紅白歌合戦での歌う順が気になるかもしれません。紅白での曲順やタイムテーブルがわかると大晦日の夜の予定も立てやすいですよね。「紅白2022は後半何時から~」といった詳細までは分かりませんが、紅白ではある程度の時間予想をすることは可能です。今回は、今年の紅白歌合戦の歌う順番はどうなのかを紅白歌合戦2022のタイムテーブル(分刻み)、および紅白ゲスト審査員など2022の紅白を楽しむ上で知っておきたい情報をご紹介します。
今年の紅白歌合戦の歌う順番は、2022年12月26日に発表がありました。紅白歌合戦の出場歌手の歌唱順は以下の通りです。
紅白の曲順からタイムテーブルを分刻みで予想してみましょう。紅白2022は後半何時からというのは明確には発表されていませんが、これまでの傾向通りであれば後半は21時からスタートします。つまり、前半が19時20分から20時55分までの95分間・後半が21時から23時45分までの165分間です。紅白歌合戦の曲順から予想される時間の目安は以下の通りだと考えられます。
オープニングは3年ぶりにNHKホールに歌手が集結すると考えられるので、3~4分はあるでしょう。前半で比較的に長そうなのは、4曲メドレーを披露+ゲスト出演多めの郷ひろみ・冬季オリンピックの振り返りが絡みそうなmilet・紅白両組からダンス参加があるSEKAI NO OWARI・朝ドラ俳優のインタビューなども考えられる三浦大知・メドレー披露のPerfumeなどです。一方で、山内惠介⇒日向坂46は連続が確定している上、これまでも山内惠介は1分30秒ほどで歌唱が終わることも多かったため、ここの2曲で一気に巻いてくる可能性があります。例年通り20時55分で終了と考えられるとその他の歌手は3~4分ずつとなり、フルコーラスはほぼ無理で、更なる企画が入ってくる余裕はなさそうです(つまりほぼずれが考えられないということです)。
紅白タイムテーブルの後半です。何時から始まるのかが明らかではないため流動的ですが、例年通り21時開始であれば165分間(最後の結果発表+蛍の光が5分ほどとすると160分間)あり、現時点では29組のステージが予定されているため、1組あたり5.51分と前半と比べるとかなり余裕があります。比較的に長いと考えられる、ディズニーメドレー・back number (朝ドラ俳優のインタビューなど)・紅白メドレー披露の純烈・工藤静香・あいみょん・KinKi Kids、などは平均よりも長い6~7分で予想しました。一方で、Vaundyの怪獣の花唄⇒おもかげ・ゆずの夏色⇒T.W.Lは連続でしょうから間は短くなり、星野源が4年連続で事前収録の場合はその部分も短くなるため、22時台後半は意外とスムーズに進行するかもしれません。紅白歌合戦のサプライズが入るとすれば後半になり、その場合は前倒しになりますから、気持ち早めに待機しておくのがおすすめです。
紅白時間予想の参考として、過去のタイムテーブルを振り返ってみましょう。ここでは、紅白歌合戦2020のタイムテーブルを取り上げます。史上初の無観客での開催となった第71回NHK紅白歌合戦は、歌唱前後のやり取りや出し物がほぼなくなったことで、歌唱に最大限時間が取られ、歌合戦ならではの「歌を聴かせる」構成になったことが印象的でした。
特に目玉だと評された朝ドラ・活動休止前最後のテレビ出演となった嵐・旋風を巻き起こした『鬼滅の刃』の劇場版の主題歌を歌ったLiSAのステージが連続した後半の21時台は、それぞれのコーナーが6~12分ほどずつかけられるほどの手厚さです。実際に視聴率でも番組内の最高視聴率をこの時間帯に獲得している点からも、注目度が高かったことがうかがえます。
NHK紅白歌合戦の審査員が2022年12月21日に発表されました。紅白ゲスト審査員(2022)は10名で、芦田愛菜・黒柳徹子・西村宏堂・羽生結弦・坂東彌十郎・福原遥・松本潤・村上宗隆・森保一・吉田都です。
紅白歌合戦での勝敗の決め方は、第72回紅白歌合戦(2021)・第70回紅白歌合戦(2019)・第69回紅白歌合戦(2018)と概ね同じだと思っておくと良いでしょう。「紅白ゲスト審査員」の他にも、会場NHKホールの「客席審査員」とデジタルテレビからの「視聴者審査員」の3項目が存在します。それぞれの票数で上回るものが2つ以上ある組が優勝です。
たとえば、2018・2019の2回の紅白では、ゲストが紅組・客席と視聴者が白組の方が票数が多かったことで、いずれも白組が2-1で優勝しました。また、前回の紅白である第72回紅白歌合戦(2021)では、紅白ゲスト審査員が全員白組に投票した(6-0)一方で、客席と視聴者は紅組の方が票数が多かったことで、紅組が2-1で2年連続の優勝を飾っています。意外と3-0にならないのは興味深い点でしょう。
