉の定義を、法定休暇と法定外休暇の種類などとともにご紹介します。

◎休日と休暇の違いは厚生労働省の労働基準法ではどう定義されている?


休日と休暇の違いは厚生労働省の労働基準法でどう記されているのでしょうか。休日とは労働義務が発生しない日のことで、休暇は労働義務がある日を特別に休む場合を指します。労働基準法では、休日は「1週間に1日以上の休みが必要」とされる法定の概念ですが、休暇は任意のものというのが大きな違いです。

●有給と代休の違い


代休と有休の違いが気になるかもしれません。有給と代休の違いとして大きいのは、本人の希望によって決められるかどうかです。有給休暇は法律で定められており、給与が発生する休みを指します。一方で、代休は本来は休日の予定だった日にに働いた分の代わりに取得する休みです。有給休暇は取得する時期も基本的に本人の希望により決められるのに対し、代休は会社の都合で変わるかもしれない点は押さえておくと良いでしょう。

◎振替休暇と代休の違い


代休と振替休暇の違いが気になるかもしれません。振替休暇は事前に休日と労働日を入れ替えておくことで、代休は休日出勤の代わりに後日取得する休みです。振替休暇は休日労働にはならないため割増賃金が不要ですが、代休は休日出勤したとみなされるため、割増賃金が発生します。そのため、振替休暇と代休の違いについて考える際には、前提として元々の休日がいつなのかを注意することが大切です。そこで、休日にどのような種類があるのかを見ていきましょう。

◎法定休日の決め方と意味や定義、土曜日・日曜日とは限らない?


法定休日の決め方や意味が気になるかもしれません。法定休日の定義としては、労働基準法に基づき連続した労働による過労を防ぐために義務付けられている休日です。法定休日の決め方としては、1週間に最低1日設けるというルールがあります。この1週間の区切りは任意のため、最大で12連勤になるように設定すればOKです。つまり、法定休日は土曜日や日曜日とは限らず、どの曜日にしても問題ありません。日曜日出勤があるからといって法定休日に違反しているわけではないのです。

●会社の休日=法定休日ではない?


会社の休日と法定休日は必ずしも同じではありません。会社の休日としての休みが設定されていても、それが法定休日として認められるかどうかは会社の設定によります。例として、会社の休日が土日であっても、会社が法定休日を日曜日のみと定めている場合、土曜日は法定休日とはみなされません。

◎所定の休日とは?所定休日における労働・出勤とは?


所定の休日とは会社が定めた特定の休日を指し、法定休日とは異なる場合もあります。例として、週休2日制の会社で日曜が法定休日、土曜が所定休日としているところも珍しくありません。この場合、所定休日に出勤することは特に問題はなく、労働する時間が想定よりも増える可能性もあります。年間所定休日は企業が1年間に定めた休日の総日数です。具体的な日数が表示されますので、就職活動の際には数を確かめて、自分の生活に合うかを見極める参考にすると良いかもしれません。

◎所定休日に出勤すると残業になるのか?残業代の割増計算について


所定休日の出勤とはどのようなものかをもう少しみていきましょう。所定休日の出勤は残業とは異なり、割増賃金が発生するかどうかは会社の定めによります。法定休日ではないため、割増が適用されない場合もあるからです。週休2日制で土曜が所定休日の場合、土曜出勤が残業として扱われず、平日と同様の賃金が支払われるケースも多くあります。所定休日で残業代が出るのかどうか、就業規則を確認しておくとよいでしょう。

◎法定休暇と法定外休暇の種類


法定休暇は労働基準法に基づき労働者が取得できる休暇で、法定外休暇は企業が任意に定める休暇のため職場によってあるところとないところがあります。法定休暇の種類としてまず押さえておきたいのが年次有給休暇です。勤続6か月以上で一定日数の労働日数を満たす従業員に対し、10~20日間付与されます。また、出産予定日の6週間前から産後8週間までに取得できる休暇が産前産後休暇です。子どもが1歳になるまで取得できる休暇として育児休業もあります。介護休業や生理休暇なども法律で求められている休暇になるため、あわせておさえておきましょう。


法定外休暇の種類は会社によって様々ですが、よくあるものとしては慶弔休暇が挙げられます。結婚や親族のご不幸など、人生の重要なイベントに対応するために付与されるもので、数日間であることが多いです。また、従業員の誕生日を休みにしたり、一定の勤続年数を超えるごとに数日間の休みを加えるリフレッシュ休暇のようなものもあります。

◎まとめ


今回は、振替休暇と代休の違いなど休みに関する言葉についてご紹介しました。休日・休暇・休業にも違いがあります。法定休日の意味や定義、所定の休日とはどのようなものかも把握しておきたいものです。所定休日に出勤すると残業になるかは企業により、残業代の割増計算も変わってくる点も押さえておきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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