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京都大学(京大)の出願状況、倍率は2022が2021より低い?これまでの推移と比較

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京都大学を志望されている方あるいは受験生の方は、出願状況が気になるかもしれません。最新の動きを知るとともに、京大の倍率が低いのか高いのかも把握しておきたいですよね。今回は、京都大学(京大)の出願状況の最新情報に加え、京都大学(京大)の倍率を2022と2021など歴代の推移と比較してご紹介します。

◎今年(2022年)の京都大学の出願状況、最新の情報まとめ


まず、京大(京都大学)の出願状況のうち、2022の情報を見ていきましょう。こちらでは、京都大学が公表している出願状況の最新のものを更新し、募集人数および志願者数を学部・学科別に記載します。なお、京都大学の募集人員は、一般選抜の前に行われている特色入試の入学手続きによって最終的な人数が変わるため、2月24日前後までは暫定値です。

【2月3日時点】


唯一の後期試験である法学部の特色入試は倍率が17倍ほどと高めですが、京都大学の前期試験ではほとんどが2~3倍ほどになっています。文系学部は募集人員が50人未満である教育学部は3倍台ですが、その他の法学部や文学部などは学部間での差はそれほど大きくありません。また、理系学部のうち、文理共通で募集人員の少ない総合人間学部・教育学部・経済学部は受験人数の割合が高めの数字になっていますが、医学部・理学部・薬学部・工学部・農学部は2.2~2.6倍に集中しています。

●京都大学の出願状況、最終の数値まとめ(募集人員は直前まで変更あり)


【出願締め切り時の確定人数】出願を迷っていた受験生も多かったようで、2月上旬の途中経過から数日で500人ほど増加しました。特に医学部人間健康科学科182人→217人と1.2倍ほどに増えており、倍率も一気に3倍を超えてきています。また、共通テストの採用科目が社会のみの総合人間学部(理系)も184人→207人(1.12倍)で今年度も2段階選抜が確実な状況です。

◎京大の出願状況、2021・2020はどうだったのか?


次に、京都大学の出願状況の2021の数値をみていきましょう。募集人員は工学部地球工学科以外は2022と変わっていないため、多くの学部で出願者の増減がそのまま倍率の差につながっています。2021年のほうが出願者が多い学部は、総合人間学部・文学部・経済学部文系・理学部・医学部です(法学部は同値)。一方で、総合人間学部理系・薬学部・工学部・農学部・医学部人間健康科学科・経済学部理系・教育学部は2022年のほうが出願者は上回っています。出願倍率としては、文系が2.34倍(法学部)~3.90倍(総人文系)・理系のうち募集人数の多いところで2.35倍(農学部)~3.07倍(人健)と比較的に幅があるのが特徴です。


さらに、京都大学の出願状況の2020です。この年は理学部が5人・農学部が2人(森林学科)一般選抜の枠が減少する前であり、前期試験全体としては募集人員が7人多いですが、出願数は2021年よりは302人多く、2022年よりも137人多い人数でした。学部別でみるとこの2年間で、文学部が13分の1にあたる55人・法学部が8分の1にあたる100人ほど・経済学部が2割弱にあたる100人ほどと、文系学部で大きく出願数が減っていることがわかります。一方理系学部は農学部・工学部・薬学部は増加、医学部・理学部は減少と割れていて、総数ではそれほど変化がないのが特徴です。

◎京大(京都大学)の倍率、2021よりも低い?これまでの推移と比較


2022年は共通テストが全体的に難しくなったこともあり、京大の倍率は下がると予想されていました(共通テストの記録はこちら)。締め切りの数日前の数値では減少しているところが多かったものの、最終盤に全体で500人以上増え結果的には2021年を上回っています。出願を最終盤まで迷っていた受験生が少なからず存在していたのかもしれません。

さて、それほど詳しい記憶はない中で、ある学部の卒業生としても「2.○○倍」というのは明らかに低く、数年前と比較すると数百人ほど減っているような印象を抱きました(この人数ではかつての私の受験番号がありません)。そこで、京都大学の倍率が2022とそれまでの年ではどの程度違うのかを見ていきます。


こちらは、2012年以降の学科別および前期試験全体での倍率です。いずれも出願者数÷募集人員で計算を行いました。特徴として挙げられるのは、京都大学の倍率は2018年以降は概して減少傾向にあることでしょう。2022年は上がっている学部もありますが、多くの学部で左肩下がりになっていることがグラフからもうかがえます。

●京大文系の倍率の推移はこちら

●京大理系の倍率の推移はこちら

◎京都大学の出願期間はいつからいつまで?


京都大学の出願期間がいつからいつまでなのかが気になるかもしれません。2022年度の京都大学の入試では、出願にあたりインターネット出願システムでの出願登録・入学検定料納入・必要書類の郵送の3つの作業を行う必要があります。インターネット出願の登録と入学検定料の納入期間は、2022年1月17日(月)10時から2022年2月4日(金)17時までです。また、出願書類の受理期間は2022年1月24日(月)から2022年2月4日(金)17時までで必着であることが求められます。試験本番での持参はできず、全ての手続きを終了する必要がありますので注意しましょう。なお、特例措置も設けられており、大学入学共通テストを1月29日と1月30日の追試験・再試験の日程で受験した場合には、2月5日の17時までに到着したものは受理されます。

◎まとめ


今回は、京都大学の入学試験で各学部の出願状況がどのようになっているのかと、過去10年間の倍率をご紹介しました。年によっては数百人規模で変化することもあるのが大きな特徴です。推薦枠が増えてきていることもあり、募集人員は年々減少傾向にありますが、出願数が今後どのように推移していくのかが注目されます。最後までお読みいただきありがとうございました。

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