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選挙の投票の方法は?初めての選挙で気になる投票用紙(比例代表)の書き方や無効の例

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「選挙が初めてでわからない」選挙に初めて行く際には、どのように投票するのかが不安かもしれません。選挙の流れや投票方法を知り、初めてでも万全の状態で臨みたいですよね。今回は、初めての選挙の際などに知っておきたい、やり方や投票に必要な持ち物などをご紹介します。



◎衆議院選挙での投票を初めてする際に知っておきたい、3つの投票のやり方


選挙で初めての投票の場合には、「選挙は投票日に投票所に行かないといけないのでしょう?予定を空けておかないといけないのは面倒だな」と思うかもしれません。実は、選挙の投票のやり方には大きく分けて3つあり、それぞれ実際の流れ・日程・事前の準備などが異なるのです。そのうちひとつは、「選挙の投票日当日に投票する」ことですが、それ以外にもあります。残りのふたつは、期日前投票を利用すること・不在者投票を利用することです。それぞれについて順番にみていきましょう。



◎選挙での期日前投票のやり方・持ち物・場所


当日に都合があり投票に行けない方向けに、期日前投票と呼ばれる制度が存在します。面倒な手続きが必要そうな感じがするかもしれまんが、期日前投票のやり方は当日投票とほぼ同じです。期日前投票の持ち物は、やはり同様に入場券または身分(住所)が証明できるものを用意しておきましょう。投票用紙や名前を書くための鉛筆などは投票所にありますので、準備する必要はありません。

通常の選挙とは異なる点が2つあります。一つ目は、選挙での投票場所です。期日前投票の場所は、選挙権のある地域内なら所定の投票所とは違う場所からも選べます。二つ目は、投票の際に行う作業です。投票に先駆けて、当日に投票できない理由を記載する作業が加わります。期日前投票の持ち物・やり方に関しての詳細は、こちらの記事で触れておりますので、参考にしていただけますと幸いです。



◎不在者投票の持ち物・やり方・場所


引越しで住所変更をしないと実家に住民票があることになります。実家から一人暮らしに変える際に住所変更をしないと、住民票は移さない状態のため、地元での投票が必要です。しかし、遠方に暮らしている場合には、選挙のために帰省するのが大変なこともあるでしょう。その際に、利用できるかもしれない制度が、不在者投票です。

下宿先や一人暮らしで住民票が実家にあるとき、いくつかの手続きを経ることで、不在者投票によってその場所から地元の選挙管理委員会に投票用紙を送れるようにします。不在者投票の持ち物は、住民票のある市町村選挙管理委員会から届く投票用紙です。不在者投票のやり方にも関係しますが、事前の手続きがいくつか必要な点は普段の投票とは大きく異なります。不在者投票のやり方や持ち物に関してはこちらの記事で詳しく触れていますので、参考にしていただけますと幸いです。



◎住民投票・参議院選挙・衆議院選挙の投票での持ち物は?


住民投票・参議院選挙・衆議院選挙など投票での持ち物は、『入場券または身分(住所)が証明できるもの』です。投票用紙や名前を書くための鉛筆などは投票所で用意されていますので、準備する必要はありません。もし感染症対策で接触を避けたいなどの場合には自前のものを用意しておくと良いでしょう。参議院選挙や住民投票の持ち物として先ほど、『入場券または』と記したのは、なくても投票できる可能性があるためです。投票所では、住所と整合して誰が来たのかを調べています。そのため、その人だとわかれば入場券である必要はないのです。届く前に選挙の投票をしたい場合には、身分が証明できれば投票の持ち物としては問題ないことも押さえておきましょう。



◎衆議院選挙・参議院選挙のやり方・投票の流れ


衆議院選挙・参議院選挙など当日に行う場合のやり方をみていきます。選挙の投票は、予め指定されている投票所に出かけて行います。どれだけかかっても5分以内に終わるでしょう。一連の流れを以下でご紹介しますが、現地でも案内がありますので、全てを覚えようとしなくても大丈夫です。なお、投票できる時間帯は午前7時から午後8時までが一般的ですが、午後4時以降は繰り上げて終了する投票所もあるかもしれませんので、なるべく早めにお出かけになることをおすすめします。



●投票所に出かける:選挙によっては投票所とは違う場所でできることも?


