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内定・内々定で気をつけたい、就活でのオワハラ・囲い込みとは?対処法も

仕事・キャリア・就職活動


オワハラや、就活での囲い込みとはどのようなものかが気になるかもしれません。就活でオワハラなどがあったときにどうするのが良いのか、対策も知っておくと安心できますよね。就活生の囲い込みは内定前にかけてよく行われるのが特徴です。今回は、内々定のあとのオワハラ・囲い込みにどのようなものがあるのかや就職までにできる対処法についてご紹介します。

◎内定者の囲い込みとは?就活(就職活動)で行われる理由・背景


就活での囲い込みとはどのようなものなのでしょうか。囲い込みとは、就活をしている人に対して企業が、他社の選考を控えさせて自社に入社させようとする行動です。採用活動には多額の費用や労力がかかるため、企業は内定辞退を避けたいと考えます。また、新卒採用は経営計画に直結するため、人員が不足すると再調整が必要です。さらに、内定承諾後の内定取り消しを学生は理由を問わずできるのに対し、重大な問題がない限り企業側はできません。そのため、内定や内々定のあとは囲い込みによって学生を入社に導こうとするのです。


◎就活での囲い込みの対処は:インターン・内定前・食事など


内定者や就活生は囲い込みにどう対応すれば良いのでしょうか。就活の囲い込みの対処には、就職までのどのような場面で起こるかを押さえておくことが大切です。早期選考をはじめとする囲い込みの事例をいくつかご紹介しましょう。

●早期選考による囲い込みの事例


早期選考による囲い込みは最近の就活ではよく行われている方法です。早期選考はより優秀な人材を獲得し、入社までの関係構築や準備をしやすくなります。万一の辞退の備えとしても、早めの内定は有効でしょう。問題は、内定者に囲い込みで他の企業を受けさせないように仕向けることです。例として、就活の本番時期に研修やイベントを重ねて、他社選考を阻むケースがあります。また、「他の会社に内定した場合には消滅する」などと言われることもあるかもしれません。しかしながら、入社の6月前にあたる10月までは複数社の内定(正確には内々定)を持っていても何の問題もなく、内定承諾後でも就職活動は続けられます。他の企業の内定を受けても、上書き保存のように内定が消滅するわけではありません。気になる企業があれば内定承諾後も就活(就職活動)をすることで、最終的にご自身が一番納得できる1社に絞り込んで入社すれば良いでしょう。

●就活での囲い込み、インターンも要注意?


就活の囲い込みはインターンでも起こり得ます。週2回など頻繁に求められると、学業や他社の選考との両立が難しくなるでしょう。また、競合の選考日程と敢えて被せることで、どちらかにしか参加できない状況を作る場合もあります。就活での囲い込みとして内定前だった場合、「参加者を希望配属にする」と伝えられる場合もあるかもしれません。「入社前インターンに参加しないと希望の職種に就けない」という不安から参加を決めてしまい、結果的に企業の狙い通りになります。入社前インターンは雇用契約前なので、参加は自由であり拘束は望ましくありません。


就活生がこの囲い込みに乗せられないためにも、日程の調整が可能かどうか、事前に確認しておくのがおすすめです。特に募集要項にインターンシップへの参加が明記されていないのに「この日しかありません」と強く言われる場合など、予定の調整が利かないイベントは囲い込みのサインと考えましょう。一方的な日程指定をする企業は、入社後も社員の都合を考慮しない傾向があるかもしれません。費やす時間に見合う価値があるかどうか、自分の意思で慎重に判断しましょう。

●就活での囲い込み、食事に誘われたら…


就活での囲い込みとして食事に誘われることもあるかもしれません。食事は本音が出やすく、信頼関係を築きやすい場でもあります。問題は、この食事会が囲い込みを目的に開催されている場合です。内定者に食事会やパーティーを頻繁に誘うことで、内定を辞退しにくい状態になるでしょう。企業の印象をよく見せるために、社内でも選ばれた社員が登場するケースもあり、入社後とのギャップに注意が必要です。

↑筆者がインターンや食事会でご馳走になった品々


囲い込みかどうかを見極めるには、その食事会に必ず参加しなければならないかを聞いてみるのが一つの方法です。予定を調整してもらえない場合は、囲い込みの可能性があります。また、食事会以外の機会を通して実際の職場環境を確かめるのもおすすめです。社内見学や内定者インターンを通じてオフィスや従業員の様子を見てみましょう。食事会と異なる雰囲気の社員がいる可能性もあるため、多角的に判断することが大切です。

◎[就活]新卒エージェントも含め注意の、オワハラとは?事例と対策(どうする)


囲い込みがあっても、内定辞退が簡単なら問題ありません。しかし、その難しさの背景には内々定からのオワハラの存在があると考えられています。就活でのオワハラとは、「就活終われハラスメント」の略で、企業が就活を強制的に終わらせようとする行為です。オワハラの事例としては、「最終面接で同時進行中の他の選考や内定を辞退する電話をかけさせられる」「自社の内定を辞退する場合には、親や大学に不利益を与えると脅す」などが挙げられます。これは職業選択の自由を妨げる行為であり、学生の無知や不安につけこむ企業もあるかもしれません。では、オワハラがあったらどうするのが良いのでしょうか。

●オワハラがあったときの対応①


オワハラへの対応として一番良いのはその場できっぱりと断ることです。「オワハラをするような企業には入社しません」と。入社後も良い関係を築ける企業かどうか、見極める視点を忘れないようにしましょう。

●就活終われハラスメントへの対策②


オワハラを相談しても、状況を変えるのが難しいこともあります。そこで、就活のオワハラへの対策として、自衛のためにボイスレコーダーを持参して記録するのも一つの手段です。最近は携帯電話やスマートフォンの録音・録画機能でも簡単に記録できます。発言内容が明らかで、解決する際の有力な証拠となるでしょう。

●就活でオワハラへの対処法③


就職エージェントなどからオワハラのリスクの低い企業を紹介してもらうのもおすすめです。リスクを避ければ、自分に合った企業に時間を集中できます。また、オワハラの事例がある企業を受けないのも対処法の一つです。事前にネットの口コミや経験談から企業の評判を調べておきましょう。もちろん他の人の意見が完全に参考になるとは限りませんが、事前に知っているかどうかで、心構えには大きな差が生まれます。

◎まとめ


今回は、囲い込みやオワハラが就活においてどのようなものかをご紹介しました。囲い込みとは就活の内定辞退を防ぐ目的で行われることがあり様々な形で現れます。オワハラは就活終われハラスメントと言われ、さらに強制的に終わらせようとする行為で、明確な対処と心構えが必要です。就活で自分に合った企業を選ぶために、新卒エージェントなどもつかいオワハラなどの情報収集と冷静な判断をしながら進めていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

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