今年の紅白出場歌手は誰になるのだろうと気になるかもしれません。紅白歌合戦2023の出演者発表日とともに、誰が可能性が高いと予想されるのかも押さえておくと楽しみが広がりますよね。紅白歌合戦の出場歌手の予想は、過去の出演者をみるとある程度の傾向が見えてくるのが特徴です。今回は、2022年までの動きを踏まえて、2023年紅白歌合戦の出場者を予想しご紹介します。（敬称略）
◎第74回紅白歌合戦の出演者予想の前に、注目したい2023までの傾向とは？
2023年、今年の紅白歌合戦の出場者を予想する前に、2022以前の出場歌手をみていましょう。2023紅白の出演者予想をするにあたり、注目したいのが、ある年とその前年の紅白歌合戦の出場歌手と連続出場の関係性です。ここでは、第60回紅白歌合戦(2009)から第72回紅白歌合戦(2021)の出場者の記録を基準として、紅白歌合戦に連続出場中・復活出場・初出場だった歌手がどの程度その翌年の紅白にも出演しているのかを表で記してみます。
ある年の紅白歌合戦に出場して翌年の紅白にも出演する歌手は平均して、紅組69.86％(292組中204組)・白組69.58％(286組中199組)で、7割弱が翌年の紅白歌合戦の出場者であることがわかります。また、連続出場中の歌手で翌年も出場する割合の平均値は紅組が79.43%(209組中166組)・白組が80.69%(202組中163組)と10%ポイントほど上昇し、2年連続以上になると安定して出る傾向が強いです。また、紅組は復活出場からの定着が、白組は初出場からの定着率が比較的に高いことがうかがえます。
表は、紅白歌合戦2014～2018における出場歌手の歌唱順にみたときの、初出場・復活出場と、その翌年の出場したかどうか、○が連続出場です。
◎［2023年］今年の紅白歌合戦の出場者を予想【紅組】周年アーティストも数多く
それでは、第74回紅白歌合戦(2023)の予想にまいりましょう。可能性が高いと考えた順番に並べています。ABCが出場ラインで、紅組が24組・白組が25組です。近年は、特別枠を乱発している傾向が強く、もはや同数である方が珍しくなってきているため、当方の予想でも数を揃えることには拘らないようにしました。また、2023年紅白も放送開始時間が2021年よりも10分前倒しになった点で言えば、あと1.2組増えてもおかしくありません。
●紅白歌合戦2023出演者予想：連続出場組は今年も安定か
紅白歌合戦の連続出場記録で歴代3位(紅組では単独1位)の39年連続出場中の石川さゆりは2023年にデビュー50周年を迎えました。今年の紅白はローテーション通りであれば初出場時の歌唱曲『津軽海峡・冬景色』ですが、第40回以来の大トリはどうでしょうか。あいみょんは2023年上半期の朝ドラ主題歌を担当、2024年に担当が決まっている緑黄色社会の2組は「ライブエール」にも出演していますので、落選はまずないでしょう。紅白歌合戦では4年連続で紅組トリのMISIA・20年連続出場中の水森かおりも連続出場が期待されます。乃木坂46も坂道がまとめて落選とは考えづらいので今回もAです。
●2022年紅白歌合戦の出場歌手で2023も予想されるのは？
2022年紅白歌合戦の出場歌手では、坂本冬美・miletなどは2023も可能性が高いと予想されます。天童よしみは紅組最年長出場記録更新となるでしょうか。ライブエールに出演した新しい学校のリーダーズと、朝ドラ主題歌＋ヒロインを担当する趣里は、歌唱以外でも随所で登場する場面があるかもしれません。難しいのがNizuU・LE SSERAFIMで、K-POP系列のグループが台頭し前年4組出場して様々な声があったことからどう動いてくるかです。オリコンチャートにランクインするなど人気が高いのは確かなので、枠内でグループ同士を比較することになりそうです。
初出場組は、ano・K-POPのNewJeans・朝ドラ主題歌を担当している中納良恵を予想しました。YOASOBIやadoは人気や再生回数では申し分ないですが、出場辞退の可能性も考えられるため、なかなか順位を高くすることができません。TWICEは日本人3人によるユニットMISAMOとして出場する可能性もあり、ここに前回出場のIVEも入るとK-POPが5組になるので、さすがに絞り込まれる気がします。Perfumeは15年連続出場中ですが、2023年の大晦日はライブ開催が決まっていることをどう考慮するかでしょう。前回の紅白歌合戦(2022)で初めて前半に回った点も気になります。
