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ダイヤ改正でJR西日本では新快速の減便など、2022の時刻表の変化は?

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ダイヤ改正2022でJR西日本の時刻表がどう変わるのかが気になるかもしれません。
これまで利用している電車の時間が変わる、あるいは減便対象なのかは把握しておきたいですよね。今回は、ダイヤ改正でJR西日本での時刻表が2022年3月以降どうなるのかをご紹介します。

◎ダイヤ改正は2022のいつ?


ダイヤ改正が2022のいつに行われるかが気になるかもしれません。JR西日本の時刻表の 改正は決まった時期に実施されることが多いです。JR西日本ではダイヤ改正が2022年は3月12日に行われ、3月11日まではこれまでの時刻表で運行されます。以下では過去の春のダイヤ改正の実施日を記録しました。共通しているのは改正日が土曜日であることです。また、3月上旬(2017年)や3月下旬(2016年)の例もありますが、多くは3月12日から3月17日の間に集中しています。

◎ダイヤ改正で通勤時間はどうなる?JR西日本の減便(2022)は最大規模に、時刻表の変更点


生活様式の変化などを背景に、JR西日本では減便が2022には歴代最大規模になる見通しとなりました。京阪神エリアにおいては全体で100便ほど減少すると言われています。JR西日本ではラッシュ時の減便が目立ったのもポイントです。


たとえば、神戸線ではダイヤ改正によって、快速電車(橙色)が1本・普通電車のうち京都線に入る便が1本・東西線に入る便(桃色)が1本減少しました。また、JR神戸線・JR京都線を各駅に停車して琵琶湖線に入る唯一の普通電車の草津行きが高槻止まり・唯一京都駅で切り離しを行い米原と敦賀に向かう新快速電車が米原行きになるなど、珍しい特徴のあった便の廃止が相次ぎます。(→後に詳細なダイヤが発表され、分離新快速は存続、普通電車草津行きは宝塚線からの乗り入れに切り替えと判明)。以下の時刻表は、ダイヤ改正前後での三ノ宮駅での発車時刻の変化を表したものです(青は新快速・水色は新快速で湖西線経由)。


通勤時間帯の運行本数の見直しは夕方の帰宅ラッシュでも行われました。19時7分に大阪駅をJR神戸線方面へと出発する新快速がダイヤ改正により運転取り止めとなります。また、JR京都線方面へは、大阪駅を18時52分発の新快速電車が廃止となりました。夕方の大阪始発の電車のうち、神戸線方面の3本と18時22分発の湖西線へと向かう新快速(湖西線唯一の快速)と18時37分発の8両の新快速は引き続き運行される見込みです。


当方の以前の記事でも、乗降客の多いJR京都線やJR神戸線において、大阪駅から確実に座れる列車として触れていました。しかしながら、座りやすいつまり乗客数が少ないということで、この度廃止の方向となっています。

◎新快速の減便など、JR西日本のダイヤ改正後の時刻表で、1時間に1本に変わるのは?


今回の時刻表の改正で、JR西日本の近畿エリアでは1時間に1本になる区間や時間帯が増加します。JR西日本で減便したのは、学研都市線の同志社前と木津の間(11~14時台)・嵯峨野線の亀岡駅と園部駅の間(11~15時台)・湖西線の近江舞子と近江今津の間(10~15時台)・草津線の草津と貴生川の間(11~14時台)・万葉まほろば線の奈良と桜井の間(11~14時台)・和歌山線の王寺と高田の間(11~14時台)・加古川線の加古川と厄神の間(9~15時台)・姫新線の姫路と播磨新宮の間(10~14時台)です。なお、全てで1時間に1本になるわけではなく、平日のみの場合もあれば方向・駅による場合もあります。


特に、JR西日本のダイヤ改正で京都線の周辺で大きな変化となるのが、琵琶湖線の一部区間での新快速の減便です。現在、京都駅から琵琶湖線方面へと向かう昼間の電車は、1時間あたり普通電車(各駅停車)が4本、新快速電車(通過駅あり)が3本走っています。