紅白歌合戦の視聴者審査は、2020・2021の方式が引き続き採用されています。視聴している時間によって投票できる票数が変わります。1回でも番組をつけると1票、5分連続視聴を10回達成するごとに票(ボール)が増える仕組みです。たとえば、紅白歌合戦を72分見てから別の番組に切り替え、また紅白を50分見たとしましょう。この場合、5分連続は、最初の72分で72÷5≒14回・次の50分で50÷5≒10回なので合計で24回となり、10回達成するごとに票が増えるため、2票+(合計3票)が入れられます。
紅白歌合戦の視聴者審査は、2020・2021の方式が引き続き採用されています。視聴している時間によって投票できる票数が変わります。1回でも番組をつけると1票、5分連続視聴を10回達成するごとに票(ボール)が増える仕組みです。たとえば、紅白歌合戦を72分見てから別の番組に切り替え、また紅白を50分見たとしましょう。この場合、5分連続は、最初の72分で72÷5≒14回・次の50分で50÷5≒10回なので合計で24回となり、10回達成するごとに票が増えるため、2票+(合計3票)が入れられます。
2020年の紅白での視聴者審査と異なるのが、獲得した最大5票の投票方法です。2020年の紅白では紅組か白組のいずれかに全てを投じていました。今年の紅白は2021と同様に、紅組:白組=2:3などと分けることもできます。長くテレビを付け続けると入れられるポイントが増えていきますので、特に裏番組を見る必要がないなら放置しておくのも一つの作戦かもしれません。
【参考資料】2021年の曲順と審査方法
2021年の紅白の審査員ではある予想が話題になりました。「今年の紅白は史上初の引き分け(紅組白組の両方優勝)になるのではないか?」という見立てです。この予想が出た背景には、ゲスト審査員の人数があります。これまでの紅白歌合戦では様々な審査方法が採用されてきましたが、NHK側が会場に呼び、番組内でのインタビューと紅白の審査を依頼するゲスト審査員の投票に比重が置かれることも多くありました。その際には、ほぼ毎回人数が奇数になるように設定されていたのです。
たとえば、先ほど触れた第69回(2018年)・第70回(2019年)では、ゲスト審査員はいずれも11人でした。ゲスト審査員が1人1票+視聴者と会場でそれぞれ数票ずつの場合でも第55回(2004年)のように11人と奇数のため、必ず紅白のどちらかにはポイントが入るわけです。偶数の場合もなくはありませんが、第57回(2006年)のように中間審査も含めてボールの数を多くすることで同点にはならないような工夫がされています。偶数だとしても第67回はゲスト自体は10人でしたが、ふるさと審査員も含めて11枠での投票だったことで必ず勝負がつくようになっていました。
数千人の会場での審査員・数十万人の視聴者審査員の投票では全く同じ票数になることは確率上ほぼ考えられないでしょう。しかし、今回のゲスト審査員は10人と偶数であり、5-5になる確率は数学上でも24.60%(252/1024)と割と高いのです。ちなみに、ちなみに、前回の紅白ゲスト審査員(2021)はわずか6人で、3-3になる確率は31.25%(20/64)でしたが、6人全員が白組に投票したことでこの心配は杞憂に終わりました。しかし、今年の紅白の審査員も偶数だったことから、「意図的に引き分けになるのを狙っているのでは?」との見立てがますます強まっています。
NHKは、『「ゲスト審査員」で投票数が多かったほうに、1ポイント』『2つ以上のポイントを獲得した組が「優勝」となります。』と記載していますが、2年も続けて引き分けの可能性に気付いていないことはさすがにないでしょう。仮に、「会場審査員」と「視聴者審査員」のポイントが割れ、ゲスト審査員が5-5だった場合には史上初の引き分け(優勝なし)になります。紅白歌合戦との名を持つ番組で勝敗を決しなかったことはなく、近年半ば意図的にその可能性を残したり、優勝旗の授与をしなかったりする点は、むしろ制作側が紅白歌合戦の存在意義を見失いつつあるという見方もできそうです。
今回は、紅白歌合戦の曲順発表を受けて、紅白歌合戦の歌の順番や時間、審査方法などをご紹介しました。タイムテーブルはあくまでも目安ですから、前もって準備し、気になる歌手の出番を逃さないようにしましょう。9月末から連載した紅白2022シリーズもこれで終了です。残り数日、体調に気をつけて、大晦日までの日々を楽しみましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。