紅白歌合戦での歌う順が気になるかもしれません。紅白での曲順やタイムテーブルがわかると大晦日の夜の予定も立てやすいですよね。「紅白2023は後半何時から~」といった詳細までは分かりませんが、紅白ではある程度の時間予想をすることは可能です。今回は、今年の紅白歌合戦の歌う順番はどうなのかを紅白歌合戦2023のタイムテーブル(分刻み)、および紅白ゲスト審査員など2023の紅白を楽しむ上で知っておきたい情報をご紹介します。(敬称略)
今年の紅白歌合戦の歌う順番は、2023年12月26日に発表がありました。紅白歌合戦の出場歌手の歌唱順は以下の通りです。
紅白の曲順からタイムテーブルを分刻みで予想してみましょう。紅白2023は後半何時からというのは明確には発表されていませんが、これまでの傾向通りであれば後半は21時からスタートします。つまり、前半が19時20分から20時55分までの95分間・後半が21時から23時45分までの165分間です。紅白歌合戦の曲順から予想される2023年の時間の目安は以下の通りだと考えられます。
グランドオープニングが実施されるというのがまず紅白のタイムテーブルを左右しそうな要素です。これまでであれば4.5分はオープニングに費やされていましたが、紅白歌合戦2022・2021と過去2年は司会者が開会宣言にステージに登場した直後に(番組開始から2分経たずに)1曲目がスタートしていますので、首振りダンスでブレイクした新しい学校のリーダーズのオトナブルー・JO1のNEWSmileなどを見たい方は早めに待機しておいた方が良いかもしれません。
紅白歌合戦2023の曲順の大きな特徴としては、前回2022よりも前半の歌唱順番が2組分多いことです。例年窮屈な前半でさらに多くの曲を披露することになるため、平均で1曲あたり3.8分とフルコーラスはまず無理で、かなり飛ばしていくものと考えられます。特に、中継が発表されている天童よしみ・山内惠介・濃厚なPerfume(カウントダウンライブ会場のぴあアリーナはいくら前半序盤とはいえNHKホールの渋谷からの移動は大変)・2組で歌唱するmilet×MAN WITH A MISSION、とその直前の歌手の間はMCもなく続けて曲披露になるため、間を2~3分とかなり短く予想しました。
紅白タイムテーブルのうち後半です。今年の紅白も後半は21時から始まります。例の通り企画ステージの方が目立つ構成ですが、特に最近追加出場が発表されたNew JeansやYOSHIKIなどはある程度時間をかけるものと考えられます。ミセスグリーンアップルの「ダンスホール」はニュース終了直後からスタートする可能性もあるため一応21:00にしていますが、初出場なのでできればトークの時間も欲しいところ。その場合は夜桜お七は数分後ろにずれます。ディズニーメドレーは5曲あると考えると8~10分くらいは取りそうですが、紅白2022のタイムテーブルと比較すると後半は2組少ないため、時間予想でも余裕があることがわかります。個人的に違和感があるのはラストの4組に特別企画が入っていないことです。最近はトリ前や3組前などに企画がまとまっていたことを踏まえると、23時台に何らかの企画が用意されているのかもしれません。
紅白歌合戦での勝敗の決め方は、第73回紅白歌合戦(2022)・第72回紅白歌合戦(2021)・第70回紅白歌合戦(2019)・第69回紅白歌合戦(2018)と概ね同じだと考えて問題ないでしょう。「紅白ゲスト審査員」の他にも、会場NHKホールの「客席審査員」とデジタルテレビからの「視聴者審査員」の3項目が存在します。それぞれの票数で上回るものが2つ以上ある組が優勝です。ちなみに、2022・2019・2018の紅白歌合戦では、ゲスト審査員は紅組・客席と視聴者は白組の方に投票数が多かったため、いずれも白組が2-1で優勝しました。逆に、2021の紅白歌合戦では、ゲスト審査員が全員白組(6-0)だった一方で、客席・視聴者審査員は紅組の方が多かったため、紅組優勝となっています。片方の組に寄らないのは興味深い点です。
紅白歌合戦の視聴者審査は、2022・2021・2020の方式が引き続き採用されています。視聴している時間によって投票できる票数が変わります。1回でも番組をつけると1票、5分連続視聴を10回達成するごとに票(ボール)が増える仕組みです。たとえば、紅白歌合戦を72分見てから別の番組に切り替え、また紅白を50分見たとしましょう。この場合、5分連続は、最初の72分で72÷5≒14回・次の50分で50÷5≒10回なので合計で24回となり、10回達成するごとに票が増えるため、2票+(合計3票)が入れられます。