まず、住民票のあるご自宅に郵送される入場券を確認し、記載されている投票所に行きましょう。最寄りの公民館・役所・小学校などが指定されていることが多いです。もし、選挙を投票所とは違う場所で済ませたいのであれば、期日前投票の利用をおすすめします。期日前投票であれば、商業施設や大学などのアクセスしやすい場所でも投票ブースが設けられていることも多く、買い物や授業のついでに、立ち寄って投票できるのです。上記で紹介した持ち物を常に携帯しておくと良いでしょう。


●名簿の照合と投票用紙の受け取り


投票所では、投票管理者・立ち合い人・受付係を含めて10人ほどが同席しています。最初に入ったときには驚くかもしれませんが、気にせずに進みましょう。受付で入場券と宣誓書兼請求書を手渡して、名簿との照合が行われます。その人がその選挙区で選挙権(投票できる権利)があるのか、まだ投票していないかなどを確かめるのが目的です。数十秒ほどの手続きが完了すると、投票用紙が交付されます。


●投票記載台で記入⇒投票


受け取った投票用紙と鉛筆を持って、投票記載台に向かいましょう。投票記載台のイメージは上記の画像のような感じであり、台の正面には、記載する候補者あるいは政党名の書かれた紙が貼ってあります。投票用紙は二枚渡されるのですが、間違って投票することを避けるためにも、2回に分けられることも多いです。一般的には、選挙区⇒比例代表の順に渡されます。投票用紙の書き方や注意点と、この2つの投票がどのようなものなのかをみていきましょう。



◎衆議院選挙での投票用紙の書き方は?無効になる事例などの注意点


衆議院選挙などでの投票用紙の書き方はそれほど難しくはありません。受け取った投票用紙を持って投票記載台に向かうと、そこには基本的に候補者または政党の名前が書かれています。そのまま書き写せば問題ないのですが、せっかく投票しても無効になってしまうこともある点は注意しましょう。

無効票になる原因としてよく挙げられるのが、候補者または政党の中でないものを記入した・複数記入している・字を間違えて誰なのかがわからない(案分票として認識されることも)などです。投票記載台の候補者名の一部は漢字になっていますが、全てひらがなで書いても認められます。また、政党名は、短縮版もあるのが特徴です。急ぐ必要はありませんので、慎重に書き写していきましょう。



◎選挙区、参議院選挙での比例代表(比例区)の投票方法


先程、無効票の話題の中で、「投票記載台の候補者名」「政党名」などという言葉がでてきました。これらが、実際に投票用紙に記入するものです。2回に分けて投票用紙が配られる場合、1枚目の投票用紙には「候補者名」を、2枚目の投票用紙には「政党名」をそれぞれ書きます。どのようなイメージなのかをそれぞれみていきましょう。


●1枚目の投票用紙:小選挙区(衆議院議員選挙)・選挙区(参議院選挙)


2枚同時ではなく別々に配られた場合には、最初にもらうのがこちらです。選挙区とは、ご自身がお住まいの都道府県またはその中でいくつかの地域に分けられた選挙区域ごとに、立候補者から1人だけを選ぶ形式です。衆議院選挙では小選挙区と呼ばれるもので、参議院選挙では選挙区と呼ばれています。


このようにして、政党などの公認または無所属で出ているうちの一人の名前を記入します。注意したいのは、正確に名前を書かなくてはならないことです。漢字の間違い、氏名のいずれかが異なる、政党名で記入しているなどは無効とされてしまうことがあります。名前を記入する台には、上記のような形で名前が記載されていますので、それをそのまま写せば問題ありません。


●2枚目の投票用紙:比例代表


別々に配られた場合には、2回目にもらう投票用紙を指します。比例代表とは、得票数に応じて政党または政治団体に議席が配分される制度です。参議院議員選挙では全国比例区での投票となり、日本どこからでも同じ候補者に投票できることを押さえておくと良いでしょう。一方で、衆議院選挙では、全国が9つのブロックに分かれており、そのブロック内に登録されている候補者が上位から順番に当選していきます。候補者が選べない点は注意です。



衆議院議員選挙では、比例代表に立候補している個人を選ぶことはできず、政党または政治団体名のみを記入します。一方で、参議院議員選挙で書けるのは、政党名または比例代表に立候補している方の個人名のどちらかです。たとえば、下のものであれば、D党と書いても良いですし、▲▲と個人の名前を書いても構いません。両方を記入すると無効になるかもしれませんので注意しましょう。



◎まとめ


今回は、選挙が初めてでわからない方向けに、場所・持ち物・流れや投票用紙の書き方の注意点をご紹介しました。投票するためには、身分が証明できるものまたは入場券が必要です。また、せっかくの投票が無効にならないように、選挙区と比例代表の書き方が違うことを押さえておくのをおすすめします。最後までお読みいただきありがとうございました。


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