このうち、米原駅に向かう新快速電車が、途中の草津止まりとなるのです。つまり、約半数が野洲止まりとなる中で滋賀県の北側にアクセスできる1時間に4本(普通と新快速が2本ずつ)あった電車が3本になります。特に米原方面や長浜方面に向かう場合にはダイヤの変化に注意が必要でしょう。(以下は推定ダイヤ)


草津駅では普通電車と接続するわけではなく、米原方面に向かう場合には10分ほど後に京都駅を出発する普通電車が来るまで待つことになります。この電車は大阪駅でみると7分ほど早く出発し、途中で新快速が追い抜くのがこれまでの状況でした。これが草津行きになったため、野洲より北側の各駅へは普通電車を選んだ方が京都線内で座りやすくかつ乗り換えなしでアクセスしやすくなるかもしれません。


先程の朝の通勤時間帯の時刻表を改めてみてみると、ラッシュ時も運転区間の短縮が目立っています。黄緑の枠で囲った箇所が、今回のダイヤ改正で以前よりも手前の駅で終点となる電車です。残っている便だけを比較しても近江塩津→米原が2本・長浜→野洲が1本・米原→草津が1本と、近江塩津~長浜および米原~野洲間が2本・長浜~米原間が3本と目立った減り方をしています。(湖西線の方では近江今津~敦賀間が2本)

◎米原駅での新幹線への乗り換えはどう変わる?JR西日本の時刻表の改正での変化


琵琶湖線方面などで昼間時間帯の一部区間での減便によって、米原駅での新幹線などへの乗り換えが気になるかもしれません。現在の米原駅の時刻表は、長浜・福井方面の北陸線が56分発の特急しらさぎ、大垣・名古屋方面への東海道本線が0分頃と30分発の普通に加えて50分頃発の特急しらさぎ、名古屋・東京方面への東海道新幹線が33分発のこだまと57分発のひかりです。


これまでは、新快速に乗ると米原駅に着くのが23分前後でした。1本あとの普通電車に乗ると到着が44分前後になります。他の路線が大きく時間変更をしない限りは、今まで乗れていた30分発普通と33分発こだま、土日祝日の10時30分発の新快速豊橋行きへの乗り換えができなくなるわけです。東海道本線は特急を選ばない場合は待ち時間が発生し、東京方面の新幹線はひかりへの乗り換えを考えると若干慌ただしくなる点は押さえておくと良いかもしれません。

◎JR西日本の終電時間が繰り上げに


今回のダイヤ改正では、JR西日本エリアでの終電時間の繰り上げも目立ちました。たとえば、大阪環状線では、大阪駅で最大9分・天王寺駅で最大16分早く最終電車が出発します。また、草津線は草津駅23時54分発が23時31分発に変わることで、京都駅はこれまでよりも25分早い22時56分・大阪駅ではこれまでよりも40分早い22時20分までの出発が必要です。近年は飲み会なども減り、終電ぎりぎりになることは少なくなったかもしれませんが、帰りが夜遅くになる場合には乗り換えに注意した方が良いでしょう。

◎おおさか東線の車両は221系へ、201系引退で新大阪駅では見納めに


JR京都線関連では、新大阪駅から出ているおおさか東線で利用されている車両が変わります。普通電車で使用されるものがおおさか東線でも221系に統一されるのです。これまでおおさか東線で見られていた黄緑色の車両である国鉄201系は引退となり、新大阪駅でも2022年3月11日をもって見納めとなります。(写真は2022年2月、人身事故で新大阪駅に長時間停車した際に撮影)

◎まとめ


今回は、JR西日本のダイヤ改正(2022)によって時刻表がどう変わるのかをご紹介しました。例年と比較すると減便の度合いは大きな変化であり、通勤時間帯や土日の昼間など使う可能性の高い時間帯も含まれているのが特徴です。特に普段利用している時間帯に減便や時刻変更がある場合には、乗り換えや出発時間などに注意を払っておくと良いかもしれません。最後までお読みいただきありがとうございました。

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