2021年の紅白の審査員ではある予想が話題になりました。「今年の紅白は史上初の引き分け(紅組白組の両方優勝)になるのではないか?」という見立てです。この予想が出た背景には、ゲスト審査員の人数があります。これまでの紅白歌合戦では様々な審査方法が採用されてきましたが、NHK側が会場に呼び、番組内でのインタビューと紅白の審査を依頼するゲスト審査員の投票に比重が置かれることも多くありました。その際には、ほぼ毎回人数が奇数になるように設定されていたのです。
たとえば、先ほど触れた第69回(2018年)・第70回(2019年)では、ゲスト審査員はいずれも11人でした。ゲスト審査員が1人1票+視聴者と会場でそれぞれ数票ずつの場合でも第55回(2004年)のように11人と奇数のため、必ず紅白のどちらかにはポイントが入るわけです。偶数の場合もなくはありませんが、第57回(2006年)のように中間審査も含めてボールの数を多くすることで同点にはならないような工夫がされています。偶数だとしても第67回はゲスト自体は10人でしたが、ふるさと審査員も含めて11枠での投票だったことで必ず勝負がつくようになっていました。
数千人の会場での審査員・数十万人の視聴者審査員の投票では全く同じ票数になることは確率上ほぼ考えられないでしょう。しかし、今回のゲスト審査員は10人と偶数であり、5-5になる確率は数学上でも24.60%(252/1024)と割と高いのです。ちなみに、ちなみに、前回の紅白ゲスト審査員(2021)はわずか6人で、3-3になる確率は31.25%(20/64)でしたが、6人全員が白組に投票したことでこの心配は杞憂に終わりました。しかし、今年の紅白の審査員も8人という偶数だったことから、「意図的に引き分けになるのを狙っているのでは?」との見立てがますます強まっています。
NHKは、『「ゲスト審査員」で投票数が多かったほうに、1ポイント』『2つ以上のポイントを獲得した組が「優勝」となります。』と記載していますが、2年も続けて引き分けの可能性に気付いていないことはさすがにないでしょう。仮に、「会場審査員」と「視聴者審査員」のポイントが割れ、かつゲスト審査員が4-4だった場合には史上初の引き分け(優勝なし)になります。紅白歌合戦との名を持つ番組で勝敗を決しなかったことはなく、近年半ば意図的にその可能性を残したり、優勝旗の授与をしなかったりする点は、むしろ制作側が紅白歌合戦の存在意義を見失いつつあるという見方もできそうです。
紅白予想2023を振り返っていきます。出場歌手はこちらで予想したものの、特別企画での出場歌手を大幅に読み違えるという結果に終わりました。第二弾は紅白歌合戦2023の出演者の曲目の予想です。12月中旬時点で発表されていた出場歌手のうち、歌唱曲目が不明の紅組22組・白組21組・企画4組の47組が対象に行いました。(詳細)
結果はこちらです。白組で紅白初出場となるミセスグリーンアップルの楽曲がケセラセラではなかったのが完全な予想外でした。昨年に続き白組よりも紅組の方の的中率が高いですが、今までほぼ外していたゆずと福山雅治の曲目を的中させ、現時点で確定ではない伊藤蘭のキャンディーズメドレー・MISIAの「傷だらけの王者」を含むメドレーも演出内容や出演者を見る限りは的中となる可能性が高く、史上初となる紅白での楽曲予想の過半数的中となるかが注目されます。
最終結果です。MISIA・伊藤蘭の紅白でのメドレーでも曲目が的中したため、楽曲予想で初めて的中率が5割(正解が過半数)を達成しました。特に、紅組での健闘が目立ちます。今回の紅白は、特に紅組はその出場歌手が何を歌うのかがはっきりしている、象徴的な曲が多かったということでしょう。
今回は、紅白歌合戦の曲順発表を受けて、紅白歌合戦の歌の順番や時間、審査方法などをご紹介しました。タイムテーブルはあくまでも目安ですから、前もって準備し、気になる歌手の出番を逃さないようにしましょう。9月末から連載した紅白2023シリーズもこの記事で終了です。体調に気をつけて、大晦日までの日々を楽しみましょう。今年も最後までお読みいただきありがとうございました。