●2023年の周年アーティストで紅白歌合戦出場が期待されるのは？
伊藤蘭は、実娘の趣里が朝ドラ主題歌＋ヒロインなのに加えて、かつて所属していたキャンディーズが歌手デビューして50年にあたり、SONGSへの出演もある点で、46年ぶりに紅白歌合戦に出場(ソロでは初めて)となれば話題性が高いです。25周年のアーティストは激戦で、MISIAに加えて椎名林檎・宇多田ヒカル・浜崎あゆみ・aikoが有力でしょう。ただ、枠には限界があるため誰が選ばれるかです。宇多田ヒカルはおそらくNHKホールでの歌唱はなく、浜崎あゆみは既に大晦日にライブ開催が決定、aikoは5年前の紅白歌合戦2018で20周年で復帰したことを考慮しています。
ライブエール出演組はそれぞれ可能性があり、いきものがかりはデビュー20周年です。また、これまで裏番組として歌合戦をしているももいろクローバーZが今年その情報がまだ出ていない点は興味深く注視しています。
◎紅白歌合戦2022の出演者予想【白組】ジャニーズの予想も
今年の紅白歌合戦の出場者の予想のうち、ここからは白組です。2023紅白の出演者予想では、個人的なイメージに限らず、前回まで何回連続で出場中か・他の視聴者の意見・2023年内のNHKの主要音楽番組への出演(SONGS・ライブエール・主題歌・みんなのうた)があるかなど様々な軸で数値化したものを参考に順位付けをしました。
●紅白歌合戦の出演者2022で2023も引き続き出場が期待されるのは？
今年の紅白歌合戦の出演者で最大の関心事の一つが、旧ジャニーズ勢の出場でしょう。当方の紅白出場歌手予想では、前年出場の6組は外して考えており、近年稀に見る自信のない予想になっています。
上位は、ライブエール2023出演のBE: FIRST・純烈・福山雅治で固め、男性グループが減り過ぎるのは可能性が低いと考えてJO1までをAとしました。紅白歌合戦の出演者2022で2023も引き続き出場が期待されるのはほかに、星野源・郷ひろみ・山内惠介・ゆず・SEKAI NO OWARI・Official髭男dismなどです。ヒゲ男はチャートランクインもあるほか、Nコン2023の課題曲も担当しているためNHKへの貢献度も高いですが、出場辞退がかつてあったことを考慮してこの順位にしました。
● [2023]今年の紅白歌合戦、ジャニーズの代わりに入ると予想される歌手は？
紅白初出場として予想しているのが、Mrs. GREEN APPLE・10-FEET・MAN WITH A MISSION・Da-iCE・さかいゆう・SEVENTEEN・新浜レオンです。若干多いような気もしますが、過去の分析の「白組は初出場からの連続組が多い」というものを考慮しています。チャート上位にランクインする歌手も多い中で出場枠を誰なのでしょうか。
●2022紅白の出演者予想
Dは、「紅白歌合戦に出場する可能性が十分にありそうだが結局は出ない」可能性が高いアーティストを並べています。昨年の記事では、「SixTONESとSnow Manは、ジャニーズ全体が紅白に辞退ということがない限りは確実でしょう。」と記載しましたが、まさか翌年にこうなるとは思いもよらず。可能性は高いとは言えませんが、もし出場があるとすれば一番手となるため、ここに入れています。
ここに記載している以外の歌手も多く候補には入れており、白組は50組以上になります。リスト外からの出場をなるべく減らすのも要素にしている以上はE.Fの選出も慎重を期していますが、今年こそこのリストから全員が選ばれるのでしょうか。
◎まとめ（全体）
紅白出場歌手予想の全体として、今年の番組出演・2023年のデビュー周年アーティストなどの注釈も記載した一覧です。発表は11月半ばごろ、誰が選ばれるのかを心待ちにしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
出場歌手発表
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